本文へジャンプする。
本ウェブサイトを利用するには、JavaScriptおよびスタイルシートを有効にする必要があります。
生協の食材宅配【生活クラブ】
国産中心・添加物削減・減農薬
安心食材をお届けします
ここからサイト内共通メニューです。

【日藝×生活クラブ】学生たちが取材の成果を組合員や提携生産者にプレゼンしましたー「私たちは物語を食べている」という切り口を提案

「やさしい牛肉」学生たちが見つけた牛肉の価値

【日藝×生活クラブ】学生たちが取材の成果を組合員や提携生産者にプレゼンしました

日藝×生活クラブ
 
生活クラブ連合会では、日本大学芸術学部と連携し、学生が社会課題をテーマに実際に産地を取材し、表現を通して考えるプロジェクトを、2023年から継続して実施しています。2025年度で3年目となる今回のテーマは、「食料の国内自給」。今回のプロジェクトでは、「牛肉」を題材に、生活クラブの牛肉の生産・製造現場や、冷凍総菜の加工工場などを日藝の学生14名が訪問。取材で学んだ内容をもとに、冊子やポスター、動画といった制作物にまとめました。

2月3日、その成果を発表するプレゼンテーションが行なわれました。会場とオンラインには、生活クラブの組合員や提携生産者など多くの関係者112名が参加し、学生たちの発表に耳を傾けました。

すすむ牛肉離れ―好きだけれど、気軽には買えない食材

生活クラブでは、組合員の「安心でおいしい牛肉を食べたい」という想いから、子牛を育てるところから精肉の加工までを、グループ内及び地域内で一貫管理しています。
今回のプロジェクトの背景には、生活クラブの牛肉を取り巻く現状があります。生活クラブにおける牛肉の消費量は、この20年ほどで大きく減少しており、かつて700トンを超えていた年間の消費量は、現在ではおよそ半分程度まで落ち込んでいます。

日本国内全体でも牛肉の消費量は減少傾向にあり、物価の高騰や家計意識の変化などを背景に、牛肉は「好きだけれど、日常的には手が伸びにくい食材」になりつつあります。いわゆる「牛肉離れ」です。

こうした状況は、若い世代にとってより顕著です。本プロジェクトのメンバーが日藝の学生108人を対象に行なったアンケートでは、「牛肉は一番おいしいと思う肉」と答える人が多い一方で、家庭で牛肉を食べる頻度は「月に1回程度」という回答が目立ちました。「ごちそうのイメージが強い」「値段が高く、気軽には買えない」といった声も多く、牛肉は身近な食材というより、特別な存在として捉えられていることがうかがえます。

牛肉をめぐる物語に思いを馳せ、食べ続けたい

学生たちは2025年9月に生活クラブの牛肉の生産者である北海道チクレン農業協同組合連合会(以下、北海道チクレン)、また、同年10月に牛肉とごぼうライスバーガーの生産者である全国農協食品株式会社を訪れ、取材しました。

北海道では肥育農家や酪農家、そして牛肉の加工場を訪れ、「生きものとしての牛」が牛肉になるまでの過程を目の当たりにしました。365日休むことなく続く世話や、成長にあわせて細やかに工夫される飼料や寝床。さらに、大切に育てられた牛が牛肉へと加工されていく場面にも立ち会いました。淡々と、丁寧に積み重ねられていく日々の営み。牛が生まれてから牛肉に変わり、手元に届くまでの道のりについて何ひとつ知らないことに気づいたといいます。
武内牧場_ポスター_日藝PJ2025
 
美生ファーム
 
㈱なかしゅんべつ未来牧場①_ポスター_日藝PJ2025
丁寧に、愛情をもって牛を育てる生産者のまなざしが印象的なポスター

そうした体験を重ねるなかで、学生たちは、ふだん何気なく口にしている「いただきます」という言葉の意味を、あらためて考えるようになりました。それは、食材となった命への感謝だけでなく、その命を育て、つなぎ、届けてきたつくり手の人たちに向けられた敬意の言葉でもあるのではないか、と気づいたのです。

そして、その気づきの先にたどり着いたのが、「やさしい牛肉」という言葉です。
「やさしい牛肉」とは、味や価格のことだけではありません。牛を育てる人のやさしさや、命を扱う責任を引き受ける覚悟。そして、その営みを知ったうえで食べる側が持つまなざし。そのすべてを含んだ言葉として、学生たちはこの表現を選びました。

 
牛肉の生産現場で、学生たちが見て、感じ、たどり着いた思いがつづられた冊子「やさしい牛肉の旅 - 私たちは物語を食べている - 」

学生たちは、次のようにプレゼンを締めくくりました。

「大切に育てられた牛が、牛肉になる。と畜の工程を見学したあと、プロジェクトメンバーの感じ方はそれぞれでした。『しばらく牛肉を食べられそうにない』という声もありました。でも、私はおいしく、そして幸せを感じながら食べたいと思いました。
なぜなら、牛肉の生産は止められないからです。牛が生まれ、育ち、牛肉となり、私たちのもとへ届く。その営みのサイクルは、誰かの気持ちひとつで変えられるものではありません。そして、その輪のなかに、私たち消費者もたしかに組み込まれています。
だからこそ、私たちにできることは、時折立ち止まり、想像することではないでしょうか。牛肉をめぐる物語や、食材となった命、つくり手の思いに心を寄せながら、おいしくいただく。その積み重ねが、私たちにできる選択の一つだと思います。」

食べることは、命をいただくこと。その当たり前で見過ごされがちな事実を、学生たちは取材を通してすくい上げました。冊子や動画、ポスターなど学生たちの手による制作物や「私たちは物語を食べている」というキャッチコピーには、そうした時間と気づきが込められています。

 
会場でスライドや動画を交えながらプレゼンする学生たち

命をいただくことの意味を、あらためて伝えていきたい

■生活クラブ神奈川 籠島雅代さん
「生活クラブの牛肉を日常的に食べていても、生産の現場を訪れたことはありませんでした。学生のみなさんのまっさらな視点を通して、牛肉が届くまでの時間や物語をあらためて感じることができました。おおぜいの仲間たちに、このことを伝えていきたいです」 


■北海道チクレン農業協同組合連合会 竹田伸さん
「学生のみなさんが真摯に現場と向き合い、言葉にしてくれたことがうれしく、『いただきます』が敬意の言葉だという気づきに、あらためて考えさせられました」 


■(株)なかしゅんべつ未来牧場 友貞義照さん
「乳牛は、子どもを育てるためにお乳を出しています。それは、体を削るようにして生み出される牛乳でもあります。だからこそ、たとえ1日1杯でも、誰かに飲んでもらえたらうれしい。食べること、そして食べられる命とは何なのか。命をいただくということの意味を、みなさんの若い感性で伝えていってほしいと思います」

友貞義照さん(右)

■全国農協食品(株) 明治大介さん
「生産者の思いや感謝して食べつづけることの大切さが制作物を通して伝わったと感じました。私たちはこの大切な牛肉を、加工品という形で組合員へ届け、新しい消費材の開発にもつなげていきます」

 

生活クラブでは、組合員が産地へ赴いたり、生産者が学習会を開くなど交流の機会を大切にしています。これからも幅広い世代へ向けて、食べものがつくられる背景や国内自給力を高める大切さについて発信していきます。

★学生が制作した動画は生活クラブ連合会公式YouTubeチャンネルで公開中!ぜひご覧ください。

▲動画が見られます▲
【生活クラブ×日藝】産学連携プロジェクト
やさしい牛肉

★2025年度冊子「やさしい牛肉の旅」は生活クラブ公式noteでも連載しています。

日藝 産学連携プロジェクトとは
日藝では、創設100周年を記念し、地方自治体や民間企業などと連携した産学連携プロジェクトを実施しています。実社会を舞台に、芸術総合学部ならではの課題発見と解決への取り組みを推進することで、自主創造教育実践の「場」を創出しています。

日藝WEBサイト 産官学連携プロジェクトページ
https://www.art.nihon-u.ac.jp/about/collaboration/
日藝公式Instagram
https://www.instagram.com/nuartrenkeiproject/
日藝公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/renkeiproject
【2026年3月9日掲載】

生活クラブをはじめませんか?

42万人が選ぶ安心食材の宅配生協です

生活クラブ連合会のSNS公式アカウント
本文ここまで。
ここから共通フッターメニューです。
共通フッターメニューここまで。