生活クラブが農林水産省にパブリックコメントを提出しました
除草剤に抵抗力を持つ遺伝子組み換え作物が、除草剤の効かない雑草を生み出している危険性を提言
農林水産省は、遺伝子組換え農作物の第一種使用等に関する審査結果合計7件についてまとめた審査報告書を2月6日に公示し、意見・情報を募集しました。
これに対し、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会(本部:東京都新宿区、会長:村上彰一、以下生活クラブ)は、遺伝子組み換え作物の栽培によって除草剤に抵抗力を持つ雑草が出現していることに焦点を当て、3月6日に意見を提出しました。提出した意見は次の通りです。
農林水産省は、遺伝子組換え農作物の第一種使用等に関する審査結果合計7件についてまとめた審査報告書を2月6日に公示し、意見・情報を募集しました。
これに対し、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会(本部:東京都新宿区、会長:村上彰一、以下生活クラブ)は、遺伝子組み換え作物の栽培によって除草剤に抵抗力を持つ雑草が出現していることに焦点を当て、3月6日に意見を提出しました。提出した意見は次の通りです。
2026年3月6日
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会
会長 村上彰一
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会
会長 村上彰一
生活クラブ連合会は、本件遺伝子組換え作物の第一種使用等の申請について、除草剤耐性形質の付与に伴って農薬使用動向が変化し、遺伝子組み換え作物の導入以前には使用されていなかったような農薬が次々と使われるようになっていることに対し、反対の意を表明します。
近年、遺伝子組換え作物の多重除草剤耐性化が進み、グリホサートに加え、ジカンバ、トリケトン系除草剤(HPPD阻害剤)、プロトポルフィリノーゲン酸化酵素阻害型除草剤など、複数の除草剤に耐性を持つ品種が開発・実用化されています。そもそもこのようなスタック品種が開発されることになった背景には、グリホサート耐性、グリホシネート耐性の作物が大規模に栽培されるようになった結果、これらの農薬に耐性を持つ雑草が増えたことがあります。新たな除草剤性への耐性を付与したとしても、また新たな耐性雑草が生まれるという悪循環につながります。
これらの除草剤の中には、国内ではこれまで大規模に使用されてこなかったものも含まれており、GM作物の導入によって使用量が増加する可能性があります。特に、海外ではジカンバ散布による揮発・ドリフト被害が社会問題化した事例も報告されています。今回の承認申請は生物多様性影響評価に関するものですが、こういった揮発・ドリフトは、人間の健康にも悪影響をもたらします。人間の健康を含めた生物多様性評価を求めます。
除草剤耐性作物の導入は、単に当該作物の安全性のみならず、農薬使用体系全体の変化を伴うものですが、今回の申請書を見ると、以下の点について評価が不十分です。
1. 当該品種の導入により想定される除草剤使用量の変化の評価
2. これまで国内で使用実績の少ない除草剤の環境影響評価の十分性
3. 周辺生態系および非標的植物への影響評価
4. 農薬使用増加が耐性雑草の発生を加速させる可能性についての検討
遺伝子組換え作物の評価にあたっては、現状の生物多様性影響のみならず、農薬使用動向の変化を含めた包括的な環境影響評価を実施し、その結果を国民に分かりやすく公表した上でなければ、申請を承認すべきでないと考えます。
近年、遺伝子組換え作物の多重除草剤耐性化が進み、グリホサートに加え、ジカンバ、トリケトン系除草剤(HPPD阻害剤)、プロトポルフィリノーゲン酸化酵素阻害型除草剤など、複数の除草剤に耐性を持つ品種が開発・実用化されています。そもそもこのようなスタック品種が開発されることになった背景には、グリホサート耐性、グリホシネート耐性の作物が大規模に栽培されるようになった結果、これらの農薬に耐性を持つ雑草が増えたことがあります。新たな除草剤性への耐性を付与したとしても、また新たな耐性雑草が生まれるという悪循環につながります。
これらの除草剤の中には、国内ではこれまで大規模に使用されてこなかったものも含まれており、GM作物の導入によって使用量が増加する可能性があります。特に、海外ではジカンバ散布による揮発・ドリフト被害が社会問題化した事例も報告されています。今回の承認申請は生物多様性影響評価に関するものですが、こういった揮発・ドリフトは、人間の健康にも悪影響をもたらします。人間の健康を含めた生物多様性評価を求めます。
除草剤耐性作物の導入は、単に当該作物の安全性のみならず、農薬使用体系全体の変化を伴うものですが、今回の申請書を見ると、以下の点について評価が不十分です。
1. 当該品種の導入により想定される除草剤使用量の変化の評価
2. これまで国内で使用実績の少ない除草剤の環境影響評価の十分性
3. 周辺生態系および非標的植物への影響評価
4. 農薬使用増加が耐性雑草の発生を加速させる可能性についての検討
遺伝子組換え作物の評価にあたっては、現状の生物多様性影響のみならず、農薬使用動向の変化を含めた包括的な環境影響評価を実施し、その結果を国民に分かりやすく公表した上でなければ、申請を承認すべきでないと考えます。
以上
【2026年3月6日掲載】
【2026年3月6日掲載】