ビジョンフードの「いま」 これからも食べ続けたい 未来への思いが込められた豚肉


生活クラブの豚肉は、組合員やその家族が安心しておいしく食べ続けられるように提携生産者と協力してつくり続けています。
近年は生産にかかるさまざまな費用が増えている一方で、組合員の利用が減っていることが課題です。
どのように生産されている豚肉なのか知って、ぜひみんなで食べ続けていきましょう。

生活クラブでは、牛乳・鶏卵・米・食肉・農産物をビジョンフードと呼びます。これらが安定して生産され続けるには、食べる人、つくる人がともに食の未来を見通すビジョンが必要。ビジョンフードをおおぜいで食べることで、国内自給力の向上や生態系を守り、食の安全性を追求し、次世代の子どもたちが安心して健康に暮らしていく社会をめざします。
組合員に長年愛されてきた豚肉の利用が減少
生活クラブの豚肉は、50年以上にわたって食べ続けられてきた消費材の代表格です。育て方やあたえる飼料など、組合員が「どんな豚肉を食べたいか」を形にし、提携生産者の(株)平田牧場と一緒に取り組んできました。「豚の健康がおいしさにつながる」という考えのもと、自然の光や風が入り、豚が自由に動き回れる広さの豚舎で丁寧に育てています。しかし、近年は光熱費や飼料などが高騰し豚肉の価格が上がったことなどから、利用する組合員が減っています。この状況が続くと、豚肉の生産を続けられなくなってしまうかもしれません。

注:利用率は豚肉を利用している人の割合。各年度の4~11月の間で平均を算出しています。
生活クラブの豚肉を食べることが国内自給力のアップや地域の活性化にも

この豚肉には、「次世代に安心できる食をつなげたい」という思いが込められています。一般的に豚の主な飼料であるトウモロコシは、大半が輸入されたもの。しかし生活クラブでは、国産の飼料用米を配合して国内自給に貢献しています。また生産者の高齢化などによって使われなくなった水田を活用して飼料用米を栽培することで、産地の活性化にもつながっています。平田牧場では飼料のさらなる国内自給をめざし、国産の子実トウモロコシの確保にも着手。北海道の農場では飼料の国産比率54.1%を実現しました。飼料用米の栽培に豚舎から出た堆肥を活用するなど、資源の循環も行なっています。こうした提携生産者の取組みは、おおぜいの組合員の利用によって支えられています。
豚肉の生産を通じた資源の循環
豚舎から出る堆肥を飼料用米などに活用し、資源をむだなく循環させています。


美しい景観や水生生物の多様性も守る、飼料用米の水田。

畜産用の飼料として、国内で生産が広がる子実トウモロコシ。
安心な食をつないでいくためにこの豚肉を選びませんか?
生活クラブの豚肉を日常的においしく食べることは、減り続けている水田を守るなど社会的な課題を解決する力にもつながっています。平田牧場の本間さんは、次のように話してくれました。
「2025年に行なった『みんなでパクパクACTION』という利用促進活動では、各地の組合員が豚肉学習会を開き豚肉の価値を広めてくれました。約30年前に生活クラブと私たちが始めた飼料用米の取組みは、今や全国に広まっています。水田は米をつくり続けないと維持できません。飼料用米を使って豚肉を生産することは、安心な食を次世代に受け渡すための大切な選択だと考えています。こうした背景を知ってどんな未来を選ぶのか考え、豚肉を食べる仲間が増えるとうれしいです」。
「2025年に行なった『みんなでパクパクACTION』という利用促進活動では、各地の組合員が豚肉学習会を開き豚肉の価値を広めてくれました。約30年前に生活クラブと私たちが始めた飼料用米の取組みは、今や全国に広まっています。水田は米をつくり続けないと維持できません。飼料用米を使って豚肉を生産することは、安心な食を次世代に受け渡すための大切な選択だと考えています。こうした背景を知ってどんな未来を選ぶのか考え、豚肉を食べる仲間が増えるとうれしいです」。

(株)平田牧場 本間 平盛さん
精肉から手軽な惣菜や加工肉まで揃っています!



持続可能な調達を基本とし食の国内自給を追求します
家庭で消費する基本の食材でありさまざまな加工品の原料にもなる一次産品※をつくり食べ続けていけるように、提携生産者と協力して国内自給力のアップをめざしています。
※青果物やお米、牛乳、鶏卵、肉類など、自然からとったままの状態で、加工されていないもののこと
家庭で消費する基本の食材でありさまざまな加工品の原料にもなる一次産品※をつくり食べ続けていけるように、提携生産者と協力して国内自給力のアップをめざしています。
※青果物やお米、牛乳、鶏卵、肉類など、自然からとったままの状態で、加工されていないもののこと

★生活クラブ食べるカタログ 2026年4月2回(14週)より転載しました。
【2026年3月23日掲載】