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産地で「農」とつながる移住生活 おいでよ庄内

サステイナブルな未来を一緒に考える
 
産地で「農」とつながる移住生活 おいでよ庄内

山形県庄内地域は、生活クラブが長年にわたり提携する大切な産地のひとつです。
このつながりを通じて、都市部から移住し、産地で農業にかかわっている人たちもいます。
どのような暮らしなのか、お話をうかがいました。
収穫した長ねぎを手にする移住者の朝倉富士子さん(朝倉さん提供)

パプリカの枝つり作業(朝倉さん提供)とパプリカ(左)

庄内地域ってどんなところ?

庄内地域はお米や野菜、豚肉など、生活クラブの農畜産物の一大生産地。そのつながりは半世紀を超え、組合員が産地を訪れて生産者と直接話しあえる「庄内交流会」や、移住者と地域住民の交流拠点として酒田市と連携して開設された施設「TOCHiTO(とちと)」 など、さまざまな取組みが活発に行なわれています。

庄内地域に移住した組合員の声
自然を求めて移住し、農業の面白さを実感


東京都から移住した組合員 朝倉 富士子さん 深太郎さん夫婦

富士子さん 「 夫が定年後、雇用延長の勤務も終わりに差しかかり、今後どこで生活したいかを考えるようになったんです」
深太郎さん 「 私は東京生まれ東京育ちで、仕事もずっと東京。もっと自然豊かなところに住みたいという気持ちがありました」


「移住先では地域の人たちと交わりながら働きたい」と考えていた二人。さまざまな場所を検討して出会ったのが、移住者と地域の交流拠点「TOCHiTO」でした。
TOCHiTOに移住後、庄内地域の遊佐町へ農作業のアルバイトに通ううち、同じ仕事をしていた地元の人の縁で町内へ引っ越しました。家を借りたのは、田んぼに囲まれた田園地帯。遊佐町は生活クラブとのかかわりが深く、地元の人も朝倉さん夫婦が組合員だと知るとよろこんでくれたそうです。二人は農事組合法人の元で、田植えの手伝い、アスパラガスやパプリカの植え付けや収穫など、年間を通してさまざまな農作業に携わりました。

富士子さん 「 苗を植えて肥料をやれば野菜は育つと単純に考えていましたが、想像以上にもっと必要な作業があるんだなと驚きました」
深太郎さん 「 規格外の野菜もたくさん出るんです。味はよくても売り物にできず、本当にもったいない。また、東京では常にあらゆる野菜が手に入りますが、ここでは旬のものしかなく四季を感じました」


遊佐町での経験を通して、二人は「もっと多くの人に地方移住に興味をもってもらい、農業にかかわる暮らし方があるということを知ってもらいたい」と話しています。

農作業のアルバイトにいそしむ朝倉さん夫婦
 
野菜を分けてもらうことも(朝倉さん提供)

庄内地域の提携生産者の声
農業の未来を一緒に考える仲間を増やしたい


JA庄内みどり 遊佐町共同開発米部会 佐藤 勇人さん

親の後を継いで脱サラし、遊佐町でもう20年近く農業を続けています。共同開発米や田んぼを転作したパプリカ、アスパラガスを生活クラブ向けに出荷。組合員のみなさんが安心して食べられるものをつくろうと化学合成農薬の使用を抑え、害虫がつきやすいパプリカには農薬の散布回数を減らすために、ビニールハウス内に天敵となる虫を放つなどの防除対策をしています。

生活クラブとの交流会などを通じて組合員のみなさんと直接話し、「遊佐のお米はおいしい」と言ってもらえるとうれしく、頑張ろうという意欲がわきます。
ただその一方で、遊佐町でも生産者の高齢化がすすみ、離農が増えているのが現状です。そのため、比較的若い世代の生産者のもとに離農した人の農地が集まってきます。管理する農地の面積が増えると、農業機械などの設備投資も必要になる上、田植えや稲刈りの人手が足りないといった問題も出てきます。

生活クラブを通じて移住してきてくれた方々には、できればもっと農業に触れ、作物を育てる苦労も知ってもらえるとうれしいです。さらに、庄内地域の農業をよりよくするにはどうしたらいいか、私たちにはない視点でアイデアをもらって一緒に話しあい、持続可能な農業をめざしていきたいです。

TOCHiTOってどんなところ?


2023年にオープン。生活クラブと酒田市、生産者、地元事業者が連携し、「移住者が庄内地域とともにすすめる持続可能な地域づくり」をめざしてつくられました。2026年4月現在、居住棟には22人の移住者、二拠点生活者が住んでいます。また、移住者と地域の人が利用でき、コワーキングスペースのある交流棟もあります。移住者は産地での暮らしを楽しんだり、地域とさまざまな形でつながりを深めたりしています。
■10月17日(土)・18日(日)に「TOCHiTO現地説明会」と「 オプション企画」を開催!

*詳しくはこちらから
地域の人々や生産者とすすめる持続可能な社会づくり
生活クラブの主要な提携産地である庄内地域をはじめ、栃木、長野、紀伊半島で、都市部と地方をつなぐローカルSDGsの取組みを通じ、組合員やその家族の移住や就農・就業を支援したり、さまざまな団体や行政、他セクター間との提携をすすめていきます。

★生活クラブ食べるカタログ 2026年9月3回(37週)より転載しました。
 
【2026年8月31日掲載】
ニュース記事、読みもの記事は、掲載時点の情報に基づいて制作しています。掲載後の状況の変化により、記事内で紹介している内容が現在の状況と異なる場合があります。掲載から時間が経った記事をお読みになる際は、あらかじめご留意ください。
 

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