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「青果物ビジョンフード産地推進会議」を開催 全国の生産者と組合員が交流

青果物ビジョンフード産地推進会議
 
2026年9月18日、JA全農青果センター㈱にて「青果物ビジョンフード産地推進会議」を開催しました。

北海道から沖縄まで全国の生活クラブ青果物提携生産者と、各地の生活クラブ組合員リーダーなど、合わせて62人が参加しました。会議では、生産現場の実情や気候変動に対応する生産者の工夫、さらに産地と組合員の交流を進めている単協の組合員活動事例などを紹介しました。そして各産地の栽培品目の変化への対応や、組合員による青果物の利用拡大をめざす取組み、あるいは産地と組合員の交流企画の内容などをテーマに意見交換し、各グループの意見を全体で共有しました。

生産者と組合員が互いへの理解と共感を深め、関係をより強固なものにする機会となりました。

気候変動で変わる産地の農業

深刻化する異常気象により、青果物の生育適地が変わりつつあります。高温・干ばつへの対応、病虫害の多発などにより、従来の栽培方法では対応が難しい場面も増え、産地ではさまざまな課題に直面しています。

青果物は、日々の食生活になくてはならない存在です。生産者と組合員がそれぞれの立場や状況を理解し、生産者の安定供給への努力だけでなく、組合員も青果物を継続的に利用することで、市況価格の変動に左右されにくい消費が生まれ、青果物の生産を支えることになります。

作る側と食べる側を知る

会議では、生活クラブの過去10年にわたる青果物利用実績の推移を共有しました。異常気象や温暖化の影響で、これまでのように産地をつなぎながら年間を通じて青果物を安定供給する "産地リレー" が難しくなっています。こうした状況を踏まえ、予約野菜セットの取組みや原料野菜の冷凍加工、「ビオサポ食材セット」など、市況価格に左右されにくい消費の仕組みについて紹介しました。

持続可能な生産と消費につながる取組みとして、生産者・組合員双方の実践事例も共有しました。
ながさき南部生産組合 荒木敏明さん

丸エビ俱楽部の海老沢挙人さんから、生産現場の実情や気候変動に対する生産者の工夫・努力などの取組み報告。
 
ながさき南部生産組合 荒木敏明さん

ながさき南部生産組合の荒木敏明さんから、健康的な土づくりの実践報告。
西日本ファーマーズユニオン 風谷猛仁さん

西日本ファーマーズユニオンの風谷猛仁さんから、消費者と生産者が共につくる生産基盤の事例として共同農場を紹介。
 
生活クラブ東京 豊崎千津美さん

生活クラブ東京の豊崎千津美さんから、アースメイド野菜の利用を広げる活動として、東京独自の活動「ベジミーティング」を紹介。
 
グループディスカッション

それぞれからの事例報告をふまえ、6グループに分かれてディスカッションを行ないました。

各グループからの発表では、「産地に行き、畑や作業の様子を見ることが大切だと感じた」「手元に届く青果物のことを知らな過ぎたと痛感した」といった声が聞かれ、産地を知ることの大切さをあらためて実感する様子がうかがえました。生産者と組合員が互いの理解を深めるためには、交流の機会を増やしていくことが重要だという認識を共有しました。

持続的な生産と消費にむけて

参加者集合写真

生産者は、利用し続けてくれる組合員がいるからこそ生産を続けることができます。そして、生産者が安心して生産を続けられるよう、組合員が生活クラブの青果物を継続して利用し続けることも重要です。

今回のビジョンフード産地推進会議を通じて、生産現場の実情と組合員の利用実態、それぞれの課題を共有することができ、産地と組合員の相互理解が深まりました。組合員からは「学んだことをほかの組合員にも伝えたい」「産地交流をさらに進めたい」といった声が聞かれました。

この機会をきっかけに、産地見学や交流企画など産地と消費地を結ぶ取組みをさらに広げ、提携関係をより強めていきます。
【2026年10月29日掲載】
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