「メイク」で明るく、健康的に!若返る!
2月から4月までの3カ月、全国の生活クラブで化粧品の講習会が開催されています。昨年秋に新登場したスキンケア化粧品「エコーレア」と「ルリーフェ」、2月にデビューしたばかりのメイク化粧品「ビマシェ」。化粧品の使い方の秘訣がわかると、組合員に大好評です。その様子をちょっとご紹介─。
全国の生活クラブで開催中
エコーレア(株)と(株)ジャパンビューティープロダクツによる化粧品講習会が現在、全国の生活クラブで開催中です。石けんメーカーならではの素材へのこだわりと、ふわふわの石けんを顔の上で滑らせる洗顔法や美容液のブレンド法など、ユニークな化粧品の使い方を提案して好評を博しているエコーレアの講習会。一方、ジャパンビューティープロダクツの講習会には、肌の構造や肌トラブルの原因などの基礎的な情報に加え、メイク化粧品の選び方や使い方のコツを知ることができるとあって、多くの組合員が足を運びました。
3月17日、横浜駅にほど近い会場で行われた横浜みなみ生活クラブの化粧品講習会。基礎化粧品「ルリーフェ」とメイク化粧品「ビマシェ」の生産者である(株)ジャパンビューティープロダクツの進藤幸子さんの説明に、参加した組合員はメモを取りながら真剣に耳を傾けていました。
「肌を老化させる三大要因は、乾燥、紫外線、酸化です。基礎化粧品で肌に水分や油分、天然保湿因子NMF(Natural Moisturizing Factor=人がもともと持っている保湿成分)に含まれるアミノ酸を補給し、皮膚が再生する夜中の10時から2時にゆっくり休むことで、健康な肌を保つことができるんですよ」
明るく元気な表情をつくるメイクのコツ
「ビマシェでできるメイクは、明るさや元気さを出したい時に向いています。ポイントは、肌色と眉、口元をきれいに仕上げること」と、進藤さん。横浜みなみ生活クラブの講習会では、実演を交えながらビマシェを使ったメイクのコツを伝授してくれました。その一部を紹介します。 40代以上の女性のメイクでは、より若々しく見せるのが主目的になります。年齢に応じて5?10歳ほど若く見せるメイクを心がけるとよいそうです。
ファンデーションで肌を塗る際は、顔の全てのパーツを同じ厚さで塗ってしまうと、どうしても厚化粧に見えます。パフの半分が色づく程度にファンデーションをとり、顔を左右に分けて半分ずつ塗っていきます。頬の一番高いところからのばし、目の回りや鼻の周囲、口元などはパフに残った部分で押えるとよいとのこと。
アイブロウは、髪の毛の色に合わせて選ぶのがポイント。眉山のてっぺんから眉尻に向かって線をとります。その後眉の中央部、眉頭を描き足します。 「眉をはっきり描くのは、若い方向きです。ミセスは肌が少したるんでくるので、綿棒などで眉をぼかすようにするとバランスがとれます」と、進藤さんはアドバイスします。口紅に関しても、年齢が加わるほど、ふっくらと描く方がよいということでした。
この日にモデルになったのは、講習会に参加した30代の組合員。ファンデーション、アイブロウ、口紅、チーク、アイラインとメイクを重ねていくうちに、見違えるほど華やいだ表情に。会場からは「とても素敵! 元気で若々しく見えるわよ」と歓声が上がりました。なかには、たまらずに化粧品を手に取り、メイクを始める人も。モデルとなった組合員は、「普段はノーメイクで過ごしていましたが、お化粧をすることでこんなに明るい気持ちになれるなんて。これから、自信を持って外出できそうな気がします」とうれしそうな表情で話してくれました。
講習会は組合員の生の声が聞ける機会
横浜みなみ生活クラブの講習会には、ジャパンビューティープロダクツの開発部の階堂睦子さんも講師として参加しました。ビマシェは香料、鉱物油、紫外線吸収剤を使わず、またタール系色素や合成界面活性剤を使う場合は、厳しい基準を設けるなど、こだわりを持ってつくられました。「ルリーフェやビマシェは、元々組合員の声を生かしてつくった化粧品です。講習会では使用感や要望、成分や表示についての疑問など、組合員の生の声を聞ける機会。新製品や現ラインナップの改善に役立てていきたい」と話しました。この日も「フェイスパウダーのパフが使いにくい」「口紅の容器ゴミを考えると、カートリッジタイプがよいのではないか」など、いろいろな声が出されました。
講習会を主催した横浜みなみ生活クラブの猪狩裕子常務理事は、「今回の講習会では、生産者と顔が見える関係の中での情報公開が行われたと思います。化粧品は肌の健康を維持するだけではなく、女性の心を明るくする材であることがわかりました」と感想を述べました。
ビマシェシリーズは2月の取り組み開始以来、予想を上回る利用が続いています。生活クラブ連合会開発部生活用品課の担当者は、「化粧品は大切な日常品ですので、今後も組合員の声を聞きながら、取り組みに反映させていきたい」と話します。6月にはクリームファンデーションの取り組みを開始するほか、リップの新色なども検討中です。