生活クラブは映画「天のしずく」を協賛しています。
11月3日から映画「天のしずく」辰巳芳子“いのちのスープ”が全国の劇場で上映されます。
この映画は日本の食について提言し続けている料理研究家、辰巳芳子さんの料理哲学を軸に「食といのち」のつながりの大切さを描くドキュメンタリー映画です。監督・脚本は『だれでも持っている一粒の種、生活クラブ生協 レッスンONE』の著者で元NHKエグゼクティブプロデューサーの河邑厚徳さん。
映画を通して伝わる辰巳さんの食に対する姿勢は広い視野と深い洞察に富むものであり、食を大切にし、国産にこだわる私たち生活クラブの考え方と重なります。そこで生活クラブとしても映画を応援・協賛することにしました。
「天のしずく」辰巳芳子“いのちのスープ”とは
この作品は辰巳芳子さん(87歳)の願いが凝縮したスープの物語です。脳梗塞による嚥下障害で食を楽しむことを出来なくなった父親への愛の発露として生まれたスープ。その一滴には、口にした幼児から老いてゆく人たちまで、生きる喜びと、与えられた命を輝かせる奇跡が溶けています。
海、山、畑の恵みを渾然一体化し、最も吸収しやすい状態にしたスープ。映画では、美しい映像で、日本の自然を食の風景として描き、この国が未来に何を残すべきなのかに気づかせてくれます。
辰巳芳子さんの今の時代が必要としている“言葉”と日本のドキュメンタリー界を牽引してきた映像ジャーナリスト・河邑厚徳さんの映画監督デビュー作品をより多くの方々に鑑賞していただきたいと思います。
映画には生活クラブの青果生産者も登場しています。ぜひ、ご覧ください。
公式HPには予告篇の動画や上映予定も掲載されています。
下記の画像をクリックしてご覧ください。
【2012年9月28日掲載】