地域のみんなで支えて、たすけあいの「実感」を広げる。 生活クラブの福祉活動・事業の助成のしくみ
家族が年をとっても、障がいを持っても、住み慣れた町で自分らしく暮らし続けたい。そんな思いを支える福祉のしくみをおおぜいの組合員がつながり合い、つくってきました。2014年3月時点の概算で、生活クラブグループ全770カ所の事業所に約55,700人の人たちが利用者として登録しています。生活クラブ生協のほかの事業ともさまざまな形で連携をしながら、誰もがその人らしく生きていくことのできる社会をめざして、介護や子育て、障がい者支援など、地域みんなで支えるしくみづくりをめざしています。
生活クラブ共済連では、地域に福祉事業・福祉活動をさらに広げていくことを目的として、剰余金の一部を教育事業繰越金として各地の地域福祉事業に助成しています。助成の実績は2014年度9単協15件・総額3,209,402円と活用が広がっています。
(2015年7月8日掲載)
2014年度に助成を受けた活動・事業
●NPO法人どんぐりのデイサービス事業立ち上げ支援(北海道)
●生活クラブ館パンフレット作成(北海道)
●ほっとまむ(子育てワーカーズ)による「ほっとたいむ」の開設支援(北海道)
●食のワーカーズ粒の立ち上げ支援(北海道)
●地域たすけあいワーカーズの結成に伴う拠点整備とそのワーカーズの事業の起業のための施設整備への支援(静岡)
●「2014年度生活クラブ福祉事業交流会in埼玉」への参加費用(愛知)
●「NPO法人たすけあいW.Co愛・I」の事業地域を拡げるためのカラーリーフレットの制作(愛知)
●2014年度福祉視察ツアー参加費用(愛知)
●<ハグくみ>ケアサービスを担える家事援助ワーカーズ・コレクティブづくりのための学習と見学(栃木)
●地域拠点での福祉ワーカーズ・コレクティブ設立に向けた学習と見学(栃木)
●エッコロ共済制度スタートのための活動(やまがた)
●生活クラブ共済ケアサービスとの連動を目指している、エッコロ制度導入に向けての活動(栃木)
●エッコロ制度立ち上げに向けた準備費用(奈良)
●2014年度福祉視察ツアー参加費用(京都エル・コープ)
●子育て支援企画「完璧な親なんていない(NPプログラム)」の実施(エスコープ大阪)
2015年度助成活動・事業が決定しました!
福祉たすけあい助成は、地域のたすけあいのしくみをつくり、広げていくため生活クラブ共済連の教育事業繰越金を活用して2011年度より毎年実施してきました。
生活クラブの運動・事業の成果と蓄積を活かして、地域福祉のモデル形成をはかり、福祉のオルタナティブを展開することをめざしています。
より多くの単協、特に地域福祉の分野にこれまで取組みがなかった単協で地域福祉づくりに活かせるよう、組合員どうしのたすけあいを広げるためのエッコロ(共済)も助成対象とし、助成審査会には福祉事業にこれまで取組みのなかった単協からも審査員を選出することになっています。
2015年度の優先テーマは「生活クラブ共済ケアサービスの立ち上げ、エッコロ(共済)制度の立ち上げ」で、応募単協:9単協 応募件数9件 応募総額3,863,410円でした。
審査の結果、助成単協:9単協 助成件数:9件 助成総額:3,483,410円となっています。
2015年度に助成を受ける活動・事業
●子育て支援のしくみづくり具体化のための子育てPJパート2(さがみ)
●「生活相談・家計再生支援貸付事業」開始に伴う事業周知のための広報物作成と事業管理システムの開発について(千葉)
●地域たすけあい(家事・介護・子育て)ワーカーズの形成支援(静岡)
●多様な(福祉を担う)ワーカーズ創出の運動を加速するためのツール作成と学習会(愛知)
●①新規事業立ち上げのための連続学習会および先進視察研修
②日光市における地域包括ケア事業の立ち上げ(栃木)
●エッコロ制度開始に向けた学習会(青森)
●子育てを中心テーマに地域に根ざしたしくみをつくる研修としての2015年度福祉視察ツアー参加費用(大阪)
●地域の課題解決をすすめる次期中期計画策定にむけた研修としての2015年度福祉視察ツアー参加費用(京都エル・コープ)
●エッコロ共済取組みのための準備(都市生活)