「福島の子どもと知る権利を守る活動」として甲状腺検査を続けています【生活クラブ生協・東京】
福島第一原発の事故から6年が経過しました。放射能による健康被害が懸念される中、福島県では事故当時18歳以下の県民を対象にした甲状腺検査が進められています。
生活クラブでは、福島県内外の検査結果を比較するため、2012年より甲状腺検査を開始し、現在も継続しています。
■「甲状腺検査活動」を継続することが現状把握につながります
2017年6月5日に公表された福島県民調査報告書によると、2011~13年度に実施された甲状腺検査の先行調査と14年度以降の本格調査の結果、甲状腺がんおよび疑いのある人は190人とされています。「100万人に1人」とされる小児甲状腺がんの発生率よりも明らかに高い率ですが、「県民健康調査」検討委員会では依然として「放射線による影響とは考えにくい」との見解を変えていない上、福島県内での検査縮小まで検討されている状況です。
福島県内外の検査結果を比較するため、生活クラブふくしまから全国の生活クラブに呼びかけ、2012年より甲状腺検査を開始。現在も検査を呼びかけています。
市民の側からの検証として、検査活動を継続しデータを蓄積していくことが、現状の把握だけでなく、放射能による影響を明らかにすることにつながります。
http://tokyo.seikatsuclub.coop/news/2017/07/17kojosen.html
■「甲状腺検査活動報告会2016」を開催
甲状腺検査活動から見える「今」を知るため、ぜひご参加ください。
《日時と会場》
2017年9月9日(土)13:30~16:15
生活クラブ連合会 会議室
(東京都新宿区新宿6-24-20 KDX新宿6丁目ビル 7階 第1・2会議室)
《プログラム》
13:30 開会
13:35 2016年度検査活動概要報告 <10分>
13:45 講演/講師:松崎道幸さん<50分>
14:35 活動報告「3.11甲状腺がん子ども基金」/講師:崎山比早子さん<40分>
15:30 質疑・ディスカッション<40分>
16:10 まとめ・閉会
※2015年報告会(2016年8月実施)についてはこちら
/news/detail.html?NTC=0000036502
《問い合わせ》
生活クラブ生活協同組合・東京 役員室
TEL:03-5426-5202
【2017年7月18日掲載】