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「シンプルライフ」は生活クラブで マキさん ③

生活クラブのある暮らし vol.3
2017.10.13

生活クラブの消費材をじょうずに使いこなし、家族も自分も心豊かにすてきな日々を過ごしていたい。

そんな毎日を実践されている方々にお話をうかがい、生活クラブのお気に入りや、暮らしの中でもっともっと消費材(*)の良さを活かすためのコツやアイディアも紹介する連載をお届けします。

シンプルライフ研究家のマキさんのお話の第3回です(3回連載の最終回)。
★マキさんのお話 2回目はこちら
 

(*) 消費材=一般に「商品」と呼ばれる食品や生活用品について、生活クラブでは、売買して利益を得ることよりも、消費生活に必要な「材料」としての質を第一の目的に作られている、という意味をこめて「消費材(しょうひざい)」と呼んでいます。

「時短調理」の工夫

―――時短家事を実践しているマキさん。毎日の料理では、どんな工夫を?

そうですね、ひとつは、まとめ調理をすること。たとえば、生活クラブの消費材が届いた日には、ほうれん草やブロッコリーなど塩ゆでして食べる予定の野菜は夕飯を作るときに全部一気にゆでてしまいます。そのほうがお湯を沸かすのが一回で済みます。

ちょうど今日届いたばかりの野菜だと、お鍋に沸かしたお湯でまずとうもろこしをゆでます。とうもろこしを引き上げたら、オクラ。オクラはガクもそのままで、ゆであがったらめんつゆにすぐに漬けます。こうしておくといつでもおかずとしてすぐ食べられるので。その次にブロッコリー。そして枝豆。だいたいいつもこんな風に、順にひとつの鍋でゆでてしまいます。

ゆでた野菜はホーローの保存容器に入れて冷蔵庫へ。食卓にもこのまま出せば、洗い物も少なくて済みます。とうもろこしは子どもたちも大好きなので、あっという間になくなってしまいますね(笑)。

これだと鍋やまな板や包丁を洗うのも一回で済むので、全体で考えたらかなりの時短になります。わざわざ時間を作ってまとめ調理をするのでなく、その日の夕飯を作るついでに、というのもポイント。わざわざやろうと思うと面倒くさくなっちゃいますから。

―――なるほど。これを習慣にしたら、ずいぶん無駄が省けそうです。

ミニトマトやさくらんぼなどそのまま食べる野菜や果物も、届いた日に全部パックや袋から出して洗って冷蔵庫にしまいます。そうすると、次は出すだけですぐに食べられますよね。食べるときにその都度、冷蔵庫を開けて何個か袋から取り出して洗って、となると意外と面倒で「じゃあ今日はいいや」となってしまいがちなので、まとめて洗っておくようにしているんです。

まとめ調理には時間の短縮という意味もありますが、冷蔵庫のスペースを有効活用するという意味もあります。うちの冷蔵庫はあんまり大きくないし、野菜室も小さいんです。なので、かさばる野菜をそのまま入れるとすぐにいっぱいになっちゃう。ゆでたり包材から出したりしてかさを減らしてから入れるのが、工夫のひとつなんです。

こうすると冷蔵庫の隅に忘れたままダメにしてしまうような食材も減るので、時間、空間、食材、いろいろな意味で無駄を減らせると思います。

―――マキさん流のシンプルライフは、そういう工夫から生まれるんですね。

届いたものや買ってきたものを冷蔵庫にしまうときに、ただしまうんじゃなくて、袋から出す、洗う、ゆでるなど、「一回自分の手を通してからしまう」という感覚ですね。そのひと手間をしておくだけで、あとがすごくラクになりますよ。

マキさんちの朝ごはん

―――ふだんよく作っている料理をぜひ紹介してください。

わたしの作る料理は本当にシンプルで、レシピというほどのものもないんですが、よく朝食に作る目玉焼きプレートを紹介しますね。朝は時間がないので、先ほどのように下ごしらえしておいた野菜などを利用して、ササッと簡単にワンプレートに盛り付けます。

まず目玉焼きを焼きます。目玉焼きに使うのはフライパンではなく、直火OKのお皿。このお皿だと、焼いてそのまま食卓に出せます。どうしたら洗い物が減るだろうと考えて、こんなところでも時短の工夫をしています。実はこのお皿、生活クラブの卵がおいしくて目玉焼きをよく作るようになったので探して買ったんですよ。目玉焼きには生活クラブのケチャップを添えるのがお気に入りです。

野菜や果物も必ず添えます。今日はブロッコリーととうもろこしと枝豆、そしてさくらんぼを選びました。ごはんかパンかは、そのときどきで。前の日のごはんが余っているときはおにぎりにすることもあるし、それ以外のときはパンが多いかな。あとは、大人用にはチーズを一切れプラスしてできあがりです。朝やるのは目玉焼きを焼くのと盛り付けぐらい。簡単でしょう?

―――サッと作って盛り付けただけなのに、彩りもきれいで食欲がわきますね。

朝ごはんのプレートだと、だいたい「野菜や果物」「パンやごはんなどの穀物」「卵やチーズなどのたんぱく質」が入るようにします。そうすると、自然に栄養バランスのとれたワンプレートになります。日によって野菜や果物の種類を変えたり、たんぱく質はチキンナゲットやウインナーを使ったり。目先も変わって毎日飽きずに食べられます。

一番おいしい食べ方とは

―――マキさんの作るごはんは、実家のお母さまの手料理がお手本なんでしょうか?

そうだったらいいんですが、わたしの料理は母にはとうてい追いつかないですね。母はそれこそ、朝からちゃんとごはん炊いてお味噌汁作って、という人だったので。わたしは、朝は下ごしらえしておいたものを盛るだけ、ですから(笑)。

本当を言うと、わたしは料理が得意でもないし、できれば今でもしたくないぐらい(笑)。でも、自分がおいしいものを食べたい、という欲はあるので、それが今のような食生活につながっています。

わたしの実家は農家なので、「おいしいものがあるのが当たり前」の環境で育ちました。でも、そのおいしさってどんなものかと考えると、けっして手の込んだ料理とかではなく、旬のものを旬の時期に食べるおいしさなんですよね。

やっぱり農家の人って、食べ物の一番おいしい食べ方を知っていると思うんです。それって、料理の本から得た知識やレシピではなくて、「旬の食材をいっぱいもらったんだけど、これどう食べよう?」という、井戸端会議で生まれるような食の知恵です。そういうおいしい食べ方の知恵の出し合いが、農家の人たちの日常なんじゃないかなと思うんですよね。

―――毎日の暮らしの中から生まれる「食べ方」ですね。

母が料理をしていた姿を思い浮かべると、料理の途中でしょっちゅう「味見」をしてたな、って思い出すんです。調味料を入れるのに、大さじ・小さじなどはほとんど使わなかったように思います。食材って季節によって味も水分量も違うし、それによって醤油の濃さや砂糖の加減も違ってきますよね。それを味見して確かめながら作っていたんでしょうね。

わたしもそのやり方を見て育っているので、レシピ本にあるような分量を正確に量って作る調理はあまりピンと来なくて。レシピ本は調味料の組み合わせの参考程度に見るだけです。わたしはやっぱり、まず素材ありきで、素材そのものの味を生かしてなるべくシンプルに食べる食べ方が好きですね。

―――ちなみにご主人は、マキさんの料理には何かおっしゃっていますか?

何も言いませんが、おいしいと思ってるはず、です(笑)! 主人も実家が農家で、おいしいものを知っている舌が肥えた人なんですが、わたしの料理についてはふだんは特に何も言いません。でも義父がうちに遊びに来たとき、わたしの料理をいつも「おいしい」と言ってくれるので、親の好みと似ている夫もおいしいと思ってるでしょう、そういうことにしておきます(笑)。まあ、義父が来ても何か特別なことをするわけでもなく、生活クラブの食材をそのまま出したりゆでるぐらいしかしてないんですが(笑)。

構成:輪島直美/撮影:林ひろし/取材:2017年6月

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◆マキさんのプロフィール◆
シンプルライフ研究家。東京都内で4人暮らし。広告代理店で働きながら子育て中。
近著に『持たない四季の暮らし』(大和書房)、『ゆるく暮らす』(マイナビ出版)がある。

10月にマキさんの新著が刊行予定です。生活クラブの「楽しむカタログ」でも掲載しますのでお楽しみに!

ブログ『エコナセイカツ』
http://econaseikatsu.hatenadiary.com/


マキさんのインスタグラム 「生活クラブのある豊かな暮らし」を発信中
https://www.instagram.com/econaseikatsu.maki/

 

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