無理なく続ける 生活クラブで「おいしい」毎日 藤沢あかりさん①
生活クラブのある暮らし Vol.4
2017.11.21
生活クラブの消費材をじょうずに使いこなし、家族も自分も心豊かにすてきな日々を過ごす。そんな毎日を実践されている生活クラブの組合員にお話をうかがい、消費材を暮らしの中で活かすコツやアイディアも紹介する連載です。
今回は、東京にお住まいの組合員、藤沢あかりさんにお話をうかがいました。
藤沢さんは、ご主人と5歳・0歳のお子さんの4人家族。編集・ライターのお仕事と子育ての毎日に奮闘中です。
★2回連載の前編です。
*組合員に届く食品や生活用品は、ふつうは「商品」と呼ばれますが、生活クラブでは「消費材(しょうひざい)」と呼んでいます。毎日の暮らし=消費生活のために必要な材料としての質を第一に考えて作られたもの、という意味が込められています。
生活クラブを選んだ理由
―――藤沢さんは、雑誌やウェブで活躍してらっしゃるライターさんなんですね。
元は出版社に勤めていて、インテリアや雑貨関連の編集・ライティングをしていました。でも、上の子の出産を機に会社は辞めて、それからは食や子育てなどにもジャンルを広げながら、フリーランスの編集者・ライターとして活動を続けています。
―――生活クラブに加入したのは、どんなきっかけだったんですか?
2年半ほど前、上の子が2~3歳のころですね。仕事もしているので、食材宅配は便利かなと思っていろいろ比較検討しました。ネットで見かけた話や周囲の友人知人から聞いた話でも、「生活クラブはおいしい」という評判でした。決め手はやっぱり、食材の安全性が一番大きかったです。
実際に加入して、必要なものが毎週決まった日に届くのは便利だなって実感しました。「明日あれが届くから、今日は冷蔵庫にあるものでなんとかしちゃおう」という生活の仕方ができるようになりましたね。
―――小さな子どもがいると、「安全」も「便利」もだいじですよね。
気になっていた価格も、実際にはじめてみるとそこまで高くないなと感じました。値段だけ比べちゃうとスーパーのほうが安いものはたくさんあるかもしれないけど、「品質がいいもの・安心できるもの」がこの価格というのは、むしろ安いんじゃないかと思います。野菜なんかは、スーパーのほうが値段が上がっていることもありますしね。
加入前にいろいろ比較検討すると、ちょっと高すぎて続けられそうにないなと思う食材宅配もありました。でも生活クラブは、味もおいしく安全性も高いのに「無理なく続けられる値段」だというところが一番のポイント。やっぱり食って毎日のことなので、頑張りすぎちゃうと続かないですもんね。
注文は自分のスケジュールに合わせて
―――毎週の注文はどのように?
カタログを見ながら、注文はWEBでします。カタログは子どもと一緒に見て、注文するものに子どもがマルをつけてくれます。ときどき、私が言っていないのに自分が食べたいものにマルがつけてあったりして(笑)。
献立を考えて選ぶというより、カタログを見ながらおいしそうなものや、毎週買う定番品、買い足しておきたいものを選びます。あとは翌週の自分のスケジュールを見ながら決める感じですね。「遅くなる日があるな」と思うと、さっと焼くだけでできる冷凍の餃子を注文しておいたり。家にいてゆっくりできる日がありそうだと、「春巻きの皮」なんか注文したり。
お気に入りの消費材
―――なるほど。自分の予定に合わせて考えるんですね。ふだんよく買うお気に入りの消費材はどんなものですか?
必ず注文するのは、たまご、牛乳、ポークウインナー、小粒納豆。朝晩必ずサラダを食べるので、野菜のセットものをよく買いますね。
お肉で愛用しているのは、豚肉バランスセット。いろいろな部位の豚肉が160gぐらいずつ小分けになっていて、まだ子どもも小さいのでうちではこのぐらいの量がちょうどいいんです。ひき肉は餃子のタネに、モモなどのスライスは野菜を巻いて肉巻きに、バラスライスは豚汁に、というふうにいろんな料理に使ってます。生活クラブの豚肉は、気になるにおいがないのでいいですね。
魚もいろいろ買いますよ。ししゃも、さんまフィレ、さばみりん漬など味のついたもの、鮭やぶりなどの切り身系も楽なのでよく買います。冷凍庫に魚が1~2種類あるとメニューに困ったときなどすぐに調理できるので、気分的に楽ですよね。
生活クラブの調味料、おいしいですね。うちの調味料はかなり生活クラブのものが占めているかも。なたね油、ごま油、万能つゆ、ケチャップ、ポン酢しょうゆ、牡蠣味調味料、甜麺醤、ごまだれ…。子どもが生活クラブのケチャップ大好きで、ケチャップライスなんかよく作ります。あと牡蠣味調味料はいろいろな料理にちょいちょい入れていますね。炒め物や焼きそばや焼売のタネなど、何にでもちょっと入れるとコクが出るので。
―――さすが! 消費材をつかいこなしてますね。
便利なのは「まぐろスープ煮缶」や「大豆ドライパック缶」ですね。ストックしておけば、あるものだけで「あと一品」が作れます。たとえば「まぐろスープ煮缶」と何か野菜を合わせてチンすれば、それだけで温サラダ風の一品に。そこにさらに大豆を入れたりとか。まぐろでコクが出るのでおいしく、子どももよく食べてくれます。あと最近よく作っていたのは、なすの薄切りとまぐろスープ煮缶をレンジにかけて、ごま油と万能つゆで簡単に和えた和え物。主人にも好評で、少し前はこればかり食べていました(笑)。ストックしておける缶詰類は本当に便利です。
子どものおやつもいろいろ利用していますよ。本人がカタログを見て「これが食べたい」と選んだりもしていますね。おやつの中でも、ショートブレッドなど、缶詰と同じように災害時のための備蓄を意識しながら選んでいるものもあります。
加工食品も安心して買えるように
―――生活クラブをはじめてから、食生活に変化はありましたか?
小さい子どもがいるのでやっぱり以前から食品の安全性は気になっていて、できあいのものはなるべく買わないようにしたい、家の味で育ててあげたい、とはずっと思っていました。でもそうは言っても仕事もあって忙しいし、なかなか理想通りは難しいですよね。それが、生活クラブに加入してからは加工食品も安心して買えるようになったのが大きな変化です。今は下に赤ちゃんもいるのでどうしても生活はハチャメチャになってしまいますが(笑)、そんなときにパッと調理するだけの生活クラブの餃子やコロッケやフライが冷凍庫にあると、すごく救われるんですよね。
以前はチューブのにんにくやしょうがなどは、あまりおいしいと思えず買わなかったんですが、生活クラブのびん入りのおろしにんにくやきざみ生姜はよく使ってます。料理のときも、前はにんにくを毎回すりおろすのが面倒で入れずに済ませてしまっていたのが、おろしにんにくを買うようになってからチョコチョコ入れるようになりました。他にも、生活クラブの梅びしおを買うようになってから、きゅうりと和えたりおにぎりに入れたりと使うようになって、料理の幅が広がるよさも。こういう消費材のおかげで、料理のハードルが下がるなというのはすごく感じてます。
―――「配送されるからラク」というだけでなく、消費材のおかげで料理のハードルが下がるというラクさもあるんですね。
そうですね。それに、生活クラブで扱っている消費材の範囲なら、どれを選んでも安心して食べられるので、買い物のときにいちいち材料や添加物などを気にしたりする必要がないのもすごくラクです!生活クラブでの買い物は、そういう意味でのストレスがないんですよね。
構成:輪島直美/撮影:千葉亜津子/取材:2017年11月
*藤沢さんのお話は次回に続きます。
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◆藤沢あかりさん プロフィール◆
暮らしにまつわるテーマを中心に、雑誌やウェブ記事などフリーランスで編集・ライターとしてご活躍中。東京都内でお子さん2人とご主人の4人暮らし。
Instagram
https://www.instagram.com/akari_kd/
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