組合員による「ヨーグルトリニューアルプロジェクト」活動レポート vol.2 全国でリニューアルサンプルの試食会を開催
横浜みなみ生活クラブのお店、東戸塚デポーでの試食会
生活クラブのヨーグルト品目を、もっと幅広い方々に受け入れられるおいしさへリニューアルする「ヨーグルトリニューアルプロジェクト」。今春から、工場見学や試食、検討会などを重ね、リニューアル品目は「プレーンタイプ」と「加糖タイプ」の2タイプとすることになりました。次のステップとして、生産者の新生酪農株式会社が試作したサンプル品を各地の生活クラブに分配、組合員が集まる様々な機会に試食会を開催しました(7月末~8月上旬)。プロジェクトチームでは、試食した組合員からの意見を反映して、よりおいしいヨーグルト品目のリニューアルとなるよう、検討を進めます。
1万6,000個のサンプルを用意し、全国で試食会を開催
4種類のサンプルを並べて試食の準備(横浜みなみ生活クラブほんもくデポー)
生活クラブの牛乳は、指定の酪農家から集めた品質の高い生乳を原料に、製造・流通過程の明確さや品質の確かさ、なによりもそのおいしさで組合員から高く評価されています。これからもずっとこの牛乳を手に入れるには、酪農家はじめ生産者が安心して生産を続けられることが必要です。そのためにも、牛乳だけではなくヨーグルトなどの乳製品が幅広く利用され続けなくてはなりません。そこで、生活クラブのヨーグルトをもっとおおぜいの組合員に受け入れられる(好まれる)おいしさに改良して利用量のアップにつなげることをめざしているのが「ヨーグルトリニューアルプロジェクト」です。
プロジェクトではこれまでの検討で、「生乳100%のプレーンヨーグルト」と「脂肪分控えめの加糖ヨーグルト」の2タイプでリニューアル品を開発することにしました。2タイプで2種類ずつの試食用サンプル品を4,000個ずつ、合計で1万6,000個を各地の生活クラブに配送、7月30日から1都1府8県の生活クラブでサンプル品の試食会が多数開催されました。
子どもも試食に参加し、幅広い年代の意見を収集
(左)生活クラブ都市生活の「ミルク教室」/(右)生活クラブ長野の夏休み親子イベント
生活クラブ都市生活(兵庫県)では、生活クラブの牛乳を使ったアイスクリームづくりを体験する学習会「ミルク教室」で、試食用サンプルとアンケート用紙を配布、生活クラブ長野では、夏休みの親子イベントの機会に試食会を開催しました。また、横浜みなみ生活クラブでは、ほんもくデポーの店頭で地域の組合員リーダーが来店した組合員に試食をおすすめしました。このように、1週間あまりの間で各地のイベントやデポー店頭で行なわれた試食会は、およそ140回以上にのぼりました。
組合員の声を生かし、改良点のとりまとめへ
(左)「ぼくは茶色のパックのヨーグルトが好き!」(ほんもくデポー)/(右)試食の感想を聞き取り(東戸塚デポー)
試食した組合員からは「子どもたちは『好きなヨーグルトが見つかった!』と喜んでいました」「家族の好みをあらためて知ることができました」「加糖ヨーグルトはおやつにピッタリ!」といった感想、そして「ふだんは市販品を選んでいるので、生活クラブで新たにできるのならぜひ買いたい」などの意見が寄せられています。
各地の生活クラブでおおぜいが参加したリニューアルサンプル品の試食は、「生活クラブの消費材は組合員の意見をもとにつくられている」ことを再確認する機会にもなりました。
試食会で集められた意見・感想を元にさらに検討を進め、プロジェクトとしての答申は12月の機関会議(生活クラブ連合消費委員会)で討議・決定される予定です。その後、製造や流通の条件を整備したうえで、リニューアルが完成した新しい消費材のヨーグルト品目は2019年6月の「デビュー」をめざします。
【今後のプロジェクト計画(予定)】
●試作品への組合員アンケートや聞き取りの検討(18年9月)
●組合員アンケートの結果をふまえた具体的な改良方法の検討(18年10月)
●改良の答申案のとりまとめ(18年12月)
【2018年9月12日掲載】
☆前回のレポートもあわせてお読みください
組合員による「ヨーグルトリニューアルプロジェクト」活動レポート vol.1 ヨーグルトの工場見学と学習会を開催(2018年5月8日掲載)