「さようなら原発9.17全国集会」に8,000人が参加
渋谷の街へパレード出発
「さようなら原発1000万人アクション」が主催する「さようなら原発9.17全国集会」が2018年9月17日、代々木公園で開催され、約8,000人が参加。生活クラブからは、およそ30名が参加しました。
いのちをつなぎ、くらしを守れ、フクシマとともに
福島原発訴訟かながわ原告団のみなさん
はじめに「福島原発訴訟かながわ原告団」の村田弘さんが、「ここ2年半の間に4万人もの避難者への住宅支援が打切りとなっている。帰りたくても帰れない人たちにとって住宅は最後のよりどころである。カタツムリだって殻を取られてしまえば死んでしまう。」と発言。
次に「福島原発刑事裁判支援団」から佐藤和良さんが「福島第一原発事故は7年半たっても終わっていない。刑事裁判では、地震と津波への対策をすべきとの長期評価を受けて、2008年には対策実施を検討したが、莫大な費用がかかるため、東電は住民や人々の安心安全よりも経営判断を優先して見送りとした。福島第一原発事故で誰ひとりとして責任を取っていないのはおかしいのではないか。刑事裁判は山場を迎えて正念場である。」と訴えました。
原発再稼働のいま、関心を持とう!
「東海第二原発訴訟原告団」の大石光伸さんは、「首都圏60万人に影響を及ぼす東海第二原発の再稼働を阻止しなければならない」、「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」の吉原毅さんは、「見た目はコンクリートの塊で原発は頑丈そうに見えるが、住宅耐震強度の10分の1の揺れでも壊れてしまい、地震にはものすごく弱い。稼働が止まっている原発でも重大な問題である」と指摘しました。
ほかにも「沖縄の辺野古基地建設」や「憲法9条改憲」についてのアピールもありました。
集会で一斉に掲げた「NO!原発推進」
集会後は、代々木公園から渋谷駅周辺までパレードを行ないました。パレードでは、福島からの避難者や小さいお子さん連れの方も一緒に、「原発いらない!」「原発とめよう!」「子どもを守ろう!命が大事!」とアピールしました。
福島第一原発事故から7年半が過ぎました。
未だに多くの人たちが避難生活をし続けていること、この人たちが抱えている問題や原発事故への関心が薄れてしまわないように、「フクシマとともに」の想いを共有できた集会となりました。
生活クラブからおよそ30人が参加
【2018年9月27日掲載】