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2018年10月、生活クラブ東京(世田谷区)は生協設立50年を迎えた。その節目の年に生活クラブ東京は「50周年記念事業プロジェクト」のタイトルでさまざまな企画を立案し、その具体化を進めている。
 

東京理事長の土谷雅美さん


ご本人はおそらく眉をひそめるだろうが、作家の司馬遼太郎さんの表現をあえて拝借し「誠に小さな女性の組織が開花期を迎えようとしていた」と記したい。

1968年、米国では黒人解放運動の指導者だったマーチン・ルーサー・キング牧師が暗殺され、フランスでは学生を中心とした市民が国家に対抗する「5月革命」が起きた。日本の国民総生産(GNP)が西ドイツ(当時)を抜き、米国に次いで自由主義世界第2位になったのも、この年だった。

その68年10月、日本政府は「明治100年記念式典」を日本武道館で開催。ほぼ時を同じくして東京・世田谷で設立総会を迎えたのが生活クラブ生活協同組合だ。当時の組合員は1,026人。それが50年を経た現在、国内各地で34の生活クラブ生協が運動と事業を展開し、現在は約39万人の組合員が参加する規模にまで成長した。

記念漫画と記録集を作成

2017年7月に組合員が8万人を突破し、18年10月に生協設立50周年を迎えた生活クラブ東京(世田谷区)では、「50周年記念事業プロジェクト会議」を立ち上げ、同会議の答申案を17年12月の理事会で討議承認した。これに基づき、50周年記念事業のメインテーマは「食をかこむ和~つながるまち・ささえあう暮らし~」と決定し、「まとめる」「共有する」「知らせる」「はじめる」という4本の柱に沿った企画を実行していくことが確認された。

「まとめる」は、生活クラブ運動の到達点などを記録集、記念漫画、写真集などにして出版、配布する活動を指す。おおぜいの組合員、生産者といった生活クラブ運動の構成メンバーが現在の到達点と今後の展望を確認し合い、生活クラブの内外に発信する企画づくりが「共有する」だ。

「知らせる」は、生活クラブ50周年の成果を広く社会に伝え、新規組合員の獲得につながる広報活動の拡充を意味する。地域社会の問題を市民が解決する新たな事業展開を検討していくのが「はじめる」で、その実行は別のプロジェクト会議の答申をもとに進められるという。

「生活クラブ東京では設立30周年、40周年という節目の年には記念漫画を発行しています。それは今回も続けようと今年6月に広報制作委員会が制作に向け動き出しました。さらに編集委員会を立ち上げ、生活クラブの半世紀の歩みをまとめた記録集の作成にも入ります」と生活クラブ東京理事長の土谷雅美さんは笑顔で語る。

▲1970年9月発行の機関紙「声」の表紙

大試食会に記念グッズも

「まとめる」の実行方針による記念漫画の発行は19年3月の予定で、生活クラブ東京のウェブサイトでも閲覧できるようにするという。「新たに組合員になる人を増やす拡大活動や、組合員が消費材への購買力を意識的に集める利用結集活動に役立つ漫画です。ぜひ多くの組合員に読んでほしいです」(土谷さん)

記録集は300部作成し、生活クラブ東京を構成する4のブロック生協をはじめ、各地の生活クラブ生協や提携生産者に配布し、研究機関にも贈呈する。

「共有する」の実行方針に基づき、今年12月1日にはフォーラム、年明けの19年1月25日には記念レセプションを開催、同年5月25日の土曜には東京流通センターイベントホールで大試食会の実施が計画されている。さらに提携生産者で構成される「生活クラブ親生会」と連携した50周年記念消費材の取り組みや記念グッズ制作に向けた準備も進む。

「知らせる」活動の一環として生協設立50周年をアピールするロゴデザイン案を公募し、選考する取り組みは今年4月に完了し、5月から実際に活用されている。また、生活クラブ東京では、機関紙「ジョイエス」やホームページを使った生協設立50周年関連記事の発信にも力を入れる。土谷さんは力を込めて言う。

「この50年、生活クラブが続いてきたのは、他の流通事業者にはまねができない組合員活動があったからです。この点を今回の記念事業を通し、何より強く訴えていきたいと思っています」

撮影/魚本勝之  文/本紙・山田 衛
 

『生活と自治』2018年11月号の記事を転載しました。

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