海の資源も食文化も、どちらも守る【うなぎの資源保護】
2030行動宣言WEBコラム1-1.うなぎ
2019年度第1回放流事業のようす
「夏痩せによしといふものぞ 鰻(むなぎ)捕り喫(め)せ 」。7~8世紀の万葉集にも登場するうなぎは、日本の食文化を代表する食材でもあります。しかしシラスウナギの採取量は年々減少し、環境省は2013年にニホンウナギを「絶滅危惧種」に指定しました。
そうしたなか、静岡県でうなぎの養殖・加工・販売を行なう生活クラブの提携生産者「静岡うなぎ漁業協同組合」は、うなぎを食べながら資源を守ることを目的に、2017年より水産庁と日本養鰻漁業協同組合連合会の委託を受け、ニホンウナギの放流を毎年続けています。
ニホンウナギの生態はまだ謎が多く、親うなぎを放流することで産卵数を増やそうという取り組みを行なっている「浜名湖発親うなぎ放流事業」にも協賛するなど様々な可能性を探っています。生活クラブも2020年から生産者と力を合わせ、この活動に関わっています。
「放流の成果はデータ上ではまだわからない。それでも、手ごたえを感じています」と静岡うなぎ漁業協同組合の水谷洸喜(こうき)さんは言います。うなぎは約2千㎞離れたマリアナ海溝に向かい産卵します。そこで生まれた稚魚が再び日本周辺に戻ってくると信じて、希望を持って放流事業を続けています。
そうしたなか、静岡県でうなぎの養殖・加工・販売を行なう生活クラブの提携生産者「静岡うなぎ漁業協同組合」は、うなぎを食べながら資源を守ることを目的に、2017年より水産庁と日本養鰻漁業協同組合連合会の委託を受け、ニホンウナギの放流を毎年続けています。
ニホンウナギの生態はまだ謎が多く、親うなぎを放流することで産卵数を増やそうという取り組みを行なっている「浜名湖発親うなぎ放流事業」にも協賛するなど様々な可能性を探っています。生活クラブも2020年から生産者と力を合わせ、この活動に関わっています。
「放流の成果はデータ上ではまだわからない。それでも、手ごたえを感じています」と静岡うなぎ漁業協同組合の水谷洸喜(こうき)さんは言います。うなぎは約2千㎞離れたマリアナ海溝に向かい産卵します。そこで生まれた稚魚が再び日本周辺に戻ってくると信じて、希望を持って放流事業を続けています。
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静岡うなぎ漁業協同組合のうなぎは、養殖から加工までの一貫生産が特長です。
養殖池には豊富で良質な地下水を利用し、水温を一定の温度で管理しています。
うなぎの成長に合わせた配合飼料を与え、ストレスをかけないようにすることで良質なうなぎに成長します。
日本の伝統的な食文化であるうなぎ。資源管理しながら大切に食べることが、海の資源を守ることにつながります。
養殖池には豊富で良質な地下水を利用し、水温を一定の温度で管理しています。
うなぎの成長に合わせた配合飼料を与え、ストレスをかけないようにすることで良質なうなぎに成長します。
日本の伝統的な食文化であるうなぎ。資源管理しながら大切に食べることが、海の資源を守ることにつながります。
【2020年6月29日掲載】