海を越えても、顔の見える関係
2030行動宣言コラム2-3.エビ
2017年6月、生活クラブ組合員によるエビの産地視察の様子
エビフライ、エビチリ、エビチャーハン…。食卓にあるだけで華やぐエビは、生活クラブでも人気の食材です。
日本のエビ消費量が世界一だった1992年、生活クラブはインドネシア産の「エコシュリンプ」の取り扱いを始めました。
当時日本向けのエビを作るためにマングローブを伐採し、人工の飼料と抗生物質を使って大量生産する集約型養殖方法が現地の環境に影響を与えると懸念されていました。
それに対して、「エコシュリンプ」は孵化した稚エビを養殖池に放つほかは自然環境に任せて生育させます。自然発生のプランクトンを餌とするため、人工飼料より水を汚しません。
2018年からはベトナム南端のカマウ省で同様の方法で育てた「ファーマーズシュリンプ」の取り扱いが始まりました。 海水と淡水が混じり合った汽水域のため、塩分濃度が高く塩害に悩まされながら稲作をしていたカマウの生産者は、エビ養殖に切り替えることで暮らしが豊かになったそうです。
現地の環境や人々の暮らしに無関心のままの輸入ではなく、海を越えて顔の見える関係を築き、生産者と消費者の気持ちが通じ合い、お互いが豊かになれる交易を生活クラブは目指しています。
日本のエビ消費量が世界一だった1992年、生活クラブはインドネシア産の「エコシュリンプ」の取り扱いを始めました。
当時日本向けのエビを作るためにマングローブを伐採し、人工の飼料と抗生物質を使って大量生産する集約型養殖方法が現地の環境に影響を与えると懸念されていました。
それに対して、「エコシュリンプ」は孵化した稚エビを養殖池に放つほかは自然環境に任せて生育させます。自然発生のプランクトンを餌とするため、人工飼料より水を汚しません。
2018年からはベトナム南端のカマウ省で同様の方法で育てた「ファーマーズシュリンプ」の取り扱いが始まりました。 海水と淡水が混じり合った汽水域のため、塩分濃度が高く塩害に悩まされながら稲作をしていたカマウの生産者は、エビ養殖に切り替えることで暮らしが豊かになったそうです。
現地の環境や人々の暮らしに無関心のままの輸入ではなく、海を越えて顔の見える関係を築き、生産者と消費者の気持ちが通じ合い、お互いが豊かになれる交易を生活クラブは目指しています。
【わたしたちのアクション】選ぶ・伝える
食べているものがどのように作られているかを知ることはとても大切です。
生活クラブのエビは、周囲にマングローブが生える自然環境を活かした粗放養殖(そほうようしょく)で育ち、人工飼料や薬剤の使用に頼る必要がありません。
生活クラブのエビを食べることで、産地のマングローブなど自然環境の保護にもつながり、未来にわたる持続的な生産とそこに暮らす人々を支えます。
生活クラブのエビは、周囲にマングローブが生える自然環境を活かした粗放養殖(そほうようしょく)で育ち、人工飼料や薬剤の使用に頼る必要がありません。
生活クラブのエビを食べることで、産地のマングローブなど自然環境の保護にもつながり、未来にわたる持続的な生産とそこに暮らす人々を支えます。
【2020年7月13日掲載】