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親鶏の種(しゅ)まで国産、持続可能な国内自給を目指す【生活クラブの鶏卵】

2030行動宣言WEBコラム2-1.鶏卵


 
朝ごはんにジュッと目玉焼きを焼いたり、お弁当用にふんわりとした卵焼きを作ったり…。毎日の食事にたまごは欠かせないという方も多いのではないでしょうか。

わたしたちにとって身近なたまごは、約95%が国産といわれていますが、一般的な鶏卵はほとんどの場合、採卵鶏の二世代前(原種鶏)を海外からの輸入に頼っているというのが日本の鶏卵産業の実情です。

何らかの要因で鶏 の輸入が止まってしまえば、日本の鶏卵生産は維持が難しくなるという、とても危うい状況にあるのです。実際に2006年にヨーロッパで鳥インフルエンザが発生したときは、海外からの輸入が規制され、国内の鶏卵生産に大きな影響がありました 。

生活クラブの提携する鶏卵生産者は、1990年から純国産鶏を扱う岐阜県の(株)後藤孵卵場と提携し、日本の風土に適した強健で病気にも強い品種の「さくら」と「もみじ」を導入。ヒナから一貫飼育体制を採用しています。

たまごを持続的に、そして安定的に生産していくためには継続して育種改良が必要です。生活クラブは「食を守るために種(しゅ)を守る」という理念のもと、後藤孵卵場やたまごの生産者とともに、純国産鶏の産むたまごを利用していきます。

【わたしたちのアクション】選ぶ

 
生活クラブのたまごは開放的な鶏舎で遺伝子組み換えでない飼料や飼料用米を与え、大切に育てている国産鶏種から産まれます。

さらにアニマルウェルフェア(家畜の快適性に配慮した管理)の視点から、鶏舎内で自由に動き回れる鶏が産む「平飼いたまご」の共同購入(※)も始まりました。

鶏は毎日たまごを産むため、曜日や週で消費量に大きな差があると、消費の少ないときに余りが出てしまいます。定期的に食べ続けることが、持続的な生産を支えます。
(※)一部の地域限定。
 
生活クラブの鶏卵
【2020年7月13日掲載】

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