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生協の食材宅配【生活クラブ】
国産、無添加、減農薬、
こだわりの安心食材を宅配します。
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【生活クラブ2030行動宣言】 私たちのアクション


生活クラブ
SDGsの理念に通じ、かつ留まらない活動実行していくことを約束します
 
「第一次生活クラブ2030行動宣言」は、SDGsの理念に通ずる7つの目標と、SDGsに留まらない生活クラブ独自の目標の計8つの重要目標があり、そのどれもが、日々の選択や一歩踏み出すことで達成に近づけることが可能です。

このWEBコラムでは、各目標にそって生活クラブの活動を紹介してきました。最終回となる今回は、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいることをテーマに、組合員・生産者のみなさんからのメッセージを紹介します。

生活クラブに関わるみんなで、サステイナブルな未来をつくっていきましょう。

サステイナブル(持続可能)な社会の実現に向けて【私たちのアクション】



磯嶋志保子さん(組合員歴22年。 夫、娘3人と5人暮らし)

子どもたちが生きる社会がよくなるために、伝えていく

長女が生まれたときに「自分や家族のために安全なものを」と生活クラブに入りました。でもいろいろ学んで、「社会がよくならなければ、自分たちも幸せにはなれない」と考えが変わりました。自分たちの暮らしが誰かからの搾取から成り立っていたら嫌ですよね。その点、生活クラブのいいところは、生産者と交流を重ね、対等な関係を築いているところだと思います。

福島第一原発の原発事故をきっかけに、原発の問題を伝えていこうと思いました。地球環境や経済的な格差の問題など、関心を持つ人だけではどうにもならないところにきているので、より多くの人に伝えていきたいです。
中川美穂さん (組合員歴15年。 夫、娘2人と4人暮らし)

地域の中で子育て&自分育て

娘が生まれたときに「こんな強力な洗剤でうぶ着を洗っていいのかな」と本能的に疑問を持ちました。生活クラブを通じて地域内資源循環を実現している神奈川県川崎市のせっけん運動を知り、そこでつくられる石けんにほれこみました。そして、その川崎市民石けんプラント(※)で石けんを学び、研究・製造し、石けんを広めることを仕事とする機会に恵まれました。地域の中で子育てをしながら、石けんとともに自分も育て中です。

石けんだけでなく、「持続可能な」という言葉の意味を教えてくれたのも先輩組合員たちでした。一人で黙々と石けんを使うのではなく、語り合える仲間とコミュニケーションをとりながら、石けんを研究し広めていくのがライフワークになっています。

(※)川崎市民石けんプラント … 30年前の石けん運動の流れの中、生活クラブ組合員を中心とする市民6000人の賛同、出資を得て設立。使用済み食用油、未開封油を回収、有効利用し石けん等を製造販売。域内資源循環に取り組み続けている。
関口麻友美さん(組合員歴4年。夫、娘2人と4人暮らし)

コロナで見えた社会の変化を「持続可能な社会」へのヒントに

長女が1歳のときに「放射能、遺伝子組み換え食品」が気になり、生活クラブを友人に教えてもらいました。

周囲では話題にしないことが生活クラブの中では当たり前のように話されていて、最初は驚きましたが、食、健康、生活環境、子どもの幸せを考え、政治に関心を持つようになりました。

コロナ禍での変化は、コロナに関係なくそのほうが快適なのでは、と思うこともいろいろあります。空間的なゆとりは、ストレスがなくなります。
換気もしたほうが気持ちいい。在宅ワークも余剰時間が増え、通勤ストレスがなくなる。この変化は「持続可能な社会」へのヒントになるのではないかと思います。
 
山口桂子さん (組合員歴4年。夫、息子2人と4人暮らし)

SDGsをもっと学んで危機感を伝えていきたい

生産者交流会をきっかけに、生活クラブの活動に参加するようになりました。同じ年代の子どもを持つ組合員もたくさん参加していて、身近な地域で親子ともに親しい仲間ができました。

生活クラブの活動は幅広いです。国産を積極的に使用した消費材、環境負荷を減らすリユースびんの仕組み「グリーンシステム」、再生可能エネルギーでつくられる「生活クラブでんき」、おたがいさまのたすけあいの仕組み「エッコロ共済」…。わたしにもできることはどんどん参加していこうと思っています。

SDGsについても、大人も子どもも一緒に学ぶ機会をつくり、幅広い世代で危機感を共有できたら、次のアクションにつながると思います。
河内山好恵さん(組合員歴32年。 夫、娘と3人暮らし)

仲間とわいわい楽しみながら、フードドライブを企画

自分に甘いわたしでもできるような身近なことから続けていこうと思っています。合成洗剤から石けんに変え、食べ物は遺伝子組み換えを学んでから国産を選ぶようになりました。仲間ともフードドライブ(※)を企画するなど、わいわいと楽しみながらすぐにできることから実行しています。

「持続可能な社会」というと難しく聞こえますが、まずは生活クラブを続けることが持続可能な社会の実現に向けての一歩だと思っています。

(※)「フードドライブ」とは、家庭で余っている食品(フード)をみんなで持ち寄り、食品の確保が困難な団体や個人などに提供する運動(ドライブ)を指す言葉です。
二宮久美子さん (組合員歴1年半。夫、娘と3人暮らし)

環境にも人にもいい、石けんで心地よい暮らし

離乳期後半の娘のために安心な食材を探しているときに生活クラブを知りました。肉類や加工食品を安心して食べられるようになり、食の選択肢も広がりました。

石けん類も、それ以前は用途別に6種類をそろえていましたが、固型石けん一つで、食器、服、顔、手や体などすべてを洗うようになりました。赤ちゃんだった娘の頭からつま先まで石けんで洗い、保湿クリームはつかいませんでした。余分なプラスチック類も暮らしからとりのぞき、心地よくなりました。

まずは自分の暮らしから実践し、人にとっても環境にとってもいいことを活動の輪を広げて伝えていきたいです。

※この記事の石けん活用術は、個人のご家庭での活用方法に基づき掲載しました。
株式会社秋川牧園 代表取締役社長 秋川 正さん(主な取扱い品:鶏肉)


国産飼料用米で自給率をアップし、農地を守る

日本ではお米の消費量は年々減少し、このままでは限りなく水田が余ってしまう状況です。それは美しい田舎の風景を守れないだけでなく、世界的に見ると人口が増加する中で貴重な農地を荒らすことを意味します。

飼料原料として大量のトウモロコシや大豆を輸入している日本では、飼料米による自給率アップは優先度の高い取り組みです。2009年から地元山口県で、飼料米の生産と利用の取り組みを始めました。スタート時は0.3ヘクタールでしたが、今年は22軒の生産者で、135ヘクタールにまで広がりました。国産鶏種である「はりま」を飼育していますが、もみ殻のついた飼料米を年間800トン与えています。
飼料米の取り組みを続ける上での課題は、生産者の高齢化が進んできて、後継者が不足していることです。集落で農業法人を設立して取り組んでいるケースでも、実際の現場を担う後継者の問題があります。今後、今まで以上のサポート体制を構築する必要が出てくると思っています。

また、秋川牧園では鶏を飼う中で大量に発生する鶏糞を、しっかり発酵させた上で、飼料米の生産者に供給して循環させていますが、そのことは石油を使う化学肥料の削減に加えて、地力の増進や養鶏の安定生産にも大きく貢献しています。
美勢商事株式会社 代表取締役社長 小松 直さん(主な取扱い品:餃子)

「生活クラブでんき」を利用して、持続可能な社会へ貢献

「健康に役立ち安全で豊かな食生活に貢献する食品をお届けしよう」という理念のもとに、人にやさしく、環境にやさしい商品づくりを経営方針の柱にしております。日本の農業が、循環型農業としての一層の発展に協力できるように、原材料に国内産の野菜、穀物、肉などを使っています。

また、2011年の東日本大震災を教訓に、エネルギーの取り組みも始めました。
「生活クラブでんき」を導入したのです。再生可能エネルギーを中心に電気を共同購入し、原発や化石燃料に依存しなくていい社会の構築をめざす「生活クラブでんき」の趣旨に賛同したからです。
使うエネルギーを選ぶことで、持続可能な社会、環境へ貢献できることを目指しています。

年々、天候不順が多くなり、国内産の野菜などの原料確保が難しくなってきていると感じています。原料調達、製造、また雇用に至るまで大きな枠組みで国内生産が継続できるように、幅広い食品分野へのチャレンジを続けていきたいと思っています。
 
株式会社マルモ青木味噌醤油醸造場 代表取締役社長 青木 幸彦さん(主な取扱い品:味噌)

製造中に出る残渣を活用して発電する、循環型ものづくりを実践

⾃然の恵みである⽣みそをもたらしてくれるのは、「農」の営みと「⾃然」の⼒です。

みその主原料は大豆や米ですが、地球温暖化によりみそに適した大豆や米の栽培が難しくなるのではないかと懸念しています。また、地球温暖化により天然醸造のみそが年々コントロールしにくくなっており、熟成期間にも影響を及ぼしつつあります。

今後も⽣みそをつくり続けていくために、私たちにできることは何かを考え、いくつもの「⾃然を育む」取り組みを始めています。そのうちの一つとして、みそづくりの過程で出る残渣(ざんさ※)や汚泥を木質バイオマス発電所の発電用燃料にすることで、工場から生ごみを出さず、その燃料によって発電された電力で工場を稼働させ、循環型ものづくりを実践しています。

生ごみ、紙ごみはリサイクルできているので、今後の課題は、プラスチックごみです。分解型プラスチック容器の使用、もしくはリユースかリサイクルできる容器の利用を目指しています。

※残渣(ざんさ)… 濾過 (ろか) したあとなどに残ったかす。
【2020年10月13日掲載】

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