組合員の目で消費材をチェック! 生活クラブの「消費材Step Up点検」【前編】
生活クラブの「消費材Step Up点検」は、組合員が消費材の原料や製造工程を直接確認する活動です。
「おおぜいの自主監査」として始まり、20年以上も続けてきました。この活動を通じて生活クラブがめざしていることや、2022年に行なわれた点検の内容を2週にわたって紹介します。
より安心して利用できるように、改良できる点があるか確認するためです
生活クラブでは、生産者と消費材をつくり利用することで、健康で安全な社会をめざしています。より安心して利用できる消費材に改良するために、「持続可能な生産と消費推進制度」があります。
そのなかで消費材づくりの指針となるのが自主基準です。食材はもちろん、包材やエネルギーなどにも基準を設けており、毎年見直されて必要に応じて改定されています。
指針となる「自主基準」も消費材もステップアップを続けています
自主基準には守らなくてはならない項目と、めざすべき推奨項目があるため、生産者は自主基準に対する到達度を自主基準登録として生活クラブに毎年報告します。組合員はその内容をもとに、消費材を点検し、生産者と一緒に改善点を模索します。これが「消費材Step Up点検」です。自主基準も消費材も、繰り返し見直すことでよりよい品質をめざしています。
組合員が主体の点検活動
「消費材Step Up点検」は、組合員が主体となってすすめられる活動です。メンバーで点検する消費材をえらび、事前に学習してから生産現場へ赴き、点検しています。コロナ禍の時期には、オンラインで実施しました。
この活動は、消費材の情報開示はもちろん、製造に関わる生産者と組合員が交流する機会にもなっています。生活クラブでは「消費材Step Up点検」を重要な活動として2030年までの実施目標(2030目標)を定め、引き続き積極的な開催をめざしています。
独自の基準による管理と組合員主体の点検をすすめます
生活クラブの消費材は、原材料の調達から生産や包材について独自の基準を設けています。基準に沿ってつくられた消費材を組合員による点検を通じて改良することで、サステイナブルな生産と消費が続くことをめざしています。
生活クラブの消費材は、原材料の調達から生産や包材について独自の基準を設けています。基準に沿ってつくられた消費材を組合員による点検を通じて改良することで、サステイナブルな生産と消費が続くことをめざしています。
★生活クラブ食べるカタログ 2023年9月4回(39週)より転載しました。
【2023年9月11日掲載】