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歳を重ねても、わたしらしく、いきいきと! 「ビオサポ アクティブシニア(美食百彩)講座『体操』編」を開催

ビオサポ ― 生活クラブが考える食べものの安全と健康な食生活
 
会場に集まった組合員が、実際に体を動かして楽しむ様子。
 
2023年9月22日に生活クラブ京都エル・コープで「ビオサポ アクティブシニア(美食百彩)講座『体操』編」が開催されました。
「ビオサポ」とは、生命を意味する「BIO」と「美を」を掛け、生命力にあふれた健康な食生活をサポートしていく、という意味を込めた生活クラブの造語。カラダもサイフも、そして環境や社会も健康にしよう!という欲張りな提案です。食べものの背景とともにバランスのよい食べ方を学ぶ「ビオサポ講座」のなかでも「ビオサポ アクティブシニア(美食百彩)講座」では、歳を重ねても自分らしく、いきいきと過ごすヒントについて学べます。このたび、「ビオサポ アクティブシニア講座」に軽い運動の要素を加えた「体操」編を初めて会場で開催することができ、11人の組合員が参加しました。

いくつになっても健康で楽しく!「ビオサポ アクティブシニア講座」

生活クラブでは「消費を通して健康で安心な社会をつくる」という目標のもと、2014年に組合員を対象とした健康な食の提案「ビオサポ」を始めました。“健康”を総合的にとらえ、食べものがつくられる背景や安全性などに加えて、それらをバランスよく食べて健康に暮らしていく方法(食べ方)についてもみんなで学ぼうと情報を発信しています。

組合員の悩みに寄り添いバージョンアップした内容に

歳を重ねても自分らしく、いきいきと過ごすヒントを伝える「ビオサポ アクティブシニア講座」は、2019年にスタートし、各地で開催してきた人気の講座です。たくさんの組合員の参加を通じ、悩みが多く聞かれる更年期との向き合い方を追加するなど、内容もバージョンアップしてきました。

ビオサポ アクティブシニア講座
より広い視野で健康に暮らすために、運動について学べるのが「体操」編です。筑波大学の医学博士・征矢英昭(そや ひであき)教授が監修しています。征矢教授は、ストレスに負けず元気に前向きでいられる状態を「脳フィットネス」と呼び、脳の認知機能を高める方法として身体運動に着目しています。
 
医学博士 征矢英昭
筑波大学体育系 運動生化学・スポーツ神経科学 教授 
ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センター(ARIHHP) 副センター長

学んで、食べて、体を動かして。充実した講座

講師は、生活クラブ連合会 情報企画部 「健康な食」推進課の猪狩裕子が務めました。

この日、生活クラブ京都エル・コープで開催された「ビオサポアクティブシニア(美食百彩)講座」では、女性の更年期の過ごし方をはじめ、健康寿命をのばすポイントや栄養バランスを整えるコツについて学びました。参加した組合員は講師の言葉に頷いたり、メモをとったり、楽しみながら取り組んでいる様子でした。

その中で生活クラブが発行している「わたしにちょうどいいヘルスケア ビオサポダイアリー」の使い方も紹介されました。自分のリズムでヘルスケアをはじめることをサポートするためにつくられた書き込み式のダイアリーです。
 
女性の健康維持に役立つ情報を掲載した「ビオサポダイアリー」

音楽をかけてみんなで楽しく!「フリフリグッパー」

食べものや食べ方について学んだあとは、運動を学び実践する「体操」編です。ふだん運動をする習慣のない人にも、体を動かすきっかけになることをめざしています。監修者の征矢教授によると、ストレスを感じない軽度の運動を続けることで脳の認知機能が活性化するといいます。運動は気分を好転させる効果もあるため、毎日を快適に過ごすために大切な要素です。

レクチャーを受けた後、実際に「フリフリグッパー」という運動を行ないました。腰を左右に振りながら腕を動かす簡単な動作ですが、テンポの違う3つの曲をかけ、スピードを変えながら続けます。参加者は「思ったより疲れる」「若い頃に踊ったことを思い出す」など、会話に花を咲かせながら楽しんでいました。運動を習慣的に続けるためには、このように楽しむことも大切なポイントです。

講座の最後には、生活クラブの惣菜シリーズ「美食百彩」を試食しました。彩り豊かで食べやすく、低栄養状態を予防することをめざしてつくられています。会場では、口のなかでほぐれやすい「やわらかこんにゃく」をスイーツ風にアレンジしたものや、甘酒と牛乳をあわせたドリンクなどを紹介。参加者どうしの会話もはずみ、なごやかな雰囲気で「体操」編は幕を閉じました。
腰を左右に振りながら
 
胸の前で手をパチン!
肘をグッと後ろに引く動きをリズムよく繰り返す運動。簡単な運動でもみんなで一緒にやると、楽しく充実した時間に。

「いつまでも自分らしく過ごしたい」組合員の声をサポート

生活クラブ京都エル・コープのビオサポーターチーム。左から松本逸子さん、鈴木富代さん、上田銀子さん

今回の講座を主催したのは、京都エル・コープのビオサポーターチーム。ビオサポーターとは、食べものの情報や生活クラブの食材を使ったレシピなどをそれぞれの地域で発信する、生活クラブの組合員です。

チームリーダーの鈴木富代さんはこう振り返ります。「オンラインで行なわれた『体操』編のデモ開催に参加して、チームのメンバーからやりたいという声があがったので企画しました。参加者の楽しかったという声を聞き、運動の大切さを実感しています。私たちの地域では、食事や運動を通じて社会的つながりを持つことを目的に『ふむふむスマイルLカフェ』というイベントを毎月1回、定期的に行なっています。そこでも簡単な体操を楽しんでいますが、『フリフリグッパー』はぜひ取り入れたいです。すごく元気になったという声もあったので、効果があると思っています。」講座に参加した組合員が、学んだ知識や情報を周りに伝えていくことも、「ビオサポ」の大切なポイントです。

正しい知識を身につけて、楽しく実践しましょう!

年齢を重ねることによって変化するライフステージを歩むなかで、だれもが健康や身体について悩みを抱えています。生活クラブの「ビオサポ」では、毎日の食生活について正しい知識を身につけ、無理なく楽しく実践することが、いきいきとした自分らしい暮らしにつながると考え、さまざまな活動を展開しています。

今後も各地で「ビオサポアクティブシニア(美食百彩)講座」を開催していきます。お近くの地域で開催されたら、ぜひ参加してみてください。
【2023年10月23日掲載】

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