2024年7月の記録的豪雨の被災地・山形県庄内地域支援 組合員からのカンパ金 約4,554万円を復興支援に活用~総勢256人の職員・組合員が復興のボランティア支援に参加~
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会(本部:東京都新宿区、会長 村上彰一、以下生活クラブ)は 、2024年7月25日に、山形県庄内地域で発生した記録的豪雨により甚大な被害を受けた地域の復旧・復興支援の一環として、組合員から「庄内豪雨復興支援カンパ」を募りました。寄せられたカンパ金は約4,554万円となり、その一部を2024年12月20日(金)に、酒田市、遊佐町、JA庄内みどり、遊佐町共同開発米部会に贈呈しました。
贈呈の様子(写真左から、JA庄内みどり 田村久義 代表理事組合長、矢口明子 酒田市長、生活クラブ連合会 村上彰一 会長、
松永裕美 遊佐町長、遊佐町共同開発米部会 今野修 部会長)
山形県酒田市のガーデンパレスみずほで行なわれた贈呈式では、矢口明子 酒田市長、松永裕美 遊佐町長、JA庄内みどり 田村久義 代表理事組合長、遊佐町共同開発米部 今野修 部会長が出席し、生活クラブ連合会 村上彰一 会長より目録をお渡ししました。矢口酒田市長からは「お金や物資の支援だけでなく、ボランティアセンターを通じた人的支援により生活クラブのメンバーに会えたことにも感謝している」、松永町長からは「生活クラブと遊佐町の50年以上の提携があるが、今回の支援でさらに関係が深まった」とコメントをいただきました。
「庄内豪雨復興支援カンパ」について
生活クラブでは組合員が、生産者と交流し、産地への理解を深める「庄内交流会」を1974年から始め、2024年で51回目となりました。この庄内地域との絆の強さが今回の支援の礎となりました。生活クラブでは、被災地が一日も早く復興されることを心からお祈り申しあげるとともに、職員・組合員が一丸となりこれからも復興活動支援を行ってまいります。
・カンパ総額:約4,554万円
・実施期間:2024年9月30日~10月25日(4週間)
・カンパ方法:1口500円として宅配注文時に受付の他、店舗(デポー)で募金箱を設置
・実施期間:2024年9月30日~10月25日(4週間)
・カンパ方法:1口500円として宅配注文時に受付の他、店舗(デポー)で募金箱を設置
・主な寄付先(予定):
※その他、ボランティア支援の旅費や宿泊費、物資支援等にも活用しました。
JA庄内みどり | 8,000,000円 |
遊佐町共同開発米部会 | 8,000,000円 |
月山農場 | 1,000,000円 |
月山パイロットファーム | 1,000,000円 |
JA庄内たがわ | 300,000円 |
酒田市 | 7,000,000円 |
遊佐町 | 7,000,000円 |
月山パイロットファームは事務所を訪問し贈呈
人的支援活動内容について
生活クラブは、庄内地域の酒田市・遊佐町それぞれと締結している災害支援協定に基づき、8月末から10月中旬まで災害支援活動や、庄内豪雨復興支援カンパを行ないました。なかでも人的支援として、生活クラブ連合会と各単協の役職員・組合員あわせて延べ作業人数256名が、8 月31 日より10 月15 日までの約1ヵ月半(46 日間)に渡り、被災地を訪れ、がれきや流入した土砂の撤去などの支援作業を行ないました。
被災地を訪れたメンバーは、遊佐町杉沢地区を中心とした生活クラブの共同開発米「遊YOU米」の圃場や、遊佐町災害復旧ボランティア・酒田市災害復旧ボランティアの作業に従事し、期間中は毎日、入れ替わりで復旧のリレーを行ないました。
お米の圃場の流木やゴミの拾い集め、流入した土砂の排出、コンバインで刈り取れない箇所の稲の手刈り、ビニールハウスに流入した土砂の排出、園芸品目の援農作業、山くずれにあい除草機が入ることができなくなった庄内柿圃場の石拾いなど生活クラブの生産者の支援はもちろんのこと、自治体のボランティアセンターを通じて、遊佐町の鮭孵化場の泥の排出など、地域全体の復興支援につながるさまざまなお手伝いをしました。
被災地を訪れたメンバーは、遊佐町杉沢地区を中心とした生活クラブの共同開発米「遊YOU米」の圃場や、遊佐町災害復旧ボランティア・酒田市災害復旧ボランティアの作業に従事し、期間中は毎日、入れ替わりで復旧のリレーを行ないました。
お米の圃場の流木やゴミの拾い集め、流入した土砂の排出、コンバインで刈り取れない箇所の稲の手刈り、ビニールハウスに流入した土砂の排出、園芸品目の援農作業、山くずれにあい除草機が入ることができなくなった庄内柿圃場の石拾いなど生活クラブの生産者の支援はもちろんのこと、自治体のボランティアセンターを通じて、遊佐町の鮭孵化場の泥の排出など、地域全体の復興支援につながるさまざまなお手伝いをしました。
流木やごみを拾い集める
養魚場に残る土砂を除去
泥を詰めた土のうを手作業で運び出す
生産者から感謝のメッセージ
12月上旬に、JA庄内みどり 田村代表理事組合長、遊佐町共同開発米部会 今野部会長らが生活クラブ連合会を来訪され、この間の復興支援についての感謝をお話しくださいました。以下、コメントを一部抜粋して紹介します。
■JA庄内みどり 代表理事組合長 田村義久氏(写真向かって右)
7月25日にバケツをひっくり返したような大雨がふり、道路・畑、最終的には家屋まで浸水するような土砂災害が発生しました。
生活クラブの組合員・役職員のべ256人が、被災してから46日間、のべ49か所に毎日休むことなくボランティアや支援に入っていただき、感謝しています。
被害の大きさから収穫を半ばあきらめかけていた生産者もいましたが、支援いただいたことが生産者の心をゆさぶって、共同開発米は断念することなく最後まで収穫することができました。
さらに庄内柿の機材が入るための道の石拾いやビニールハウスの泥の掻き出し、鮭孵化場の泥の掻き出しといった大変な作業を行なっていただいたことにも、感謝しています。
7月25日にバケツをひっくり返したような大雨がふり、道路・畑、最終的には家屋まで浸水するような土砂災害が発生しました。
生活クラブの組合員・役職員のべ256人が、被災してから46日間、のべ49か所に毎日休むことなくボランティアや支援に入っていただき、感謝しています。
被害の大きさから収穫を半ばあきらめかけていた生産者もいましたが、支援いただいたことが生産者の心をゆさぶって、共同開発米は断念することなく最後まで収穫することができました。
さらに庄内柿の機材が入るための道の石拾いやビニールハウスの泥の掻き出し、鮭孵化場の泥の掻き出しといった大変な作業を行なっていただいたことにも、感謝しています。
■遊佐町共同開発米部会 部会長 今野修氏(写真向かって右)
生活クラブのみなさんの支援のおかげで復旧と収穫を両立することができました。これこそが遊佐共同宣言の意味をなした活動だったと思います。
今回の支援や生活クラブとの関係性をふまえて、共同宣言の意味と成果を共有するとともに、これからの発展を約束します。
生活クラブのみなさんの支援のおかげで復旧と収穫を両立することができました。これこそが遊佐共同宣言の意味をなした活動だったと思います。
今回の支援や生活クラブとの関係性をふまえて、共同宣言の意味と成果を共有するとともに、これからの発展を約束します。