生活クラブの豚肉の魅力ってなぁに?


生活クラブの豚肉は「この豚が食べたい」という組合員の声をきっかけにうまれ、組合員が提携生産者の株式会社平田牧場(以下、平田牧場)とともに、えさや育て方を考えてきました。共同購入を始めてから50年以上にわたり食べ続けられている理由を一緒に見ていきましょう。
組合員の「食べる力」と生産者が育ててきた豚肉
かつて、生活クラブの豚肉の規格は1k g単位のブロック肉のみでした。そのため、豚1頭で取れる割合にあわせて、ひき肉1kg、カタ・バラ2kg、モモ2kg、ヒレ・ロース1kgのセットとして、数人の組合員どうしで分けあっていました。組合員の一人ひとりが主体となりバランスのよい食べ方を意識していました。
今ではさまざまな品目から選べるようになりましたが、おおぜいの組合員で切り落としやひき肉、加工肉などバランスを調整できる消費材を利用し、「一頭を無駄なく食べる」を大切にしています。
今ではさまざまな品目から選べるようになりましたが、おおぜいの組合員で切り落としやひき肉、加工肉などバランスを調整できる消費材を利用し、「一頭を無駄なく食べる」を大切にしています。

自給力アップからおいしさの追及へ
豚肉を食べて実現してきたこと

生活クラブは飼料の自給力アップにつなげようと、輸入トウモロコシの一部を国産の飼料用米に置き換える試みにも力を入れてきました。この取組みを始めてから約30年経った今では、一頭あたりの米の給餌量はおよそ5倍に増え、休耕地や資源の有効活用にもつながっています。
また、お米をあたえることは豚肉の「おいしさ」にもつながっています。飼料はトウモロコシや大豆の油かすなどをブレンドし、飼料用のお米を配合したオリジナルのものです。飼料用米と大麦によって、豚の脂身には独特の甘みと旨みが加わり、舌先でさらりととろける食味がうまれています。
このように消費材の豚肉には、味のよさはもちろん、ほかの豚肉には代えられない価値があります。



2024年夏に行われた庄内交流会の様子。組合員が産地へ赴き、豚肉取り組みの未来について生産者と話しあいをしました。
「予約」で食べ続ける意思を伝え、豚肉の生産環境を守る
「豚肉をおおぜいで食べるということ」を「予約」という形で意思を伝えることは、生産者の新たな挑戦も後押ししています。
平田牧場では、飼料用米の給餌を増やすとともに、輸入大豆かすの代わりとなる高たんぱく米の試験栽培にも着手しています。米の需要が増えれば、産地の米農家は飼料用米をつくり続けるようになります。このように、豚肉を食べることが、日本の資源を有効に活用できる地域連携の実現につながっています。
おいしさを存分に味わえるロース肉や、毎日の食事づくりに便利なひき肉などさまざまなバリエーションから選べるのも一頭買いだからこそ。定期的に届く「よやくらぶ」で食べ続ける意思を持ちませんか。生活クラブで豚肉を食べるということは、おいしさを楽しめるだけでなく、地域の農業を支えていることにもつながっているのです。
平田牧場では、飼料用米の給餌を増やすとともに、輸入大豆かすの代わりとなる高たんぱく米の試験栽培にも着手しています。米の需要が増えれば、産地の米農家は飼料用米をつくり続けるようになります。このように、豚肉を食べることが、日本の資源を有効に活用できる地域連携の実現につながっています。
おいしさを存分に味わえるロース肉や、毎日の食事づくりに便利なひき肉などさまざまなバリエーションから選べるのも一頭買いだからこそ。定期的に届く「よやくらぶ」で食べ続ける意思を持ちませんか。生活クラブで豚肉を食べるということは、おいしさを楽しめるだけでなく、地域の農業を支えていることにもつながっているのです。



畜産品の飼料についても国内自給力アップをめざします
日本では豚や鶏、牛にあたえる飼料の7割以上を輸入しているのが現状です。
生活クラブでは、飼料から国産をめざし飼料用米など飼料用作物の栽培拡大にも取り組んでいます
日本では豚や鶏、牛にあたえる飼料の7割以上を輸入しているのが現状です。
生活クラブでは、飼料から国産をめざし飼料用米など飼料用作物の栽培拡大にも取り組んでいます

★生活クラブ食べるカタログ 2025年3月3回(11週)より転載しました。
【2025年3月3日掲載】