消費材ってなぁに?


生活クラブでは、利潤を追求するのではなく「消費するためのもの」として、くらしに必要なものを生産者とともにつくり「消費材」と呼んで利用しています。消費材の開発の流れを見ていきましょう。
組合員の声をカタチにした「消費するためのもの」
生活クラブと生産者は、ともに対等な立場で消費材を開発し、共同購入を通じて健康で安心して暮らせる社会の実現をめざしています。消費材は、おおぜいの組合員の「食べたい、使いたい」という要望のもと、独自の厳しい基準でつくったオリジナル品が中心で、「売るためのもの」としてつくられた市場の「商品」とは異なります。事前に注文をまとめることで生産者が事前に必要量を把握して生産できる「予約共同購入」で取り組んでおり、生産者が安心してものづくりに取り組めています。
また消費材の価格は、生産にかかる費用をもとに生活クラブと生産者が話しあって決めています。
また消費材の価格は、生産にかかる費用をもとに生活クラブと生産者が話しあって決めています。

※ 2025年4月2回時点の価格です。消費材の価格は、生産にかかった費用に工賃を加えた価格をもとに決めています。牛乳の場合では、原乳原価、輸送費、製造費、びん・キャップ費、消費税に、牛乳応援基金の2円を加えたものが価格です。この価格は、生産者が再生産でき、組合員が継続的に利用することをめざした適正価格といえます。
くらしの「あったらいいな」をもとに組合員が開発
消費材の多くは、生産者からの提案をもとに開発され、組合員の代表者による試食を経てデビューとなります。
地域の生活クラブが主体となって様々な課題を解決するために開発した消費材には、「生乳100%ヨーグルト」(2019年)や「これ好き!スライスソーセージ」、冷凍おむすびの「こむすびちゃん」(ともに2023年)などが挙げられます。
地域の生活クラブが主体となって様々な課題を解決するために開発した消費材には、「生乳100%ヨーグルト」(2019年)や「これ好き!スライスソーセージ」、冷凍おむすびの「こむすびちゃん」(ともに2023年)などが挙げられます。

たとえば「こむすびちゃん」は、生活クラブ東京の組合員が、米の消費量減少を解決するために開発しました。市場調査や学習会を開催し、コンセプトづくりからスタート。お米は生活クラブの「那須山麓米」を使用し、おむすびの形状についても話しあいを重ねました。このように、生活クラブでは組合員が主体となって消費材を開発しています。

子どものおやつやお弁当にもぴったり「こむすびちゃん(重茂産わかめ・さけ・ごま)」

「こむすびちゃん」を開発した生産者と組合員
よりよい消費材をめざし
デビュー後も改良を重ねています
消費材は、デビューしたら完成ではありません。さらによいものにしていくため「消費材Step Up点検」という活動では、組合員が消費材の成り立ちから製造工程まで勉強した後、生産現場へ赴き、生活クラブの基準に沿っているかを点検しています。また、原料の見直しや味の改良なども必要に応じて行なっています。
組合員にとって消費材は、「自分たちの欲しい!」が詰まったもの。
このような改良を重ね、おおぜいで利用することによって、その数を増やしてきました。
まず最初に利用してほしい消費材は「L’s(エルズ)選定品」です。
組合員にとって消費材は、「自分たちの欲しい!」が詰まったもの。
このような改良を重ね、おおぜいで利用することによって、その数を増やしてきました。
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まだの人は試してみて!オススメの消費材


情報開示と自主管理を基本とし、自ら考え、決め、実行します
組合員主権に基づく組織運営を基軸として、SDGs達成に主体的に取り組んでいます。独自の基準による消費材の管理と点検や、情報の開示などSDGsにとどまらない取組みについては、自主的な目標を定めて実行していきます。
組合員主権に基づく組織運営を基軸として、SDGs達成に主体的に取り組んでいます。独自の基準による消費材の管理と点検や、情報の開示などSDGsにとどまらない取組みについては、自主的な目標を定めて実行していきます。

★生活クラブ食べるカタログ 2025年4月2回(14週)より転載しました。
【2025年3月24日掲載】