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【つながりづくり助成】みんなの居場所 おかえりびんぐ(大阪)後編

【連載】つながりづくり助成

地域のつながりや支え合いをつくるための「つながりづくり助成」。
各地で元気に展開している団体の活動をレポートします。

地域で支え合う仕組みづくりのために2002年に始まった有償のたすけあいシステムによる非営利団体「W.co.暮らしの支援あひるポート」(以下、「あひるポート」)が、つながりづくり助成を活用し、誰もが気軽に立ち寄れ、多世代のあたたかなまなざしの中で、安心して過ごせる居場所ができれば。と、「みんなの居場所 おかえりびんぐ(以下、おかえりびんぐ)」をスタートしました。その後編をお届けします。

試行錯誤と挑戦をしながら、理想の居場所をめざしています

家族の介護や仕事でバタバタした日々の中でも「ほっと一息がつけ、リセットできる」機会になったり、“多世代が一緒に暮らすリビングのような居場所”をめざし挑戦は続きます。
 

おかえりびんぐの案内ボード
ミュージックベルの練習
 
昼食会

「してあげる」と「してもらう」がくるくるかわる、ころころ回る

「おかえりびんぐ」のリーフレットには、『ありがとう』の言葉が行き交う「誰が来ても認め合える場所」。「してあげる」と「してもらう」がくるくるかわる。ころころ回る。でも、誰かのために何かをしなくちゃと気負うこともない。だって、あなたがそこにいるだけで嬉しいんだから。だから『ここであなたらしく過ごしてね』。と、「理念や大切にしていること」が書かれています。

取材で訪問した日も、近隣の高齢者がスタッフと一緒に折り紙を居場所のこあがりにあるテーブルでしていましたが、スタッフが教えていると思ったら、高齢者がスタッフに昔話をしながら折り方を教えたり、手を動かしながら折り紙や道具の使い方など、ちょっとした工夫や知恵を伝えたりと、まさに“くるくると”教えたり教わったりが繰り広げられていました。
「おかえりびんぐ」のリーフレット
 
利用者さんと折り紙
居場所の入口スペースに目を移すと、お預かり託児の幼児がスタッフと一緒に遊んでいます。お母さんが美容院に行ったり用事をしたりしている1~2時間、幼児を見てほしいという時に活用してもらえたらとの思いでスタートしたとのことですが、ニーズはありそうです。また、玄関の掃除や買い物など、30分もかからないけど、ちょっと人の手を借りたいという時のお手伝い事業「ちょこっとサポート」を、「あひるポート」の「暮らしの支援」事業で培ってきたノウハウを生かして始めています。


お預かり託児

今後に向けて

代表の藤村まゆみさんは、「あひるポート」の設立当初から、学校に行きづらい子どもたちの居場所や子どもたちの学習支援に関心をもち、多世代が立ち寄れる場所とともに、子どもたちの支援ができればと検討を重ね、今回の「おかえりびんぐ」の立ち上げにつなげました。

藤村さんは「試行錯誤」と言っていましたが、大切にしたい思いや理念に基づき、居場所を開きながらニーズを拾い、いろんな企画をいろんな人の参加・協力を得ながらチャレンジしてみる。うまくいったらともに喜び、困難や壁にぶつかったら一緒に悩み、相談し、頼りながら創意工夫と新たな企画につなげていっています。

「多世代が集まることで、みんなに『やれること』ができ、『ありがとう』と言ってもらえる立場にもなる。できないことやいろんなことがあっても、自分のことを大事な人間だと感じてほしい。いろんなところを補い合うような居場所になれば」と藤村さんは話します。理念を大切に「おかえりびんぐ」の挑戦は続きます。
 

代表の藤村さん

【2025年5月8日】

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