猛暑の中、米づくりに励んでいます


「共同開発米」は、組合員と生産者が意見を交わしてつくるお米です。組合員が食べたいお米や農法、どうやったら産地でつくり続けていけるかなど、価格まで話しあいながら決めています。このお米を届けるため、生産者は草取りや病害虫対策を行ない、厳しい環境下で米づくりに取り組んでいます。

生産者は、除草剤や殺虫剤の使用を減らすため、手作業による草取りなどに励んでいます。今年は全国的に梅雨の期間が短く、例年以上の猛暑です。早朝から夜までこまめに田んぼをチェックし、気温や水温に応じてタイミングよく水を出し入れする水管理が欠かせません。そのような状況下でも、生産者は組合員が「食べたい」と待ち望んでくれていることを励みに米づくりを頑張っています。

広大な田んぼで、手作業による草取りに励む生産者
生産者からメッセージ《庄内遊YOU米》
組合員のみなさんが食べ続けてくれるから「共同開発米」は実現しています
全国的にお米が不足している厳しい状況の中、わたしたち生産者は、新米の収穫に向けて米づくりを行なっています。しかし、人件費や資材費の高騰、後継者問題などのさまざまな要因により、生産者がお米の生産を今後も維持していくことが困難であることも事実です。日本のお米を守るためには、一人ひとりがお米を大切に食べ続けていくことが欠かせません。みなさんのことを感じながら米づくりができるのは、「共同開発米」ならではの魅力です。一人でも多くの方に届けられるよう、精いっぱいつくり続けます。
全国的にお米が不足している厳しい状況の中、わたしたち生産者は、新米の収穫に向けて米づくりを行なっています。しかし、人件費や資材費の高騰、後継者問題などのさまざまな要因により、生産者がお米の生産を今後も維持していくことが困難であることも事実です。日本のお米を守るためには、一人ひとりがお米を大切に食べ続けていくことが欠かせません。みなさんのことを感じながら米づくりができるのは、「共同開発米」ならではの魅力です。一人でも多くの方に届けられるよう、精いっぱいつくり続けます。

JA 庄内みどり/遊佐町共同開発米部会
副会長 阿部 健五さん
副会長 阿部 健五さん
お米づくりを未来へつなぐ
「アイガモロボ」で作業負担を軽減!

年々深刻化する気候危機による地球過熱化。稲の生育への影響はもちろん、田んぼで作業する生産者の負担も過酷なものとなっています。これらを軽減するため、共同開発米の産地では「アイガモロボ」の導入などに挑戦しています。アイガモロボは、水田の雑草対策に使用される自動走行ロボットで、水田を縦横無尽に動き回り、水を濁らせることで雑草の光合成を抑制し、生育を抑える効果があります。従来の除草作業に比べて、生産者の作業負担を大幅に軽減することができます。
こういった新たな取組みに挑戦できるのは、組合員がお米を食べ続けてくれるから。生活クラブならではの組合員と生産者の関係が、お米づくりの未来を守ることにつながっているのです。
こういった新たな取組みに挑戦できるのは、組合員がお米を食べ続けてくれるから。生活クラブならではの組合員と生産者の関係が、お米づくりの未来を守ることにつながっているのです。
★生活クラブ食べるカタログ 2025年9月2回(36週)より転載しました。
【2025年8月25日掲載】