消費材Step Up点検(実践編)組合員が「うなぎ長焼き」の生産現場を点検!


さまざまな消費材について、組合員が提携生産者の元を訪れたりオンラインで行なっている「消費材Step Up点検」。2024年度には32回の点検が行なわれ、のべ281人の組合員が参加しました。
実際にどんなことを確認し、参加した組合員や提携生産者が何を感じたのか見てみましょう。
Step Up点検ってなに?
消費材を生活クラブ独自の「自主基準」と照らし合わせ、どのくらい達成しているか確認する活動です。対象の消費材について、組合員が事前に提携生産者へ質問したり同種の商品を調査したり、食べ物についてより深く知る機会にもなっています。

2024年11月22日 点検実施
うなぎ長焼き(鹿児島産)110g

提携生産者:(株)おおさき町鰻加工組合
産地は鹿児島県大隅地区です。日本有数のシラスウナギの採捕地である志布志(しぶし)湾があります。消費材は、うなぎの養殖から加工までグループ会社で一貫生産。うなぎにタレを付けて焼きあげる工程を4 回繰り返し、香ばしく仕上げています。

1 加工前に3日ほど湧水につけたうなぎ。

2 氷で締めたうなぎを捌きます。

3 皮目を焼いたら手作業で返していきます。

4 タレ付けと焼く工程を4回繰り返します。

5 冷却・冷凍された蒲焼は、このあと検品・計量・包装されます。

うなぎ長焼き(鹿児島産)110g

現地訪問とオンラインで12名の組合員が点検に参加しました!
点検で分かったこと



組合員のコメント

生活クラブ埼玉
田邊 晶子さん
田邊 晶子さん
うなぎの養殖池や工場が清潔に保たれ、消費材が丁寧に作られていることが分かりました。質問にも真摯に答えていただき、生産者への信頼も深まりました。点検後に報告書を作成しましたが、今後も各地域でこの消費材を知る活動を広げていきたいです。
生産者のコメント

(株)おおさき町鰻加工組合
久保 博喜さん
久保 博喜さん
消費者の方が工場に入ることが初めてだったので緊張しましたが、消費材への関心の高さが伺えて私たちにとっても勉強になりました。これからも食文化としてのうなぎを守りながら、より安心しておいしく食べられる品質をめざしていきます。

生活クラブでは「2030行動宣言」のなかで「消費材Step Up点検」を重要な活動として位置づけ、2030年までに1,570回開催することをめざしています。より多くの組合員が点検活動に参加することが大切です。

情報開示と自主管理を基本とし、自ら考え、決め、行動します
生活クラブでは消費材の原料から生産工程、包材などについて独自の基準を設けています。基準に沿ってつくられた消費材を組合員が点検して改良することで、「持続可能な生産と消費」をめざしています
生活クラブでは消費材の原料から生産工程、包材などについて独自の基準を設けています。基準に沿ってつくられた消費材を組合員が点検して改良することで、「持続可能な生産と消費」をめざしています

★生活クラブ食べるカタログ 2025年9月4回(38週)より転載しました。
【2025年9月8日掲載】