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生協の食材宅配【生活クラブ】
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東日本大震災 被災地視察(福島)に参加

11月8日~9日、東日本大震災の被災地である福島県を生活クラブの組合員5名が視察しました。東日本大震災から今年で14年。被災地で活動する方の生の声を聴いてきました。

福島を拠点に障がいを持つ方たちへの支援活動を行なっている「一般社団法人シャローム福祉会(以下、シャローム)」のまちなか夢工房にお伺いし、大竹静子代表、大竹隆理事長、「ベーシック憩」の高野さん、杉山さんからお話を伺いました。

シャロームの歩み

大竹静子代表
代表の大竹静子さんが学生の頃、重度知的障がい者施設に訪問した際目にしたのが、障がいを持つ方がよろしくない行為をした際、施設の方がバットでその方のお尻をポンポンと叩く姿でした。施設の方になぜ叩くのか尋ねたところ、指導のためとの返事が返ってきたそうです。

その出来事に衝撃を受け、障がいを持つ方がゆっくり過ごせる社会、共に生きる社会を創りたいと思い「シャローム」を設立しました。「シャローム」の由来はヘブライ語で「平和」を意味する言葉です。

シャロームの活動紹介とひまわりプロジェクト

シャロームでは、相談支援事業と、手づくりパン他の授産製品を販売する「まちなか夢工房」、就労継続支援B型施設「ベーシック憩(いこい)」の3つの事業を運営しています。

「ベーシック憩」では、木材を使って作品をつくり販売する工房「クリエイティブ班」、お客様が笑顔になるような安心・安全・おいしいクッキーをつくる「お菓子班」、生活クラブの各地でも参加しているひまわりプロジェクトを主催し、種の発送から届いた種の搾油・包装・販売を行なう「ひまわり班」の三つの班があります。

ひまわりプロジェクト全国の参加者からひまわりの種とともに届いた手紙やメッセージは丁寧にファイリングされ、全国のみなさんの想いとともに保管されていました。

左から杉山さん、高野さん 届いたひまわりの種の選別作業についてお話しいただきました
みんなの手でつくられたひまわり油には手書きのメッセージが添えられています
また、お伺いした日は、地域イベントに出展していたひまわりの種を利用したクッキーの試作品をお配りして、アンケートを行なっていたとのこと。これからできてくる新製品も楽しみです。
 
ひまわり種入りスノーボールクッキー

なお、こちらの施設は利用者さんに大変人気で現在の利用者募集は停止しています。

シャロームのめざす共生社会

いまだに放射線量の高い地域がある福島への差別的な視線や、障がい者ともに生きる社会の課題、また障がいがあるというだけで区別・差別意識が発生している現状をどうなくしていくのか、理解できる人とのつながりを福島から発信していきたいとの熱い想いを伺いました。

また、みんなの力を出し合い、よりよい、生活しやすい社会をつくるのは、みんなの【時間寄付】が大切だ、というお話もありました。みんなの中にあなたは入っていますか?との投げかけに、一人ひとりのできる時間寄付を積み重ねていくことが大切なんだと改めて気づかされました。
大竹隆理事長
シャロームのみなさんと

ふくしま20周年秋まつりへの参加

翌日は生活クラブふくしま創立20周年の秋まつりに参加しました。創立20周年をお祝いするだけでなく、3.11の震災以降、各地域の生活クラブ生産者や組合員・職員からざまざまな支援をいただいたことへの感謝の気持ちを表す場としても開催されました。全国の生活クラブで取り組んできた甲状腺検査活動やリフレッシュツアー等の活動の共有や、これまで携わってきたふくしまの組合員との交流を深めるため参加してきました。

秋まつりの開会式にて ふくしまの佐藤理事長から視察に伺ったメンバーの紹介

当日は、17の生産者が集い、試食はもちろん、3.11の被災を受けた生産者のお話、被害や復興の様子が掲載されたパネル展示もあり、多くの方と交流を重ねることができました。震災から14年経ったいまでも苦しんでいる方々がいること、元通りにはなっていないことを心に刻みながら寄り添っていきたいと感じるイベントでした。

シャロームさんも秋まつりへ参加
復興支援コーナー
【2025年12月19日掲載】
 

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