組合員が開発した「これ好き!ソーセージ」が暮らしの定番「L’s選定品」に仲間入り!
生活クラブ長野で「『これ好き!』シリーズ L’sスタート集会」を開催

生活クラブ長野の組合員と、豚加工肉の生産者・株式会社平牧工房(以下、平牧工房)がタッグを組んで開発した「これ好き!スライスソーセージ/ブロックソーセージ」(以下、「これ好き!」シリーズ)。2023年のデビューからわずか2年の今秋、組合員が選んだ暮らしの定番品「L‘s選定品」に早くも仲間入りしました。
これを記念し、さらに多くの人に「これ好き!」シリーズの魅力を伝えようと、2025年10月28日に生活クラブ長野の本部(長野県岡谷市)で、「『これ好き!』シリーズ L’sスタート集会」(以下、スタート集会)を開催しました。当日は組合員や生産者、生活クラブの職員など55人が参加。会場の熱気あふれる様子をレポートします。
「これ好き!」が組合員みんなの「好き」に
「L‘s選定品」はいわば生活クラブを象徴する消費材※です。原料や製法、容器までていねいに考えぬかれた、ふだんの暮らしに欠かせない30品目が選ばれています。「これ好き!」シリーズがわずか2年で「L‘s選定品」に仲間入りしたのは、これまでにない異例のスピード。数ある消費材のなかでも、多くの組合員から高い支持を集めてきた成果といえます。
スタート集会の前半では、この人気品の開発秘話を、当時開発プロジェクトにかかわった組合員と生産者から聞きました。
※消費材とは生活クラブで取り扱うもののことで、その多くは組合員と生産者が協力してつくったオリジナル品です。
スタート集会の前半では、この人気品の開発秘話を、当時開発プロジェクトにかかわった組合員と生産者から聞きました。
※消費材とは生活クラブで取り扱うもののことで、その多くは組合員と生産者が協力してつくったオリジナル品です。

「L‘s選定品」について説明する、開発プロジェクトメンバーの組合員・津田尚子さん

「L’s選定品」のマーク
開発当時の想いを振り返り、いまにつなぐ
「これ好き!」シリーズの開発プロジェクトが動き出したのは、2022年9月のこと。新たな豚加工肉をつくろうと、長野県内の5つのエリアから集まった幅広い年代の15名の組合員と平牧工房の生産者が、約半年をかけて4回の協議を重ねました。豚加工肉の種類や生活クラブの利用状況を学んだり、スーパーマーケットで人気商品の調査をしたりして、自分たちが食べたいものの方向性を固めていきました。
そして見えてきたのは「調理の手間がいらず、手頃な価格で、しかも生活クラブの豚肉を無駄なくいかせるものにしよう」ということ。そんな想いから、さまざまな部位を使ったハムのような見た目のソーセージをつくることに決まりました。その後はサンプル品を何度も試食し、時には長野の組合員と山形の平牧工房がオンラインでも議論して改良をくり返し、ついに「これ好き!」シリーズが誕生したのです。そのまま食べても、料理に使ってもおいしく、スライスタイプはやぶれにくいので食材を巻くのにもぴったり。ブロックタイプはお好みの厚さにカットできるのが魅力です。
「これ好き!」という、一度聞いたら忘れない名前を生み出したのは、組合員の伊藤絢さんです。「みんなのソーセージ」や「笑顔のソーセージ」など、さまざまな案が出る中、試食の場で子どもたちが口にした「これ好き!」というひと言が、ネーミングの決め手になりました。
そして「これ好き!」シリーズがデビューした後も、生活クラブ長野では1人でも多くの人に利用してもらえるよう、組合員から組合員へとおすすめしていたといいます。
そして見えてきたのは「調理の手間がいらず、手頃な価格で、しかも生活クラブの豚肉を無駄なくいかせるものにしよう」ということ。そんな想いから、さまざまな部位を使ったハムのような見た目のソーセージをつくることに決まりました。その後はサンプル品を何度も試食し、時には長野の組合員と山形の平牧工房がオンラインでも議論して改良をくり返し、ついに「これ好き!」シリーズが誕生したのです。そのまま食べても、料理に使ってもおいしく、スライスタイプはやぶれにくいので食材を巻くのにもぴったり。ブロックタイプはお好みの厚さにカットできるのが魅力です。
「これ好き!」という、一度聞いたら忘れない名前を生み出したのは、組合員の伊藤絢さんです。「みんなのソーセージ」や「笑顔のソーセージ」など、さまざまな案が出る中、試食の場で子どもたちが口にした「これ好き!」というひと言が、ネーミングの決め手になりました。
そして「これ好き!」シリーズがデビューした後も、生活クラブ長野では1人でも多くの人に利用してもらえるよう、組合員から組合員へとおすすめしていたといいます。

「これ好き!」シリーズを命名した組合員・伊藤絢さん

平牧工房の高橋祐さん

開発プロジェクトメンバーの組合員・岩下玲子さん
平牧工房の高橋祐さんは「こんなに短期間で『L‘s選定品』になるのはすごいこと。組合員のみなさんが継続的な利用を呼びかけてくれたおかげだと思っています」と笑顔で話しました。そして、プロジェクトを中心となってすすめた生活クラブ長野の組合員・岩下玲子さんは、「もっと多くの人の『好き!』になるように、みなさんの力でさらに大きく育てていきましょう。ここからがスタートです」と参加者に力強く呼びかけました。

開発プロジェクトメンバーの組合員それぞれが、「L‘s選定品」になった喜びを語りました
食べ方も組合員同士でアイデアを出しあう
今回のスタート集会にあわせ、生活クラブ長野では「これ好き!」シリーズをいろいろな料理でもっと活用してもらえるよう「これ好き!レシピコンテスト」を実施。スタート集会の後半では、寄せられた22の応募レシピの中から選ばれた5品を組合員たちが再現し、参加者みんなで試食と投票をしました。
スライスソーセージの巻きやすさをいかした副菜や、ブロックソーセージの食べごたえを楽しめるメインディッシュなど、どれもアイデアと愛情たっぷりの料理ばかり。投票は1人1票で、気に入った料理の投票用紙にシールを貼り、その票数がもっとも多かった料理がグランプリとなります。会場には「どれもおいしくて選べない!」「自分もつくってみたい!」という声が飛び交いました。
スライスソーセージの巻きやすさをいかした副菜や、ブロックソーセージの食べごたえを楽しめるメインディッシュなど、どれもアイデアと愛情たっぷりの料理ばかり。投票は1人1票で、気に入った料理の投票用紙にシールを貼り、その票数がもっとも多かった料理がグランプリとなります。会場には「どれもおいしくて選べない!」「自分もつくってみたい!」という声が飛び交いました。

組合員が集まって応募レシピの通りに調理

参加者全員が5品全てを試食

どれに投票するか、会場は和気あいあい

投票用紙とともにレシピを掲示
投票の末、グランプリに輝いたのは、開発プロジェクトメンバーの組合員・岩下玲子さん考案の「これ好き!ソーセージのコロコロサラダ」でした。ブロックソーセージやりんご、さつまいも、きゅうりを角切りにしてマヨネーズで和え、粗びき塩胡椒で味をととのえた、いろいろな食感が楽しいサラダです。岩下さんには、あたたかい拍手の中、表彰状と記念品が贈られました。今回寄せられたレシピの一部は、今後の生活クラブのカタログやレシピサイトなどに掲載される予定です。

表彰状を受け取る岩下玲子さん

「これ好き!ソーセージのコロコロサラダ」。岩下さんが子どもの頃に食べた母の味をアレンジしたものだそう
これからも、本当に必要なものをともにつくる
「これ好き!」シリーズを囲み、笑顔があふれた1日。その背景には、開発後に仲間から仲間へと利用を広めてきた長野の組合員のチカラがありました。自分たちが「ほしい!」と言ってつくった消費材の良さを、自分たちの言葉で伝えてきたことが、「L‘s選定品」に選ばれる後押しとなったのです。これから、さらに利用の輪を広げる決意を胸に、スタート集会は幕を閉じました。
生活クラブでは今後も、組合員と生産者が手を取りあって “本当に必要なもの”をともに考え、消費材を開発し、みんなで育てていきます。
生活クラブでは今後も、組合員と生産者が手を取りあって “本当に必要なもの”をともに考え、消費材を開発し、みんなで育てていきます。
スタート集会に参加した生活クラブ長野の組合員、平牧工房のお二人と
「これ好き!スライスソーセージ」が「よやくらぶ」で注文できるように!
【2025年11月26日掲載】
