消費材の産地で組合員が作業に参加できる 夢都里路くらぶ【重茂漁業協同組合編】



作業着に着替えて漁港へ元気に出発する組合員たち

昆布はボイルすると鮮やかな緑色に
生活クラブには、「夢都里路くらぶ」という仕組みがあります。
「都会の消費者(都)と地方の生産者(里)が、つながりながら豊かに暮らせることをめざし(夢)、ともに歩んでいきたい(路)」という思いから名づけられました。
組合員が人手の足りない提携産地などで作業に参加し、産地や消費材づくりの力となっています。
今回は岩手県の重茂(おもえ)漁業協同組合(以下、重茂漁協)での活動を紹介します。
「都会の消費者(都)と地方の生産者(里)が、つながりながら豊かに暮らせることをめざし(夢)、ともに歩んでいきたい(路)」という思いから名づけられました。
組合員が人手の足りない提携産地などで作業に参加し、産地や消費材づくりの力となっています。
今回は岩手県の重茂(おもえ)漁業協同組合(以下、重茂漁協)での活動を紹介します。
三陸の豊かな海の恵みをいかし、守り育てる重茂漁協


重茂地区にある、合成洗剤を使わないよう呼びかける看板
重茂漁協は、岩手県の南東に位置する重茂半島にあります。住民の約9割が漁業に従事する地域です。生活クラブと40年以上にわたって提携し、「肉厚わかめ」など多数の水産物を供給。わかめや昆布などを種付けして海で育てて収穫するなど、水産資源を絶やさないようにサステイナブルな漁業を行なっています。また、豊かな漁場である海を守るために「合成洗剤を売らない・買わない・使わない」というスローガンを掲げてせっけんを使うことをすすめ、地域ぐるみで海の水質保全に取り組んでいる産地でもあります。

5人の組合員が重茂へ赴き、昆布のボイルや選別作業に参加
2025年5月21日~23日に、組合員5人が重茂漁協を訪れました。今回は「夢都里路くらぶ」で初めての漁業企画。漁業は天候による影響が大きいことや安全面から実施が難しかったのですが、陸上での作業が可能になったことや漁港の近くで宿泊先が見つかったなどの条件が整ったため実現しました。組合員たちは午前5時から、収穫した昆布のボイル・冷却・選別作業に参加。午前8時に出荷できるよう、作業にはスピードが必要です。90℃に加熱した海水でボイルし冷却した後、変色したものや異物が付着した昆布を選別します。海水温の上昇によって海産小動物の付着が増え、以前より作業量が増えているといいます。参加者はあわびの種苗生産施設や水産科学館なども見学し、提携産地への理解を深めました。

組合員は3つの漁家に分かれ、それぞれ作業を体験


塩蔵昆布を計量・選別し箱詰めする作業にも参加
組合員が産地にきて体験することで消費材を利用するきっかけに
私たちは海の恵みに感謝しながら、技術を代々受け継いで漁業を続けてきました。しかし近年では地元を離れる若者も多く、多くの生産者が後継者問題を抱えているのが現状です。今回のような「夢都里路くらぶ」の企画を通じて多くの組合員に重茂の水産物や産地の状況を知ってもらい、消費材を利用するきっかけになることを期待しています。

重茂漁業協同組合 木村 篤人さん
「夢都里路くらぶ」で作業に参加した組合員の声<重茂漁業協同組合編>
生産者のみなさんが丁寧に指導してくれ、つたないながらも作業を行なうことができました。また重茂漁協の歴史や東日本大震災での被災から、漁業の現状まで知ることができ学びも深まりました。若い生産者の方が新しい試みに挑戦していることなども知り、心強く感じます。今後も開催していただき、多くの組合員に重茂の魅力を知ってもらいたいです。

2026年2月21日(土)夢都里路くらぶフェア
生活クラブ連合会(東新宿)&オンラインで開催!

企画内容や産地情報のほか、参加した組合員の感想も紹介

夢都里路くらぶの募集内容やフェアなどの詳しい情報はこちらから▼

国内生産を追求するとともに、提携生産者との関係を深める機会をつくります
家庭で消費する基本の食材であり、加工品の原料にもなる一次産品*をつくり、食べ続けていけるように、国内自給力アップをめざしています。さらに組合員と提携生産者が互いの声を聞き、現場を知ることを目的に、さまざまな交流の機会をつくっています。
*青果物やお米、牛乳、鶏卵、肉類など、自然からとったままの状態で、加工されていないもののこと
家庭で消費する基本の食材であり、加工品の原料にもなる一次産品*をつくり、食べ続けていけるように、国内自給力アップをめざしています。さらに組合員と提携生産者が互いの声を聞き、現場を知ることを目的に、さまざまな交流の機会をつくっています。
*青果物やお米、牛乳、鶏卵、肉類など、自然からとったままの状態で、加工されていないもののこと

★生活クラブ食べるカタログ 2026年1月4回(04週)より転載しました。
【2026年1月12日掲載】