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【武蔵大学×生活クラブ】社会課題の解決にチャレンジ!学生たちが思い描く「未来の生活クラブ」とは

武蔵大学×生活クラブ ロゴマーク

最終報告会に参加した生活クラブのメンバーと、武蔵大学の学生、教授のみなさん。

生活クラブは、2025年の9月から約3ヶ月間にわたり、武蔵大学が実施する産学連携の「学部横断型ゼミナール・プロジェクト」に、研究対象の団体として協力しました。
12月6日(土)に、東京都練馬区の武蔵大学で行なわれた最終報告会では、学生たちによる研究結果の発表がありました。

生活クラブの魅力を伝えたい!
学生たちの企画に初の非営利団体として協力

武蔵大学では、少人数制で自ら調べ考える「ゼミナール」での教育に力を注ぎ、2008年度から正式科目として「学部横断型ゼミナール・プロジェクト」(科目名:「学部横断型課題解決プロジェクト」)を実施し、今年で18年目を迎えます。

このプロジェクトは、実際の企業・団体から与えられた「社会課題への提案」というテーマに対し、解決策を提示するというもの。学部の枠を越えて2つのチームに分かれた学生たちが、それぞれの専攻分野からの知見やアイディアを持ち寄って調査し、その結果と課題解決のための提案をチームごとに小冊子にまとめます。
参加する学生にとっては、明確な答えがない社会課題に対して深く考察し未知の問題に真剣に取り組む体験となること、実社会のしくみを肌で感じられる機会になること、また、企業・団体側としては、学生からの質問に答えることで、あらためて自らのことを理解する機会や提案を得るといった、双方にとってよい点があります。さらに生活クラブとしては、若い世代に自分たちの活動や協同組合という組織やしくみについて知ってもらい、その魅力を実感してもらう機会にもなります。
武蔵大学ではこれまで、株式会社などの営利団体を主な研究対象としてきましたが、今回実現した生活クラブとの連携は、同大学にとって初めての非営利団体との取組みとなりました。

生活クラブとのプロジェクトに参加したのは、経済学部や人文学部、社会学部、国際教養学部からなる16人の学生たちです。そのうち、「生活協同組合(生協)」という組織があることを知っていたのは2人ほど。ふだん、株式会社の経営状況や資本比率などを研究している経済学部の学生のなかには、「協同組合という非営利の団体をどう捉え分析したらよいかわからない」と悩む学生もいました。
武蔵大学の担当教員によるプロジェクトの概要説明の様子。
初回の授業では、生活クラブの職員が講師として出向き、運動の歴史や主な組合員活動についてプレゼンテーションしました。
日本の食料自給率の現状を知ってもらうため生活クラブが取り組んだ企画「国内自給 まかない亭」で日本の食料自給率をビジュアル化した食品サンプルを前にして驚く学生たち。
「国内自給 まかない亭」特設サイトはこちら
学生たちの研究結果と提案をまとめた小冊子。

学生たちが思い描く「未来の生活クラブ」

生活クラブは、自分たちの活動を伝える場として、組合員の代表が集まる会議や、牛乳の生産者である栃木の新生酪農(株)、生活クラブの物流拠点である埼玉の飯能デリバリーセンター、横浜で毎年11月に開催している「東日本大震災・復興まつり」などを紹介。学生たちにはそれぞれの場所に直接足を運んでもらい、組合員や生産者との交流の機会をつくりました。

「東日本大震災・復興まつり」にて。学生たちは、全国から集まった生産者や組合員と交流を図り、さまざまな質問を投げかけていました。
 
研究発表の場となる最終報告会では、学生たちがチームごとにまとめた小冊子を会場で配布し「生活クラブがめざすべき未来像」を実現するための具体的な提案内容を各チームよりいくつか発表しました。提案の一部を紹介します。

Aチームは食料自給率低下、地球過熱化を自分ごととして捉えてもらうきっかけとする「未来の展示会」を提案。2050年の気候を実際に体験できるブースや、国産食材だけでつくることができる料理を展示するブース、気候危機により四季から二季になった未来の地球の姿を短い映像で紹介するミニシアターなどを具体例として挙げました。

一方、Bチームは、耕作放棄地の増加や農業の労働者不足といった社会課題に対するアプローチとして、「学生農園プロジェクト」を提案。作物の栽培から収穫、販売までの一連のプロセスを経験できる農園をつくることで、耕作放棄地の有効活用や、農業を進路の選択肢として捉えるきっかけづくりとすることを提案しました。

最終報告会では学生たちがスライドを使ってプレゼンテーションを行ないました。
 

 

 

 
Aチームが提案する「未来の展示会」のイメージ。近い将来、日本で起こりうる変化を、体験ブースや展示で紹介。参加者が「自分ごと」として捉えられる空間を提供することで、それぞれの意識向上につなげるつくり。(※)

 

 

 
Bチームが提案する「学生農園プロジェクト」のイメージ。耕作放棄地の有効活用以外にも、学生、生産者、組合員がともに活動することで、世代を超えた人とのつながりが生まれ、持続可能な農業やまちづくりに貢献できることを表現。(※)
※画像は生成AIによるイメージです。

幅広い世代との交流が未来の活動のヒントに

【学生たちの感想】

●組合員の一人ひとりが、身近な人のため、未来のために暮らしを変えようと動いているのを見てとても驚きました。「同じ気持ちを持った人たちが協力して行動することで、こんなに暮らしが変えられるんだ、大きな力になるんだ!」ということを目の当たりにして、自分自身もみなさんのように自分で考えて動いていけるようになりたいと強く思いました。

●私はもともと本を読むのが苦手でしたが、新宿にある生活クラブ連合会を訪問し、『生活と自治』という冊子を読ませていただいたときに、運動の背景にある組合員みなさんの想いをすごく実感できました。

●母が生活クラブの組合員ですが、私はあまり詳しくはない状態から調べ始めました。ただ、これだけまとめても、おそらくまだ1/3も理解できていないと感じています。それだけ生活クラブの60年間にはすごい取組みの積み重ねがあるのだと思います。



学生たちの発表後、経済学部の鈴木正明教授からは以下のような講評がありました。
「今回は本プロジェクトで初めて協同組合を取り上げた点が特徴的でした。生活クラブが扱う社会課題は学生たちにとっても身近で重要なテーマであり、自分ごととして捉えやすかったからこそ、学生の感性や感覚がストレートに反映されたよい発表になったのだと思います」

また、社会学部の粉川一郎教授からは以下のような講評がありました。
「全体的に非常によい発表でしたが、ひとつ言っておきたいことがあります。生活クラブが『SDGsに先んじ、SDGsを超える実践』をしてきたといった箇所がありましたが、SDGsはなにもすごいものではないんです。社会の課題を解決するために、生活クラブをはじめとする、世界各地の協同組合が切り開いてきたことなどがベースとなってつくられているわけですから、越えていて当然。後からつくられたSDGsが学ばせてもらっているんです。生活協同組合をテーマにする上で、そこをしっかり理解してほしいです」

学生との産学連携プロジェクトは、未来を担う若者の力を伸ばす場になるとともに、生活クラブにとっても、自分たちの活動を俯瞰で捉えることのできるよい機会となりました。

武蔵大学の学生たちの提案のなかには、情報を発信する際に「やさしい日本語」を使う、海外にルーツを持つ人たちとの交流をも見据えた「多文化への理解が必要」といったものも含まれていました。
生活クラブでは、「誰ひとり取り残さない社会」というSDGsにも掲げられた理念に基づいて多様な人を受け入れ、ともに活動をしていくことをめざしています。障がいのある人も、日本語の読み書きが得意でないという人も、当たり前に自分のやりたいことや思いを発信できる。そんな未来を実現するには、どんな活動をしていくべきなのかを考えるにあたり、とてもよいヒントを得ました。

生活クラブは、これからも幅広い世代との交流を大切にしながら、よりよい社会の実現をめざし、活動を続けていきます。
【2026年1月16日掲載】

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