生活クラブ山梨・峡北エリア(北杜市、韮崎市)には、無農薬、無化学肥料で野菜栽培をしている提携生産者が存在し「地産地食」を実践できるという特徴があります。エネルギッシュな美味しい野菜と安心な食材を使って食を提供し、「食」と「農業」の大切さを次世代に発信したいと組合員有志が大きな夢を語り、小さな物件を探し、3年が経過していました。
一方で生活クラブ山梨では組合員の高齢化による減少傾向などの対応としてエリアごとに身近な場所にコミュニティスペースを設置する案が承認されました。さらに組合員拡大のため個別配送の中間拠点として、組合員活動の場として、助けあいを広げる活動、その運営はワーカーズがするという「拠点」の提案が2016年3月エリア大会で承認され、開設が決まりました。
エリア活動費の値上げは必須だったためその説明会を5か所で開催したエリア委員の多くと「食」を大切にしたい有志が加わり、話し合いを重ね3月30日W・Co蒲公英を設立。生活クラブ・山梨、峡北エリア、運営を担うW・Co蒲公英の3者で家賃を支払う「共同事業」として同年5月食堂を9月から助けあいと広場事業をスタートしました。
「食」をたて糸に地域に暮らす人々が横糸となって紡ぐ新しいコミュニティをめざしています。