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2030行動宣言レポート 01
食料主権の考え方を基軸とした、国内生産の追求と、公正な調達を行ないます。

2030行動宣言レポート01 食料主権の考え方を基軸とした、国内生産の追求と、公正な調達を行ないます。
 
命の産業である第一次産業において、種に至るまでの国内自給を追求し、生産情報の開示をすすめます。また、国内外を問わず、生産に従事する人々の人権に配慮し、合意に基づく調達を行ないます。
 
    

持続可能な食の調達と国内自給の追求

生活クラブでは、家庭で消費する基本の食材であり、さまざまな加工食品の原料にもなる一次産品*1を大切にしています。つくり続け、そして食べ続けていけるよう、お米をつくる4産地を中心に各産地と地域まるごとのつながりを持ち、国内自給力のアップをめざしています。
山形県
45年以上にわたり、生活クラブの食を支える産地です。豚肉や農産物など、食の提携に留まらず、太陽光発電所の建設や酒田市とは市民参加型のまちづくりを進めています。
 
「庄内 遊YOU米」の田んぼ(遊佐町)
宮城県
約35年前にしめ飾りから提携がはじまり、野菜や米などに幅を広げてきました。2015年から米の取組みもスタート。国内自給力の向上にともに取組むパートナーです。

加工用トマトの畑
栃木県
青果物や牛乳、牛肉など、多数の生産者がいる産地。「まるごと栃木生活クラブ提携生産者協議会」を発足し、生産者が協調して地域の活性化や国内自給力の向上に取り組んでいます。

新生酪農㈱の指定酪農家・熊倉牧場
長野県
一次産品に加え、加工食品の生産も盛んな長野県。提携生産者とともに「ぐるっと長野地域協議会」を発足。それぞれの力を活かし、持続可能な社会モデルづくりをめざしています。

㈱おびなたのそば畑
■ビジョンフードよやくらぶの予約登録人数

■ビジョンフードよやくらぶの登録率


「よやくらぶ」は、組合員が予約した消費材*2を定期的に届けるしくみです。米、牛乳、鶏卵の予約できる「ビジョンフード*3よやくらぶ」は、予約することで継続的な利用が見込め、生産計画が立てやすくなることから、持続的な生産と消費の実現を支える力になっています。
■畜産物の自給飼料の生産量


一般的に国内で飼育されている豚や鶏などの飼料の9割以上は、輸入に頼っているのが現状です。生活クラブでは自給率アップを目的に飼料から国産をめざし、使われなくなった田んぼを利用して飼料用のお米の栽培をしたり、その他飼料用作物の栽培にも取り組んでいます。
*1 一次産品
青果物やお米、牛乳、鶏卵、肉類など、自然からとったままの状態で、加工されていないもののことをいいます。
*2 消費材
生活クラブでは、取り扱う食品や生活用品を利潤追求が目的の「商品」ではなく、使う人の立場にたった材であるという思いを込めて「消費材」と呼んでいます。
*3 ビジョンフード
毎日の基本の食である牛乳、鶏卵、米、肉類などの一次産品を手に入れ続けるには、生産から流通・消費にいたるまで「ビジョン(展望)」を持つことが必要です。生活クラブではこれらの品目を「ビジョンフード」と呼び、共同購入を通じて生産者との提携関係を強め、未来の食の安心の実現をめざしています。

種子から生産・出荷・廃棄に至るまでの情報開示と公正で責任ある調達の実行

生活クラブが扱う野菜や果物などの農産物も、肉類や牛乳、鶏卵などの畜産物も、「いつ・誰が・どこで・どのようにつくって運んだか」を確認できるようにしています。「わかって食べる」ことを基本に、すべての情報を組合員に開示しています。

■農産物や畜産物の生産計画・生産履歴の開示
農産物の栽培履歴*4を公開しています
生活クラブの農産物の生産者は、栽培履歴を必ず開示しています。
農薬や肥料を例にあげると、栽培に使用予定のものの品名、有効成分等の詳細情報、使用予定の回数を品名ごとに記載。実際に使用した実績も、組合員からの問い合わせに応じて情報開示しています。


栃木県開拓農業 協同組合のレタス畑
資源を守り持続的に利用していくため、消費材に使用する輸入原料の一部に「MSC認証*5」を使っています。「MSC認証」は水産資源と環境に配慮し、適切に管理された漁業で獲られた水産物の証。認証のついた水産物の使用が、海と魚を守ることにつながります。

■MSC認証の原料を使用した消費材の注文数量

*4 栽培履歴
作物をつくる過程のなかで、どんな作業を行なったのかを記録したもの。農業を続けていくうえでの重要なデータであるとともに、安全性を示すためにも大切な情報です。
*5 MSC認証
天然の水産物を対象をとし、海洋管理協議会(Marine Stewardship Council)が管理しています。

国内で自給できる種の維持と開発をすすめる

鶏肉・鶏卵の「国産鶏種」の生産と拡大に取り組んでいます。国内で食べられている鶏や卵を産む鶏のほとんどは、三世代前にさかのぼると外国からひなを輸入して育てたもの。国産鶏種は日本の気候風土にあった形質や、日本人の嗜好にあったものに育種改良できます。輸入に頼らない種の自給に挑戦しています。
純国産鶏種「さくら」と「もみじ」
何世代にもわたり国内で育種された鶏種で、生産履歴も明らかなうえ、
日本の気候・風土に合わせた育種改良を積み重ねています。

国産鶏種の「丹精國鶏」
日本の気候風土に適応した丈夫な鶏種の普及をめざし、国内で三世代
以上にわたって育種し開発した国産鶏種です。

★『第一次生活クラブ2030行動宣言レポート2020』より転載/2021年2月
 

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