本文へジャンプする。
本ウェブサイトを利用するには、JavaScriptおよびスタイルシートを有効にする必要があります。
ここからサイト内共通メニューです。
トップ  〉 活動・とりくみ  〉 食の安全へのとりくみ  〉 生活クラブの食品検査

消費材の安全を支える目 生活クラブの食品検査

生活クラブの食品検査活動を紹介します
 
毎日の暮らしに役立つようつくられた、生活クラブの消費材。おいしさや利便性に加え、安全を重視しています。生活クラブは自前の検査室を持ち、消費材の検査を実施。各種検査により、科学的な視点で消費材の安全を確認する活動を紹介します。

組合員の気持ちと専門の客観性をあわせ持つ独自の検査室

生活クラブ連合会品質管理部 槌田 博
生活クラブが検査室を設置したのは1989年のこと。当時の生活クラブには消費材の品質は生産者との信頼関係で保たれる、という考えがありました。でも、食べても分からない農薬などは調べる必要があるとして、検査室が生まれました。

生活クラブの検査室には大きく2つ特徴があります。ひとつは、項目を絞らずに検査できること。外部の検査機関は依頼された項目だけを報告しますが、数値が出ないほど微量の農薬なども確認し、より早い段階で生産者に情報共有することができます。
もうひとつは、プロの検査員としてだけでなく生活クラブの職員としても検査に関わっていること。検査手順の組み立てや、結果の検証はプロの仕事です。一方で、生活クラブの理念や消費材をよく理解しているのは職員ならでは。生活クラブの自主基準と照らし合わせて独自の検査メニューを組み立てるには、職員の視点が欠かせません。提携生産者との信頼関係だけに留まらず、客観性や社会性をもった冷静な立場から、 組合員に安全なものを届けたいという気持ちを大切に、専門機関として精度の高い検査を追求しています。

目に見えない「安全」をデータ化して検証しています

 

<理化学検査>


【残留農薬検査】国より厳しい基準にもとづいて検査しています

 対象品目  牛乳・青果物・加工食品・加工食品の原料・飼料
国が毒物と指定する農薬
国が水質汚濁性農薬と指定するもの
発がん性、および発がん性の疑いがある農薬
ダイオキシン含有の報告がある農薬
環境ホルモン※の疑いがある農薬

※環境中に放出された化学物質で、体内に入ってホルモン系の内分泌をかく乱する物質。ごく微量でも影響を及ぼす恐れがあり、「外因性内分泌かく乱物質」とも言われます。
生活クラブの青果物は、化学合成農薬や化学肥料をできる限り使いません。残留農薬は国の基準の1/10未満を目標とする、自主基準を設けています。各産地の気象や栽培条件によって農薬の使用状況は異なるため、毒性の強い農薬を削減指定農薬と位置付けて、優先的に削減しています(上記)。野菜や果物を使った加工食品やその原料はもちろん、牛乳や畜産物の飼料も検査しています。また、輸入大豆・小麦などの遺伝子組み換え作物によく使用される除草剤成分、グリホサート・グルホシネートはほかの農薬成分といっしょに分析できないため、個別に検査、点検を強化しています。
検査する野菜は、特殊な粉砕機で細かくします
抽出液を検出器にかけ検査します
【動物用医薬品検査】飼育中に使う医薬品をチェックします
 対象品目  牛乳・鶏卵・肉(鶏・牛・豚)・魚介類(エビ・うなぎ)・はちみつ
畜産物や養殖の魚介類は治療などの目的で投薬することがあるため、医薬品の残留がないか検査しています。生活クラブでは、根拠が不明な投薬を禁止し、薬事法※1に定められた2倍の「休薬期間」を確保することを推奨しています。みつばちも治療などで投薬する場合があるため、はちみつも検査対象です。また、問い合わせのあった消費材の異臭分析や有害物質※2などの検査も行なっています。

※1畜産物に医薬品が残留しないよう、薬事法で「休薬期間」が定められています。
※2グリシドール・3-MCPDなど発ガン性や腎毒性が指摘されている物質。食用油や加工食品に含まれることがあります。

 
検体から医薬品を抽出し、ろ過します
目に見えない「安全」にさらにアプローチできるよう、検査項目を増やしました

【食品添加物検査(2019年~)】添加物使用の有無を確認しています
 対象品目  加工食品

日本で使用が認められている、天然香料・一般飲食物を除いた約800種類の食品添加物のうち、生活クラブでは約1/10の93物質のみの使用を許容しています(2020年3月現在)。合成保存料・合成着色料などの生活クラブで許容されていない添加物のなかで、特に毒性が懸念され、一般的に使用例が多い添加物を中心に検査を行なっています。

【アレルゲン検査(2019年~)】添加物使用の有無を確認しています
 対象品目  加工食品

「代表的な原材料8物質」としてカタログに表示されている「卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに、大豆」が誤って含まれていないかを確認します。簡易検査法であるイムノクロマト法を用いて2ppm以上を検出します。


<微生物検査>


消費材の衛生状態を確認します
 対象品目  魚介類・肉(鶏・牛・豚)・加工食品・ペットフード

微生物検査では食品衛生法等で定められた国の基準だけでなく、国の基準が定められていない食品にも自主基準を設定し、独自の検査項目を追加して、消費材の衛生状態を調べています。提携生産者でも自主的に検査は行なわれていますが、検査室でも検査を行なうことで衛生管理を強化しています。
消費材から一定量採取し、無菌の袋に入れます
培養して増殖した菌のコロニー(かたまり)を数えます
デポー(店舗)の衛生点検も行なっています
生活クラブのお店「デポー」は、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県に合計42店舗あります。検査室職員がデポー(店舗)を訪問し、店内やバックヤードなどの衛生状態を確認しています。また、手作り惣菜などの消費材を持ち帰り、微生物検査を行ないます。
調理に使うまな板などの衛生状態をチェックします
デポー(店舗)の責任者にヒアリングし、課題を共有します

生活クラブには2つの検査室があります

生活クラブ埼玉・大宮センター2階に、生活クラブ連合会検査室があります。
戸田デリバリーセンターに併設した放射能検査室では、青果物の検査を専門に行なっています。

生活クラブ連合会検査室
【検査内容】放射能検査/理化学検査(残留農薬・動物用医薬品・食品添加物・アレルゲン)/微生物検査

戸田DC検査室
【検査内容】放射能検査
微生物検査室

生産者とともにすすめる課題改善

生活クラブの検査室の役割は、独自に定めた自主基準がきちんと守られているかを確認することです。放射能については、基準値を超えた場合には供給しません。それ以外の項目に関して問題があった場合は、生産者に結果を報告します。生産者が調査した原因と改善対策を「検査室季報」という形で、各地域の組合員代表が集まる会議に報告しています。

基準値が守られていることはもちろん大切ですが、万が一問題が発生した場合に、できる限り早く改善対策を立てることを重視しています。
 

 
原因究明から対策まで一緒に取り組める大切なパートナーです
マルモ青木味噌醤油醸造場 青木 幸彦さん

マルモ青木味噌醤油醸造場では、味噌に使う米と大豆の残留農薬検査を生活クラブ連合会検査室にお願いしています。以前、生活クラブ提携生産者の大豆を検査に出し、大豆に使われていないはずの農薬が検出されたことがありました。検査室の方は提携生産者の作物にも詳しいので、すぐに他の作物に使われた農薬だと分かり、対策を立てることができました。これは、外部機関ではできないことです。

おかげさまで基準を超えるケースはほとんどないのですが、一緒に原因究明から対策まで取り組める生活クラブの検査室は消費材をつくる上でとても頼れる存在です。厳しい自主基準を守っていると第三者の目で確認してもらうことで、生産者は胸を張ってものづくりに取り組めます。
 

 
消費者の目で結果を確認しています
生活クラブ埼玉 木下 美由紀さん

生活クラブの理化学検査・微生物検査の結果は「検査室季報」というレポートとして提出され、私たち各地域の組合員の代表が確認しています。例えば、提携生産者の方が農薬を使っていなくても隣接する畑から飛散するなど不可抗力の事態はあり得るので、検査することはとても大切だと思っています。

検査結果からは、設備上の課題などさまざまなことが読み取れます。食べる側の代表として状況を知ることが、より安全な消費材をつくろうと努力する生産者の支えになると思っています。

★『生活クラブOPINION 』 2021年3月4回(11週) 掲載記事を転載しました。
【2021年4月更新】

 

生活クラブをはじめませんか?

41万人が選ぶ安心食材の宅配生協です

本文ここまで。
ここから共通フッターメニューです。
共通フッターメニューここまで。