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生協の食材宅配【生活クラブ】
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食品添加物の削減

生活クラブは「疑わしいものは使用しない」「不要なものは使用しない」「使用したものはすべて公開する」を原則に、食品添加物を削減するとりくみを進めてきました。

生活クラブが許容する食品添加物の品目数は、国の基準の約10分の1

現在、日本で使用が認められている食品添加物は約1,500種類あります。このうち、天然香料、一般飲食物を除くと833品目*です。
生活クラブが使用を許容している食品添加物は、このうち93品目*。約10分の1です。
2025年3月末現在

 ★日本で使用が認められている食品添加物には「指定添加物」「既存添加物」「天然香料」「一般飲食物添加物」があります。上記の833品目と93品目(原材料のキャリーオーバーと粉ミルクの栄養素は除く)は、「指定添加物」「既存添加物」を指します。
使用を許容する食品添加物

生活クラブが許容する食品添加物の品目数
2025年3月末現在

たとえば、生活クラブの「おとうふ揚げ」

一般に練り物は食品添加物が多く使用されている食品のひとつです。
原料すり身は輸入のものが多く、原料を作る時点で食品添加物(リン酸塩)を使われていることが多いです。また、すり身を加工するときに、合成保存料、増量剤などが加えられることもあります。

生活クラブの消費材「おとうふ揚げ」の原材料は、国産のタラのすり身と、国産大豆の豆腐、砂糖、塩、出し汁などの調味料です。すり身の製造過程では、食品添加物を一切使用していません。魚のもつ歯ごたえと風味がしっかり残っています。

魚の味を活かす自社製の鰹だしとよりすぐりの調味料だけを使用。素材のよさが活きた味です。

 

食品添加物についての学習資料

*印刷物として制作された紙面をパソコンやタブレットで閲覧できます。記述内容は制作時点の事情に基づきます。

 

食品添加物 Q&A

Q1. 食品添加物ってなに?食品とは違うの?
A. 保存料や着色料など食品の製造過程で加工・保存の目的で使用されるものをいいます。その多くは、家庭で手作りするときには使われないものです。

Q2. 国が安全性を認めているのよね?
A. 実は、毒性試験をされないまま認められているものや、発がん性が指摘されている添加物もあります。海外からの圧力で認可されてしまうこともあり、問題になっています。

Q3. 天然由来の添加物は安全性が高そうだけど…。
A. 植物から作った添加物の中にも、後に毒性があるとわかって使用禁止になったものもあります。またアレルギー性が疑われるものもあるので、必ずしも天然由来だから安全性が高いとは言い切れません。

Q4. 生活クラブはどう考えているの?
A. 「安全性に不安のあるものや不要なものは使わない。どうしても必要なものについて、使う場合は最小限にとどめて、すべて公開する」を原則にしています。

Q5. 生活クラブは「無添加」をめざしているんじゃないの?
A. 例えば豆腐のにがりやマーガリンの乳化剤のように、加工食品の中には、どうしても必要な食品添加物もあると考えています。生産者とも話し合いながら、組合員自身が一つひとつ「使う」「使わない」を決めています。

Q6. 添加物を減らすのはたいへんじゃないの?
A. たいへんなのは確かですが、「手間もかかるし最初からうまくいったわけでもないけれど、品質や生産技術が向上して、結果的にはプラスになった」と前向きにとらえる生産者の努力にも支えられています。

Q7. いま、どれくらい使っている?
A. 日本では、約1500の食品添加物のうち天然香料と一般飲食物を除くと833品目*が認められています。そのうち生活クラブでは93品目*、国の基準の約10分の1にまで減らしました。 *2025年3月末現在

Q8. 生活クラブのものなら安心?
A. 何が入っているかわかって、自分で選べることが一番大切です。安心な消費材も食べる人が減ると生産者は作り続けていけません。一人でも多くの人に知ってもらい、みんなで食べていきましょう!

 

要注意食品添加物リスト

安全性確認が不十分なもの、表示からわかることが少ないものなど、12の「要注意食品添加物」をリストにしました。
※生活クラブの消費材で使っているものについては、使用目的を限定し、すべて公開しています。
  •  
    亜硝酸ナトリウム(亜硝酸Na)など
    使用目的
    発色剤
    色をきれいに鮮やかに見せる。
    注意点 肉や魚のアミンと反応して発がん物質に変化。
    使用例 ウインナー、ハム、たらこ、明太子など
    生活クラブでは 禁止
  •  
    アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース など
    使用目的 甘味料
    安価にカロリーを抑えて甘みを出す。
    注意点 たとえば「アスパルテーム」は白血病、リンパ腫の発生などの危険性があるといわれている。
    使用例 低カロリー飲料、ゼリー、チューインガム、チョコレートなど
    生活クラブでは 禁止

  •  
    安息香酸ナトリウム(安息香酸Na)
    使用目的 防腐剤、防カビ剤
    注意点 ビタミンCと反応して発がん物質ベンゼンを生成。
    使用例 栄養ドリンク、炭酸飲料
    生活クラブでは 禁止
  •  
    カラメル色素
    使用目的 着色料
    褐色に色づけする。
    注意点 カラメルⅠからカラメルⅣまで4種類あり、製造方法により危険性が異なるが表示では区別がつかない。
    使用例 ソース、菓子、飲料など
    生活クラブでは 発がん性が疑われるカラメルⅡ~Ⅳは禁止。Ⅰのみ許容。

  •  
    コチニール色素
    使用目的 着色料(赤)
    赤く色づけする。タール系色素の代替品として使用。
    注意点 原料のエンジ虫由来のたんぱく質がアレルギー症状の原因に。
    使用例 漬物、蒲鉾類、ソース、炭酸飲料、菓子類など
    生活クラブでは 禁止
  •  
    タール系色素(赤色104、黄色4など)
    使用目的 着色料(タール系色素)
    美しく鮮やかな色をつける。
    注意点 EUでは6種のタール系色素を大手メーカーが自社製品から除去(英国食品基準庁が子どもの注意欠陥・多動性障害との関連が疑われるとメーカーに自主規制を勧告)。
    使用例 漬物類、蒲鉾類、着色されたお菓子など
    生活クラブでは 禁止

  •  
    加工デンプン
    使用目的 増粘剤、安定剤、乳化剤
    注意点
    11種類中2種類*がEUでは乳幼児向け食品に使用を禁止。安全性情報の不足が理由。
    *ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン、ヒドロキシプロピルデンプン
    使用例 スナック菓子、ドレッシング、生菓子など
    生活クラブでは 許容。ただし問題の2種類は乳幼児向け食品(粉ミルク・離乳食・ベビーフード)への使用を禁止。
  •  
    グリシン、次亜塩素酸ナトリウム、ソルビン酸K、ソルビン酸Na など
    使用目的 保存料、日持向上剤
    細菌の増殖を抑え、賞味期限を延ばし品質管理をラクにする。
    注意点 「グリシン」は、塩分を感じにくくさせる「塩なれ効果」も。食塩の過剰摂取につながる危険性あり。
    使用例 弁当、サンドイッチ、おにぎり、プロセスチーズ、漬物、練り物など
    生活クラブでは 禁止

  •  
    酵素
    使用目的 触媒
    注意点 酵素の一部に発がん物質の過酸化水素を発生させるものあり。
    使用例 和菓子など
    生活クラブでは 4種類のみ許容。安全性が確認できない66種類の酵素は禁止。
  •  
    ナイシン
    使用目的 保存料
    注意点 安全性データが少ない。海外で定められている許容量に比べ、日本での摂取量ははるかに多い。
    使用例 チーズ、ソース、ドレッシングなど
    生活クラブでは 禁止

  •  
    オルトフェニルフェノール(OPP)、チアベンダゾール(TBZ)、イマザリル など
    使用目的 防かび剤
    収穫後の腐敗や変質を防ぐ。
    注意点 いずれも農薬。OPPは発がん性、TBZは催奇形性、イマザリルは繁殖と行動発達に異常が見られたとの報告あり。
    使用例 輸入かんきつ類
    生活クラブでは 禁止
  •  
    リン酸塩、重合リン酸塩(リン酸Na、ポリリン酸Na、メタリン酸Naなど)
    使用目的 結着剤、乳化剤、食感や見た目の向上など
    注意点 腎臓機能低下の誘発、腎石灰症の発症率が高まるなどの報告がある。また、リン酸塩を過剰に摂取すると、体内のカルシウムが尿で排出され、カルシウム不足の原因となるといわれている。
    使用例 練り物、加工肉、生菓子など原材料として表示されない部分にも幅広く使われる。
    生活クラブでは 練り製品や加工肉類には禁止。一部の消費材では製造上不可欠なため、用途を限定して許容。
【2025年11月 更新】

 

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