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【放射能検査なるほどコラム】自主基準値の大幅引き下げで測定の現場では何が変わった?

2016年4月から放射能自主基準値の引き下げによって測定の現場ではどのような変化があったか、また新基準に至る背景についてお伝えします。

自主基準値の大幅引き下げで検査時間は長くかかるように

生活クラブでは、2016年4月から、放射能の自主基準値をそれまでの半分以下へと大幅に引き下げました。詳しくはこちら(活動情報へリンク)≫ 自主基準値を引き下げたことによる変化としては、何よりもまず、検査時間が長くかかるようになりました。ひとつの機械では検体を入れる容器の量は決まっているので、感度を高めるには時間をのばしていくしかありません。例えば、戸田DC(デリバリーセンター)での青果の例でいうと、昨年度までは2時間程度の検査だったものが、自主基準値引き下げ後は4時間程度かかるようになっています。ひとつの機械で、昼間に2検体、夜に1検体の一日計3検体という、非常に丁寧で手間のかかる検査を行っているのです。

不検出が当たり前となってきたからこそ大事な「検出下限値」の目標

この春からは生活クラブとしての「検出下限値」の目標を新たに公開しました。 これまでも検査の中での検出下限値の目標はあったのですが、それをきちんと定めて公開することにしたのには、背景があります。 厚生労働省では「一般食品(乳幼児食品・飲料水・牛乳をのぞく)の検出下限値は基準値の1/4とする」ことが示されています。検出下限値とは測定において検出できる最小値で、いわば放射能検査の精度を表すもの。いくら、自主基準値が低くても、実際の検査の精度を表す検出下限値が低くなければ、検査結果に信頼性があるとは言えません。 そこで、生活クラブでは、一般食品だけでなく乳幼児食品・飲料水・牛乳についても、新しい自主基準値の1/4以下となるよう検出下限値の目標をあらかじめ設定・公開することにしました。 東京電力福島第一原発事故後に積み重ねられてきた生活クラブの膨大な検査実績の中で、最近の検査では放射能はほぼ不検出になってきています。すると今後は、「検出されたかどうか」以上に、「不検出の場合にそれがどれぐらいの感度(精度)で不検出なのか」が大事なのではないか、という考えからです。 このことにより、さらに正確に検査結果を組合員が知ることができるようになりました。

2016年4月からの生活クラブ放射能新自主基準と検出下限目標値

(1)飲料水には、国の基準と同じ「緑茶」だけでなく、「麦茶」や「抹茶」などの茶類を含みます。
(2)旧基準の「乳製品②」を「乳製品①」に結合し、新基準の「乳製品」とします。
(3)新基準の「青果物」には、「生椎茸」を除く「きのこ類」を含みます。
(4)検出下限値を目標としている理由は、測定する消費材の比重等により、検査結果にバラつ きが生じるためです。

「検出下限値」にもご注目を!

実は、検出下限値というのは、その検体を測ってみないとわからないという面があります。検査容器への検体の詰めこみやすさなどによっても感度が変わってくるからです。生活クラブで公開している放射能検査結果では、必ずその検査ごとの検出下限値も併せて公開しています。安心のよりどころとなるこの検出下限値にも、ぜひご注目ください。
放射能検査結果データベースはこちら

【2016年5月23日】

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