組合員による「ヨーグルトリニューアルプロジェクト」活動レポートvol.3 2種類のヨーグルトを新たにつくることを決定!
製造工場を見学するプロジェクトメンバーの組合員
おいしさと品質の確かさで人気がある生活クラブのヨーグルト類を、さらに多くの方々に食べてもらえるように、よりおいしいヨーグルトへのリニューアルをめざす「ヨーグルトリニューアルプロジェクト」。各地の生活クラブから集まった組合員によって、2018年4月から検討を始めました。
プロジェクトは製造工場の見学や約6,000人の組合員による試食、8回にわたる検討会などを実施。そして、2019年1月の生活クラブ連合消費委員会で「生乳100%ヨーグルト」と「とろーり加糖ヨーグルト」を新たにつくることを提案し、2種類のヨーグルトの開発が決定しました。
新しいヨーグルトは、2019年6月にデビューする予定です。
プロジェクトは製造工場の見学や約6,000人の組合員による試食、8回にわたる検討会などを実施。そして、2019年1月の生活クラブ連合消費委員会で「生乳100%ヨーグルト」と「とろーり加糖ヨーグルト」を新たにつくることを提案し、2種類のヨーグルトの開発が決定しました。
新しいヨーグルトは、2019年6月にデビューする予定です。
ヨーグルトの利用を増やして酪農家の生産を支える
生活クラブの牛乳やヨーグルトなどの乳製品は、指定酪農家の厳しい乳質基準をクリアーした生乳を原料にしています。製品づくりは生活クラブと酪農家が協同で設立した工場で行なっており、製造・流通の確かさや、おいしさから組合員に人気の消費材です。特に「プレーンヨーグルト」は年間100万個も利用されていますが、国内のヨーグルトの消費は急速に増えている状況で、生活クラブのヨーグルト類の利用もまだまだ伸びる余地があると考えられます。
ヨーグルト類の利用を増やすことは、生乳の消費量を安定させることで酪農家の生産を支えることにつながります。生活クラブでは、各地から12人の組合員が集まって「ヨーグルトリニューアルプロジェクト」チームを結成。幅広い年代に好まれるおいしいヨーグルトを開発することになりました。
ヨーグルト類の利用を増やすことは、生乳の消費量を安定させることで酪農家の生産を支えることにつながります。生活クラブでは、各地から12人の組合員が集まって「ヨーグルトリニューアルプロジェクト」チームを結成。幅広い年代に好まれるおいしいヨーグルトを開発することになりました。
約6,000人が参加した試食会の意見をもとに開発
横浜南生活クラブのお店、デポーで行なわれたサンプルの試食会(左・東戸塚デポー/右・ほんもくデポー)
2018年4月の第1回プロジェクトでは、提携生産者の新生酪農千葉工場(千葉県睦沢町)を訪れて、ヨーグルトに使う乳酸菌の学習と製造工程を見学。原料や製造方法は同じでも乳酸菌の違いでヨーグルトの風味がまったく変わり、最近の国内市場ではマイルドな酸味となめらかな口当たりのヨーグルトが売上を伸ばしていることなどを学びました。
また、リニューアルに多くの組合員の意見を反映させるため、約200人にアンケートを実施。生活クラブのヨーグルトは素材の良さやおいしさに加えて、製造過程がわかる点などが組合員から評価されていることがわかりました。このような結果からプロジェクトでは現在のヨーグルトはそのまま残し、新たに「生乳100%のプレーンヨーグルト」と「加糖ヨーグルト(乳脂肪2.0%)」の2タイプの開発をめざすことに。7月末には、2タイプで2種類ずつのサンプルを合計で1万6,000個つくり、1都1府8県の生活クラブで試食会を開催。約6,000人が参加した試食は、「生活クラブの消費材は組合員の意見をもとにつくられている」ことを再確認する機会にもなりました。
また、リニューアルに多くの組合員の意見を反映させるため、約200人にアンケートを実施。生活クラブのヨーグルトは素材の良さやおいしさに加えて、製造過程がわかる点などが組合員から評価されていることがわかりました。このような結果からプロジェクトでは現在のヨーグルトはそのまま残し、新たに「生乳100%のプレーンヨーグルト」と「加糖ヨーグルト(乳脂肪2.0%)」の2タイプの開発をめざすことに。7月末には、2タイプで2種類ずつのサンプルを合計で1万6,000個つくり、1都1府8県の生活クラブで試食会を開催。約6,000人が参加した試食は、「生活クラブの消費材は組合員の意見をもとにつくられている」ことを再確認する機会にもなりました。
新たな風味の2種類のヨーグルトが6月にデビュー
学習や検討を重ねたプロジェクトメンバー
9月以降は、試食会で寄せられたアンケートを大人(組合員)と子どもに分けて集計し、その意見を参考に開発するヨーグルトをしぼり込みました。
「生乳100%のプレーンヨーグルト」は、2つの試食サンプルのうち、「酸味が少ない」と感じる人が多かったほうを選択。高品質な生乳の風味が生きた食べやすいタイプであることから、名称を「生乳100%ヨーグルト」に。6月のデビュー以降、注文サイクルは毎週を予定します。
「加糖ヨーグルト(乳脂肪2.0%)」は、おやつとしての利用が見込まれることから、アンケートで子どもの支持が高かったいほうを選定。なめらかな口当たりで軽く混ぜると、とろりとした食感が楽しめるので「とろーり加糖ヨーグルト」と名づけました。また注文サイクルは、2週間に1回を予定します。
以上のような新しいヨーグルトの開発を2019年1月の生活クラブ連合消費委員会で提案、試食も行なったところ「とてもおいしい」とたいへん好評で、製造にむけた準備をすすめることになりました。
「生乳100%のプレーンヨーグルト」は、2つの試食サンプルのうち、「酸味が少ない」と感じる人が多かったほうを選択。高品質な生乳の風味が生きた食べやすいタイプであることから、名称を「生乳100%ヨーグルト」に。6月のデビュー以降、注文サイクルは毎週を予定します。
「加糖ヨーグルト(乳脂肪2.0%)」は、おやつとしての利用が見込まれることから、アンケートで子どもの支持が高かったいほうを選定。なめらかな口当たりで軽く混ぜると、とろりとした食感が楽しめるので「とろーり加糖ヨーグルト」と名づけました。また注文サイクルは、2週間に1回を予定します。
以上のような新しいヨーグルトの開発を2019年1月の生活クラブ連合消費委員会で提案、試食も行なったところ「とてもおいしい」とたいへん好評で、製造にむけた準備をすすめることになりました。
プロジェクトメンバーの生活クラブ長野の千村康代さんは「生活クラブのヨーグルトを利用していない人が、食べたくなるようなヨーグルトをめざしました。新たな風味の『生乳100%ヨーグルト』と『とろーり加糖ヨーグルト』は、いずれも組合員の私たちが開発した自信作です」と話します。
今後はデビューにむけて、各地の生活クラブで組合員へ利用を呼びかける準備を行ないます。指定酪農家が搾った質の高い生乳をヨーグルトとして食べ、牛乳として飲むことで余すことなく利用し、酪農の持続的な生産を支えることをめざしていきます。
6月にデビューするヨーグルト
生乳100%ヨーグルト
指定酪農家の生乳を100%使用した、クリーミーな口当たりで酸味の少ないマイルドな風味のプレーンヨーグルトです。
とろーり加糖ヨーグルト
低脂肪でもコクがあり、おだやかな酸味で、軽く混ぜると「とろーり」とした食感が楽しめます。
指定酪農家の生乳を100%使用した、クリーミーな口当たりで酸味の少ないマイルドな風味のプレーンヨーグルトです。
とろーり加糖ヨーグルト
低脂肪でもコクがあり、おだやかな酸味で、軽く混ぜると「とろーり」とした食感が楽しめます。
ヨーグルトリニューアルプロジェクトの活動経過
- ・新生酪農千葉工場で製造見学と乳酸菌の学習会(2018年4月)
- ・組合員アンケートのまとめとリニューアル方向性検討(18年5月)
- ・試作品目の検討(18年6月)
- ・試作品の決定とモニター活動の確認(18年7月)
- ・各地の生活クラブで試食会(18年7~8月)
- ・試食会の報告とアンケート速報の検討(18年9月)
- ・アンケート結果の確認と答申案検討(18年10月)
- ・答申案と取組計画の検討(18年11月)
- ・答申書の決定(18年12月)
- ・答申書の提案、連合消費委員会で決定(2019年1月)