「予約・あっぱれはればれ野菜おまかせ4点セット」（予約野菜セット）は、予約しておくと、提携生産者が選んだ4種類の野菜が定期的に届くセットです。
これまでは関東エリアでの限定取組みでしたが、4月1回から新たに8つの県での取組みがスタートしました。予約した野菜を生産者のおまかせで届ける理由について、一緒に考えてみませんか。

生活クラブの消費材の価格は、生産原価をもとに生産者と組合員が話し合って決めているため、年間を通してほぼ安定しています。ところが野菜に関しては、豊作や不作による市場価格の影響を受けやすいのも実情です。市場価格が安くなれば注文が減り、市場価格が高くなれば注文が増えるなど、需要と供給のバランスが崩れることがあります。その結果、育てた野菜が余ったり欠品が発生するなど、組合員にも影響があるだけでなく、生産者も安心して野菜をつくり続けることが難しくなってしまいます。

年間を通して安定して野菜をつくり、食べられるしくみとして生まれたのが「予約野菜セット」です。生産者は前もって出荷量や価格がわかり、通年での販売額の予測がつくことで、安心して生産ができます。ひいては後継者の育成にもつながります。また、生産者が出荷する品目を選べるので、野菜の生育状況に合わせて一番よい旬の時期に出荷でき、余らせることなく組合員の元へ届けることができます。気候などの影響によって計画通りに収獲できなかった場合でも、収穫量の多いほかの品目で補うことができる、などのよい点もあります。
 

予約·あっぱれはればれ野菜おまかせ4点セット
野菜の予約セットの配達サイクルはA週・B週・C週・D週の4週サイクル。毎週配達のABCD週と、AC週またはBD週の隔週配達からお好きなサイクルが選べます。

「予約野菜セット」を登録しておけば、毎回注文する手間なく同じ価格で定期的に旬の野菜が届きます。生産者に品目選びをゆだねていることから、ふだん食べ慣れない野菜が届くこともありますが、レシピも同封されているので、新たな味わいに出合えることも楽しみ方のひとつでしょう。
生活クラブは野菜を予約して食べ続けることで、持続可能な生産と消費の関係性をつくり、未来の食を支えます。

組合員と話し合った農法で、農薬を減らし野菜づくりに励む生産者（栃木県開拓農業組合）の思いを動画で紹介しています。

除草剤を使わず、雑草と共存しながらレタスのおいしさを追求する
食をつむぐ人たち・アースメイド野菜篇①
食をつむぐ人たち・アースメイド野菜篇②

食料主権の考え方を基軸とした国内生産を追求し、健康で豊かな食の実現をはかります。
生活クラブでは、野菜などの一次産品をつくり、食べ続けていけるよう、提携生産者が抱える課題をともに解決しながら、国内自給力アップをめざします。さらに、野菜の栽培に使用する農薬をできる限り減らし、健康的な暮らしの実現に向けて取り組みます。
 

★生活クラブ食べるカタログ 2023年4月3回（16週）より転載しました。
 

【2023年4月3日掲載】