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関わるみんなが楽しむ居場所 「ふらっとスペース~ほっこり~」生活クラブ生協岩手【前編】

【連載】みんなで広げる たすけあい


生活クラブグループの生協や関連団体では、福祉・たすけあいの活動や事業が各地でとても豊かに展開され、さらに広がりをみせています。これらの取組みを紹介します。
 

2023年7月に居場所「ふらっとスペース~ほっこり~」を立ち上げた生活クラブ岩手。組合員人数は3,000人ほどとけっして大きな規模ではありませんが、力を合わせてその心地よい居場所を定期的に開催し続けています。

【前編】

「最初は子どものためにとお邪魔しましたが、今ではすっかり私自身のオアシスです。(中略)初めての育児に右往左往する中、我が子を愛おしいと思えるゆとりが生まれました。」これは、ある参加者が生活クラブ岩手の機関紙に寄せてくれた感想です。
 
盛岡センター

生活クラブ岩手の本部がある盛岡センターの2階。明るく広い組合員活動スペースに、「こんにちは」と言いながら親子がやってきます。

待っていたスタッフの鳥海淑恵さん(前福祉担当理事)たちが「いらっしゃい」と声をかけると、子どもは部屋の一隅に置かれたおもちゃ※の棚に一直線。慣れた様子で木のおもちゃを取り出しすぐに遊び始め、母親はゆっくりと座って見守っています。
※ふらっとスペースを開設するにあたっては、生活クラブ共済連の「福祉たすけあい活動支援制度」を活用して、木のおもちゃ・本・本棚・ベビーベッド・カーペットなどを揃えました。

 
ほどなくして、もう1組の親子が来所し、この子も好きな絵本を取り出したり、ままごとセットを並べたりしています。
まだ一緒に遊ぶような年齢ではない2人の子どもたちですが、互いがすることに興味があるようで、いろいろな遊びが繰り広げられています。

スタッフは、親子の様子を見ながら、利用者とスタッフがお昼に食べる軽い食事づくりをしています。
母親たちはおしゃべりをしながら、のんびり。ゆったりした時間が流れ、「ほっこり」という言葉そのものの光景です。
調理をするスタッフ
 
ふらっとスペースが開かれるのは、毎月第2・第4水曜日の10時~13時が基本です。開催時間をお昼を挟んだ3時間としたことには理由があります。
「小さな子どもとの外出は時間通りにいかないことも多いので、余裕をもって遊べるように少し長めの時間にしました。軽いお昼ご飯があれば、急いで昼食の用意をしなくて済みますし、お母さんもたまにはゆっくり食事したいでしょ。スタッフもお腹が空くから一緒に食べればいいと思ったのです」(鳥海さん)。


鳥海さん

この日の献立は、枝豆とひじき入りおにぎり・具だくさんスープ・餃子。みんなでお話をしながらいただきます。

「子どもがなかなか食べてくれない」という母親に、管理栄養士でもあるスタッフの高木綾子さん(前理事)が「子どもの食はそれぞれ違うから、まずは炭水化物を摂っていれば安心くらいに思っていればいいよ」と伝えます。
昼食
 
昼食の様子
1回あたりの参加者は2~3組ほど。お話を聞いてみると、車で通える範囲に行政が運営する居場所もあるそうです。しかし毎日開催しているわけではないので、ふらっとスペースの存在がとても大きいそうです。

「事前予約なしで、100円の参加費だけで利用できます。自由にフラっと来て、組合員だけでなく誰でも利用できるフラットな場所です」。四戸美恵さん(生活クラブ生協岩手理事長)さんは名前に込めた思いについてそう話してくれました。


四戸さん

生活クラブ岩手は組合員数3,000人ほど。生活クラブグループの中では小さな規模ですが、心地のよい居場所を定期的に開催しています。利用者に必要とされるこのような空間を生みだす秘訣のようなものがあるのでしょうか?

※後編に続きます。
 
【2024年11月19日掲載】
 

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