本文へジャンプする。
本ウェブサイトを利用するには、JavaScriptおよびスタイルシートを有効にする必要があります。
生協の食材宅配【生活クラブ】
国産中心・添加物削減・減農薬
安心食材をお届けします
ここからサイト内共通メニューです。

ふらっとやってくる居場所 みんなの居場所~ねまりへ~(生活クラブ生協青森)【後編】

【連載】みんなで広げる たすけあい


生活クラブグループの生協や関連団体では、福祉・たすけあいの活動や事業が各地でとても豊かに展開され、さらに広がりをみせています。これらの取組みを紹介します。
 

「誰にでもふらっと寄ってほしい」。居場所にかかわる人の多くはそのように考えることでしょう。そして、生活クラブ生協青森が運営する「ねまりへ」には参加者たちが、本当にふらっとやってきます。

【後編】

みんな、ふらっとやってきては、座ってのんびりする。
企画に参加したい人は自由に楽しむ。
どうしてこんなに心地よくすごせるのでしょうか?

まずは、運営する人が楽しむ

「まず、居場所チームの人たち(運営する人たち)が楽しめる居場所になっているのがいいですね。どんな企画をしたいかも自由に提案できます。自分たちのできる範囲でやればいいと考えています」と棟方さん。
おしゃべりの中からあらたな企画がうまれたりすることもあるそうです。

棟方千恵子理事長

やはり、まずは運営する人たちが楽しむということが重要なようです。
運営を担う居場所チームのみなさんはどう感じているのでしょうか?

「予約もいらず誰でも気軽に集まれる居場所づくりをしていますが、毎回誰かが来てくれるのがとてもうれしいです。お気に入りの消費材※1の話など、おしゃべりしながら楽しく過ごしています。とりかえっこの輪のコーナーもとても好評です。コロナ禍で、なかなか人と会うことが難しい時期もありましたが、人と繋がることはやはり大事だなあと実感しています」とチームリーダーの津島裕子さんは話します。

※1 生活クラブが取り扱う食品や生活用品は、利益を得ることが目的の「商品」ではないという意味を込めて「消費材(しょうひざい)」と呼んでいます。

津島裕子さん

他のメンバーも、「時間に追われる日々の暮らしからちょっと離れてゆったりしたいと思って、居場所チームに参加しました。年上の組合員との語らいで将来の不安も薄らぎ、自分の仕事と暮らしのバランスもとれるようになって気持ちが落ち着きました」「生活クラブという共通のキーワードがあるので、初めて会う方とも会話がはずんで楽しいです」など、運営スタッフとして自分の居場所を見つけています。

居場所を始めるまで

生活クラブ青森では、2018~2019年にかけて、組合員活動としてどんなことがしたいかじっくりと話しあいました。
新しい組合員も参加できるような、魅力的な生活クラブにしていくために夢を語り合ったのです。

そこで出てきたのは「子ども食堂」「高齢になっても生活クラブの消費材が利用できる環境」「居場所」など、楽しそうな活動。
そして、これらを実現するためには組合員どうしのつながりが必要だと、みんなで確認することができました。

そして今後へ

青森市内のさまざま施設で開催することで、それぞれの地域の人々が参加できています。
居場所チームは6人に増えてきました。打合せはSNS※2を活用することで、手軽で円滑にすすめられています。
「今後は、歩いて参加できる場が地域ごとにできるよう、さらに増やしていきたい」と考えています。

※2 ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略。インターネット上でつながることができるサービス。

「ねまる」と「へばなぁ」

ところで、「ねまりへ」って何でしょうか?

「ねまる」とは青森(津軽弁)の方言で「座る」。
「まんず、ねまりへ」と言えば、「まぁまぁ、座りなさい」という意味になります。
「へー」と語尾をのばすように言うと「どうぞー」の感じになるそうです。
「名は体を表す」と言いますが、この居場所の特長を見事に表しています。
 

そして、「今日はこれで」と帰っていく人には、「へばなぁ」と声をかけました。
「それじゃあ、またね」という意味です。

それぞれ楽しい思いを心に抱いて帰路に就きます。
そして翌月になれば、またふらっとやってきて、みんなで「ねまる」ことでしょう。
【2025年3月18日掲載】
 

生活クラブをはじめませんか?

42万人が選ぶ安心食材の宅配生協です

生活クラブ連合会のSNS公式アカウント
本文ここまで。
ここから共通フッターメニューです。
共通フッターメニューここまで。