本文へジャンプする。
本ウェブサイトを利用するには、JavaScriptおよびスタイルシートを有効にする必要があります。
生協の食材宅配【生活クラブ】
国産中心・添加物削減・減農薬
安心食材をお届けします
ここからサイト内共通メニューです。

生活クラブのエビ「ファーマーズシュリンプ」の産地を訪問 ベトナム・カマウ省で生産者と交流

カマウ省・ダムドイ区のエビ養殖に取り組むみなさんと(2025.12.4)

2025年12月、生活クラブの組合員と事務局メンバーがベトナム南部・カマウ省を訪問し、消費材の養殖エビ「ファーマーズシュリンプ」の産地見学・交流会を開催しました。養殖池から集荷の様子、加工工場を視察し、現地のみなさんと直接交流することで、「ファーマーズシュリンプ」を取り組んできた成果をあらためて確認し、現状の課題にも認識を深めることができました。

コロナ禍以降初めての現地訪問

2017年以来、約8年ぶりに組合員参加での現地訪問となりました。23区南生活クラブと生活クラブ群馬の組合員代表2名、事務局4名が参加し、ベトナム南部のカマウ省を訪問しました。

現地で生産や製品化、流通に関わる事業者のみなさんと直接顔をあわせ、最新の現地事情や流通・加工の様子を確認することが今回の大きな目的です。

自然を活かしたエビの粗放養殖

稚エビの放流と育て方を生産者が説明

カマウ省・ダムドイ区の産地では、消費材「ファーマーズシュリンプ」の原料のブラックタイガー*が養殖池で育てられています。自然環境を活かして人工的な管理に頼らない養殖池は、自然の中でエビが生息するのに近い状態です。地域の自然環境を熟知した生産者が、それぞれの経験則によって最適な収穫となるように収穫時期などを工夫しています。飼料の過剰投下や過密養殖による水質悪化が指摘される集約型の大規模養殖とは異なり、持続可能な養殖が続けられています。
*日本名「ウシエビ」というエビの品種の呼び名。クルマエビ科に属するエビで、世界各地で食用に利用される。

こうした養殖の事業が地域で続けられ、現地の人々の生活を支える様子を実際に見て、組合員の平林恵美さん(生活クラブ群馬)は「自然の中で育てているのは、生産者の負担も少なく済み、私たち消費者への印象もプラスとなり、環境への負荷も少なく、『売り手』『買い手』『世間(社会)』が満足できる "三方よし" になっているということですね」と感想を語りました。

地域の自然環境に合わせた仕事と暮らし

ダムドイ区では、地域の生産者がそれぞれの集荷人(代理人)を中心に連携してエビの生産・出荷を支えています。収穫されたえびは、サイズごとに手作業で選別され、氷を使った温度管理で加工工場へ運ばれます。

ダムドイ区周辺は標高が低く河川の塩分濃度が高いため、かつては雨季に限られた年一作の稲作しかできず、経済的に厳しい時代もありました。

しかし稲作以外にエビの養殖が広まって安定した収入が得られるようになり、暮らし向きも改善しました。とはいえエビ養殖だけで生計を立てることは難しく、養殖池で育つカニや魚も出荷する複合的な養殖や、稲作や教員など別の仕事との兼業で暮らしを支える人々がほとんどです。

自然環境の条件に合わせて地域の産業と暮らしを成り立たせるよう、人々が努力を重ねてきた様子がよく伝わってきました。

また一方で、雨季の水位上昇による浸水・冠水が近年では多発していることがメコンデルタ地方全体で大きな問題となっていることも分かりました。現状はなんとか凌いでいても、近い将来はエビ養殖に大きな支障をきたすことになるかもしれません。こうしたことへの対策も急がれる課題です。
収穫されたエビを手早く選別

加工工場で見た品質の確かさ

加工製造を担う「シープリメスコ社」を訪問、原料の受け入れから加工、凍結、保管までの工程を視察しました。

生活クラブ向けのエビは、入荷当日の加工と4℃以下の厳密な温度管理のもと、エビ本来のおいしさをできるだけ保つ工夫がされています。

工程ごとの説明を受け、組合員の加藤りえさん(23区南生活クラブ)は「稚エビの確保から消費材として私たちの手元に届くまで、そこまで細かく丁寧に気を使って製造されているのかと、感動しました」と振り返ります。工場の低温の中で働く現地スタッフの姿も、参加者の印象に残りました。
 

シープリメスコ社で

交流の場で共有された思い

現地のみなさんとお茶を飲んで交流

交流会では、日本への輸出や利用状況について率直な意見が交わされました。

出荷先の日本での利用量の変動は現地でも共有されており、生活クラブでのエビの注文の増減については生産者の間でも関心が高いことが伺えました。

「日本でおいしく食べてもらえることが励みになる」という言葉から、生活クラブとのつながりを大切にする思いが伝わってきました。組合員の二人は、「今回の訪問で得た経験を日々の活動や利用の呼びかけにつなげたい」という想いを新たにしました。

現地で親しまれている食べ方として、ゆでエビのライムと塩こしょう添えや、にんにくと唐辛子のエビの炒めもの(ガーリックシュリンプ)などのメニューも紹介され、家庭での活用イメージも広がりました。
 

ココナッツジュースで茹でたエビ

「持続可能な生産」を支えましょう


エビのモニュメントの前で

今回の産地交流は、消費材「ファーマーズシュリンプ」が「どこで・誰によって・どのように」作られているのかを、足を運んで直接確かめる機会となりました。

現地で見聞きしたことを組合員どうしで共有し、日々の消費材の利用拡大につなげることが、産地の生産を支え未来の「食の安心」をつくり出す力になります。今後も産地との交流を大事にして、生活クラブのみんなで「持続可能な生産」を支える取組みを進めましょう。


★消費材「ファーマーズシュリンプ」のページもごらんください
 
【2026年2月20日掲載】
 

生活クラブをはじめませんか?

42万人が選ぶ安心食材の宅配生協です

生活クラブ連合会のSNS公式アカウント
本文ここまで。
ここから共通フッターメニューです。
共通フッターメニューここまで。