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【生活クラブ消費材10原則コラムVol.1】安全性と素材本来の味を大切にします

生活クラブの消費材について、組合員と生産者が共に守り目指していくのが「消費材10原則」。私たちが毎日の生活の中で、食べたり使ったりするときだけでなく、生産するときや捨てるときまで含んだあらゆる消費に責任を持ち、“健康で安心して暮らせる社会”をめざすための原則です。

この「生活クラブの消費材10原則」がどんな考え方なのか、消費材にどのように活かされているのか、シリーズでご紹介します。
今回は、持続可能な「経済・社会」をかたちづくっていくための原則についてです。

不要な食品添加物を使わないなど、安全性を徹底して追求

「安全性の追求」は、生活クラブがもっとも大切にしている原則。生活クラブの食品は、着色料や保存料などの不要な食品添加物は使用しないのが基本です。

組合員と生産者が試行錯誤しながらつくりあげた「ポークウインナー」
生活クラブの代表的な消費材「ポークウインナー」は、初めて登場した1970年代当時から、食品添加物を減らす試みを重ねてきた消費材です。当時、ウインナーといえば合成着色料や合成保存料、殺菌剤(現在は使用禁止のAF-2など)が添加されているのが当たり前でした。しかし一方で、合成添加物による食品公害も問題化しつつあり、「子ども達に安全なウインナーを食べさせたい」という組合員の声が高まったことでスタートしたのが、このポークウインナーです。

完全に無添加のウインナーは市販品では前例がなく、試行錯誤の連続でしたが、それでも「不要な食品添加物はできる限り使用しない」というルールを貫き、組合員と生産者が協力して取組みを軌道に乗せて、現在に至ります。

食の安全とおいしさを追求
現在でも、市販のウインナーの多くは見た目や加工のしやすさのために着色料や発色剤やリン酸塩などを使い、肉の旨みの足りない分を化学調味料で味を補っているものがほとんど。

その点、生活クラブのポークウインナーはそれらの食品添加物を一切使っていません。平田牧場の豚肉を原料に使い、生産時の品質管理を徹底させるなどさまざまな工夫や努力を積み重ねることで、食品添加物を使わないおいしいウインナーをつくっています。

安全性などへの懸念から遺伝子組み換え作物に反対

「遺伝子組み換え作物」を原材料や飼料に使わないことも、生活クラブの基本ルール。遺伝子組み換え作物とは、遺伝子を操作し、害虫や除草剤への耐性などを持たせた作物のこと。収益性が高まるとして急速に広がっていますが、実は、遺伝子組み換え作物を栽培したり食べたりし続けた場合に環境や体にどんな影響があるのかはまだわかっておらず、安全性への不安が拭えません。また、遺伝子組み換え作物は開発した企業が特許を保持するので、企業による種子の独占につながるおそれがあります。そうした懸念から、生活クラブでは遺伝子組み換えに反対しています。

知らずに食べている?!遺伝子組み換え作物
日本では、遺伝子組み換え作物の商業栽培は本格的に開始されていませんが(※観賞用の花卉(かき)を除く)、自給できないナタネや大豆、トウモロコシをはじめとして大量の遺伝子組み換え作物が輸入され、加工食品の原料や家畜のエサに幅広く使われています。身の回りの食べ物を見てもわかりますが、例えばトウモロコシを原料にした食品はとても多く、コーン油やコーンスターチなどとして原材料に使われている場合もあり、それ以外に家畜のエサにもなっています。しかし日本では、遺伝子組み換え作物の表示義務の対象が非常に狭いという問題があり、遺伝子組み換え作物が使われていることを知らないまま食品を口にしていることがとても多いのです。
生活クラブの遺伝子組み換え対策
生活クラブでは、「安全性が疑わしいものは使わない」を原則に、消費材の原材料を遺伝子組み換えでないものに変える対策を行っています。遺伝子組み換えの原材料が使われる可能性のある品目1,647品目のうち1,406品目が対策済みです(2018年3月現在)。また、トウモロコシに関して米国の生産者と協議し、2022年まで遺伝子組み換えでないトウモロコシを供給する協定を結ぶなどの対策をしています。

化学調味料に頼らず素材のおいしさを生かします

生活クラブが取組む消費材では、「素材本来の味」を大切にすることが大きなベースにあります。今、市販の調味料や加工食品の原材料表示を見ると、「調味料(アミノ酸等)」という表記があふれています。「化学」という語句が使われていませんが、これはいわゆる化学調味料。例えばL-グルタミン酸ナトリウム、L-アスパラギン酸ナトリウム、L-フェニルアラニン…といった化学合成された食品添加物が、すべて「調味料(アミノ酸等)」と一括表示されます。

化学調味料に頼らず、素材本来のおいしさを追求する「マヨネーズ」
食卓で活躍することの多いマヨネーズも、市販されている一般的なものはほとんどが、グルタミン酸ソーダをはじめとした化学調味料で味がととのえられています。もともとの素材のものではないうま味をあとから添加しているのです。

長らくグルタミン酸ナトリウムはマヨネーズに不可欠な素材と考えられていましたが、化学調味料を使わないマヨネーズを食べたいという組合員と生産者が協力して、研究に研究を重ねて誕生したのが生活クラブのマヨネーズ。添加物によってうま味を調節できない分、主原料となる油・卵・酢に提携生産者の質のよいものを使って、素材そのものの味でおいしさを生み出しているのです。

消費材への関わりから持続可能な「経済・社会」へ

生活クラブが大切にしているのは、「食べる」「使う」そのときのことだけでなく、原材料の調達から生産、流通、消費、廃棄に至るすべての過程が、きちんと持続可能な経済や社会につながっているかということ。私たちは「生活クラブの消費材10原則」に従って消費材をつくり、使い、食べていくことで、“健康で安心して暮らせる社会”の実現をめざします。


今回紹介したのは、

第1原則 安全性を追求します
第2原則 遺伝子操作された原材料は受け入れません
第5原則 素材本来の味を大切にします

という3つの原則でした。【次回は、第3・第4原則について紹介します。】

生活クラブの消費材10原則
(経済・社会に関する原則)
第1原則 安全性を追求します
第2原則 遺伝子操作された原材料は受け入れません
第3原則 国内の自給力を高めます
第4原則 公正で責任ある原材料の調達をめざします
第5原則 素材本来の味を大切にします

(環境に関する原則)
第6原則 有害化学物質を削減します
第7原則 3Rを推進し、さらなる資源循環をすすめます
第8原則 温室効果ガスの排出削減をすすめます

(自治に関する原則)
第9原則 積極的に情報を開示します
第10原則 独自基準を定め、自主的な管理をすすめます
 

「消費材10原則」の詳しい解説はこちらのページへ

【2018年7月30日掲載】


生活クラブ消費材10原則コラム

vol.1 安全性と素材本来の味を大切にします(2018.7.30)
vol.2 国内の自給力を高めると共に公正な調達に努めます2018.8.20)
vol.3 生命の基礎となる「環境」を守ります(2018.9.3)
vol.4 「ガバナンス(自治)」を大切にします(2018.9.25)

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