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【生活クラブ消費材10原則コラムVol.3】生命の基礎となる「環境」を守ります

“健康で安心して暮らせる社会” の実現のために、組合員と生産者が共に守り目指していく「生活クラブの消費材10原則」。この「消費材10原則」の考え方や、消費材にどのように活かされているかについて紹介するシリーズ。3回目となる今回は、生命の基礎となる「環境」を守っていくための原則についてご紹介します。
 


 

有害化学物質を削減するための取組を行なっています
 

生活クラブでは、“疑わしきは使わず”という予防原則に基づいて、健康や環境への悪影響が懸念される化学物質の使用を減らし、環境へ出さないように心がけています。特徴的な活動のひとつが、せっけんの普及です。
 

健康と環境への影響が心配される合成洗剤は扱いません


洗剤には大きく分けて、合成界面活性剤などを使わないせっけんと、化学合成された洗浄成分を使った合成洗剤の2種類があります。そして生活クラブではせっけんの利用をすすめ、合成洗剤はいっさい扱っていません。
 

せっけんの主成分である界面活性剤と、合成洗剤の主成分である合成界面活性剤は違う物質。せっけんの特徴は、水で薄まるとすぐに洗浄力(界面活性作用)を失い、短時間で分解されてしまうことです。だから肌への刺激が少なく、環境にあまり負荷をかけません。
 

一方、合成洗剤に使われる合成界面活性剤は、石油や油脂などから化学的に合成されたもの。合成洗剤に含まれる化学物質が手あれやおむつかぶれの原因になることもあると言われます。また化学物質なので分解されにくく、排水されたあと長く環境の中にとどまって魚などの水生生物に影響を与えることが心配されています。
 

せっけんの利用をすすめ化学物質に頼らない暮らしへ


生活クラブでは「加害者であることはやめよう」という考え方のもと、せっけんの利用をすすめて、健康を守り、河川や海などの自然環境も守りたいと考えています。消費材も組合員と共に開発や改良を重ね、粉末の洗濯用せっけん、使いやすい液体の洗濯用せっけん、食器洗い用の液体せっけん、いろいろな使い方ができる固形せっけんなど、さまざまなラインナップを揃えています。

 


 

3Rを推進し資源循環をすすめています

環境への影響を考えるとき、ごみの問題は避けられません。生活クラブでは、「使い捨てるのではなく資源を循環させて使うこと」を大切にして、「3R」を推進しています。3Rとは、 ごみをできるだけ出さない「リデュース」、同じものをくり返し使う「リユース」、リデュースやリユースができないものを生まれ変わらせて有効活用する「リサイクル」の3つのRです。
 

「リデュース」「リユース」「リサイクル」を推進


びん容器の例でいえば、洗ってそのままの形で使うのが「リユース」、壊して熱を加えて別の製品を作り直すのが「リサイクル」です。生活クラブでは、まず身近な毎日の生活の中で、ごみを出さないための「リデュース」と「リユース」を心がけることが大切だと考えています。そのうえで、「リデュース」や「リユース」ができないものについては、「リサイクル」で有効活用し、なるべくゴミとなるものが増えないようにします。
 

「グリーンシステム」によってごみの削減に取り組む


生活クラブでは1994年より、リサイクル容器からリユース容器に切り換える取組みをはじめました。これを「グリーンシステム」とよんでいます。(GARBAGE REDUCTION FOR ECOLOGY AND EARTH’S NECESSITY の頭文字の略称で、地球生態系のためのごみ減量(GREEN)システムという意味です。)
 

現在は、67品目の消費材に対して8種類の「リユースびん」を使用しています。調味料やジュースなど中身の違うものでもできるだけびん容器の大きさを揃えることによって、リユースのシステムがうまく回るように工夫しています。2000年からは、牛乳容器を紙パックからくり返し使う牛乳びんに切り替えました。その他に、牛乳キャップのリサイクルや、配達のピッキング袋のリサイクルにも取り組んでいます。この「グリーンシステム」の取組みによって、2017年度は1年間で4,291トンのごみを減らすことができました。
 


 

温室効果ガスの排出を減らしていきます
 

さらに今、環境問題の中でもとりわけ深刻な問題となり、世界規模での対策が求められているのが地球温暖化です。生活クラブでは、CO2(二酸化炭素)削減への取組みもすすめています。
 

物流におけるCO2削減や家庭での省エネ推進の取組みも


例えば、生活クラブの共同購入に欠かせない「物流」。各地域生協や連合会や関連会社のそれぞれにおいて、具体的な「CO2削減行動規準」を定めて輸送・保管・仕分けなどにおける省エネをはかっています。今後、2030年をひとつの節目とした「2030年温室効果ガス削減目標」も生活クラブ内で検討し、消費材の生産段階や家庭でもCO2の排出を減らすことに取り組んでいく予定です。
 

また、家庭での省エネをすすめるための一助として、(株)生活クラブエナジーでは「省エネ講座」を開催しています。組合員向けや親子向けの講座が各地で開催され、省エネの知識を広めるとともに、自分たちが生活で排出するCO2について考え、未来への責任を果たす意識へとつなげていく活動になっています。
 

※【省エネ講座】親子工作「ペットボトルでつくるミニ風車」の様子(生活クラブ埼玉)
 

自分たちの手で環境を守り次世代へつなぐ


健康や安全はもちろん、生命の基礎となる環境や自然も、自分たちの手で守っていくことが大切です。私たちは「生活クラブの消費材10原則」に従って活動しながら、安心して暮らせる環境を次世代に手渡していくことをめざします。
 


今回紹介したのは、
第6原則 有害化学物質を削減します
第7原則 3Rを推進し、さらなる資源循環をすすめます
第8原則 温室効果ガスの排出削減をすすめます

という3つの原則でした。【次回は、第9・第10原則について紹介します。】

生活クラブの消費材10原則
(経済・社会に関する原則)
第1原則 安全性を追求します
第2原則 遺伝子操作された原材料は受け入れません
第3原則 国内の自給力を高めます
第4原則 公正で責任ある原材料の調達をめざします
第5原則 素材本来の味を大切にします
(環境に関する原則)
第6原則 有害化学物質を削減します
第7原則 3Rを推進し、さらなる資源循環をすすめます
第8原則 温室効果ガスの排出削減をすすめます
(自治に関する原則)
第9原則 積極的に情報を開示します
第10原則 独自基準を定め、自主的な管理をすすめます
 

「消費材10原則」の詳しい解説はこちらのページへ

【2018年9月3日掲載】


生活クラブ消費材10原則コラム

vol.1 安全性と素材本来の味を大切にします(2018.7.30)
vol.2 国内の自給力を高めると共に公正な調達に努めます(2018.8.20)
 vol.3 生命の基礎となる「環境」を守ります(2018.9.3)
vol.4 「ガバナンス(自治)」を大切にします(2018.9.25)

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