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せっけん運動
ひとにも環境にもやさしい「せっけん」生活はじめませんか?
洗剤には、せっけん(昔ながらの洗浄成分)と合成洗剤(化学合成された洗浄成分)の2種類があること、ご存知ですか?生活クラブでは、「せっけん」の利用をすすめ、合成洗剤はいっさい扱っていません。
せっけんと合成洗剤、どう違うの?
天然の油脂とアルカリが原料のせっけんは、排出されると洗浄力も毒性もなくなるので、環境に悪影響を与えません。
一方、合成洗剤の多くは石油からつくられていて、水中での分解にとても長い時間がかかるものもあります。また、汚れを落とす成分のほかに、いい香りのする香料や洗濯物を真っ白く見せる蛍光増白剤などが含まれています。目には見えないたくさんの刺激が、赤ちゃんや敏感肌の方にとっては、アレルギーなどを引き起こす原因となるともいわれています。また、魚などの水棲動物の生態系への影響も心配されています。
天然の油脂とアルカリが原料のせっけんは、排出されると洗浄力も毒性もなくなるので、環境に悪影響を与えません。
一方、合成洗剤の多くは石油からつくられていて、水中での分解にとても長い時間がかかるものもあります。また、汚れを落とす成分のほかに、いい香りのする香料や洗濯物を真っ白く見せる蛍光増白剤などが含まれています。目には見えないたくさんの刺激が、赤ちゃんや敏感肌の方にとっては、アレルギーなどを引き起こす原因となるともいわれています。また、魚などの水棲動物の生態系への影響も心配されています。
生活クラブの「せっけん運動」
生活クラブのせっけん運動は、「合成洗剤の使用を止めて、せっけんを使いましょう」そして「人体への影響、河川や海などの自然環境を守りましょう」という運動です。
このせっけん運動をとおして、「私たちは環境汚染の被害者でもあると同時に、加害者でもある」ことに気付き、自分自身のライフスタイルを少しずつ変えていこう、そんな活動でもあります。
このせっけん運動をとおして、「私たちは環境汚染の被害者でもあると同時に、加害者でもある」ことに気付き、自分自身のライフスタイルを少しずつ変えていこう、そんな活動でもあります。
組合員活動としてこんな活動をしています
粉せっけんの上手な利用方法やせっけんシャンプーで洗うコツなどの講習会、せっけんの利用調査などを行っています。また、河川の水質調査など、メンバーの問題意識でさまざまな活動がおこなわれています。
粉せっけんの上手な利用方法やせっけんシャンプーで洗うコツなどの講習会、せっけんの利用調査などを行っています。また、河川の水質調査など、メンバーの問題意識でさまざまな活動がおこなわれています。
せっけん運動ストーリー
生活クラブ生協においても、はじめのころは合成洗剤を扱っていました。しかし、現在は、ハミガキやクレンザーにいたるまで、合成洗剤の入っているものはありません。その過程では、組合員のさまざまな取組みがありました。
生活クラブ生協においても、はじめのころは合成洗剤を扱っていました。しかし、現在は、ハミガキやクレンザーにいたるまで、合成洗剤の入っているものはありません。その過程では、組合員のさまざまな取組みがありました。
生活クラブが設立された1968年から、日本生協連合会が開発したソフト型(LAS型)の洗剤と高級アルコール系の野菜果物洗い用の洗剤を利用していました。
このころ、既に合成洗剤が環境と人体に与える影響について疑問をもち、せっけん使用をすすめる消費者運動が始まっていいました。生活クラブの中にも、利用をすすめる組合員がいて、せっけんの取扱いを主張しました。それから、自主的な調査や学習会がはじまりました。
こうした活動に促されて、1973年から粉せっけんを共同購入に加えることとし、さらに、生活クラブのオリジナル品第2号として、粉せっけんが登場しました。
また、組合員による合成洗剤の映画上映会、学習会が活発に開催されるようになり、生活クラブ生協の説明会や地域の班会議などには、川の水の調査結果や、せっけんを使った換気扇洗いなど暮らしの知恵もたずさえて、委員(部会)が大活躍をするようになりました。
1975年、粉せっけんと合成洗剤の両方を共同購入していましたが、せっけんへの全面切替が生活クラブの課題として認識されるようになり、一世帯の利用が1キロに達したら合成洗剤の共同購入を止めることを目標にしました。
1977年3月、粉せっけんの利用者が実に80%を超えました。そこで、4月から合成洗剤の取組みを中止。以来、生活クラブは現在にいたるまで、せっけん類のみを共同購入しています。
また、「合成洗剤追放」請願や公的機関でのせっけん使用提案などが、自治体で無視同然にされた経験から、生活するものの立場に立った議員を議会に送ろうという運動にもつながっていったのです。
このころ、既に合成洗剤が環境と人体に与える影響について疑問をもち、せっけん使用をすすめる消費者運動が始まっていいました。生活クラブの中にも、利用をすすめる組合員がいて、せっけんの取扱いを主張しました。それから、自主的な調査や学習会がはじまりました。
こうした活動に促されて、1973年から粉せっけんを共同購入に加えることとし、さらに、生活クラブのオリジナル品第2号として、粉せっけんが登場しました。
また、組合員による合成洗剤の映画上映会、学習会が活発に開催されるようになり、生活クラブ生協の説明会や地域の班会議などには、川の水の調査結果や、せっけんを使った換気扇洗いなど暮らしの知恵もたずさえて、委員(部会)が大活躍をするようになりました。
1975年、粉せっけんと合成洗剤の両方を共同購入していましたが、せっけんへの全面切替が生活クラブの課題として認識されるようになり、一世帯の利用が1キロに達したら合成洗剤の共同購入を止めることを目標にしました。
1977年3月、粉せっけんの利用者が実に80%を超えました。そこで、4月から合成洗剤の取組みを中止。以来、生活クラブは現在にいたるまで、せっけん類のみを共同購入しています。
また、「合成洗剤追放」請願や公的機関でのせっけん使用提案などが、自治体で無視同然にされた経験から、生活するものの立場に立った議員を議会に送ろうという運動にもつながっていったのです。
他団体や地域と連携し、水を守るせっけん運動を広げています
世代を越えてせっけん運動を広める 日本大学芸術学部との産学連携
生活クラブでは、せっけんの魅力を新たな視点から再発見し、幅広い世代に伝えていくことを目的に、2023年に日本大学芸術学部(以下:日藝)と産学連携プロジェクトを実施しました。日藝の学生13名が生活クラブと共に水を守る運動に取り組んできた提携産地やせっけん工場を取材し、そこで得た学びやアイディアを基に、動画、ポスター、冊子を制作しました。制作した各種クリエイティブは生活クラブの組合員による、せっけん運動を広げるための活動で使用されます。
地域を越えてせっけん運動を広める
生活クラブはせっけん運動ネットワーク(旧 協同組合石けん運動連絡会)に参加しています。 せっけん運動ネットワークは、地域におけるせっけん運動の発展をめざし、地域生協、大学生協、NPO、市民団体などのおおぜいが参加できる機構です。
生活クラブではせっけん運動ネットワークが開催する「シャボン玉フォーラム」や「シャボン玉月間」などの参加を通し、せっけん運動に取り組む団体と地域を越えた相互交流と協力を行なっています。
生活クラブではせっけん運動ネットワークが開催する「シャボン玉フォーラム」や「シャボン玉月間」などの参加を通し、せっけん運動に取り組む団体と地域を越えた相互交流と協力を行なっています。
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