試行錯誤を経て完成した「かん水不使用」の麺
幅広い世代に人気の麺料理といえば、ラーメン。特有の風味や食感、色は、小麦粉に「かん水（アルカリ塩水溶液）」を加えることで生まれます。
生活クラブの「中華ふう生めん」は、かん水不使用。「食品添加物をなるべく使わない、小麦粉も国産のものだけを使ったラーメンがほしい」という組合員の声から生まれました。
かん水を使わずに、ラーメンのような食感をだすのは難しいことです。提携生産者の株式会社おびなたは、小麦粉の配合を研究し塩とグルテンでコシのある伸びにくい麺に工夫しました。また、卵を使うことで麺の色と食感にもこだわっています。デビュー当初は食感をよくするために卵殻カルシウムを配合していましたが、2019年からは小麦粉の配合や麺の太さなどを見直し、卵殻カルシウムは抜いています。かん水特有の風味がしない「中華ふう生めん」は、小麦粉の風味が豊かです。