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脱原発、脱炭素と再生可能エネルギーへのエネルギー転換の加速を求める署名活動

2023年5月、「脱炭素社会の実現」の名の元にGX推進法とGX脱炭素電源法が成立しました。ですが、これら法律では原発を脱炭素な電源と位置づけ、さらにほぼ実用化されていない二酸化炭素回収・貯留技術で火力発電を温存するなどの内容で、事実、日本のエネルギー政策は原発推進、火力発電の温存へと舵が切られました。

地球過熱化の脅威に対する解決策として脱炭素化の推進と、原子力発電の莫大なリスクに対する解決策としての脱原発は、世界的に進めるべきことです。その為には、再生可能エネルギーの普及が必須です。

生活クラブではこの秋、このような状況下において逆を行く日本の政策に対案を提示し、署名活動などの働きかけを行ないます。この働きかけにより、再生可能エネルギーを中心とした電気「生活クラブでんき」の共同購入を進め、主張だけにとどまらずに再生可能エネルギーを使う輪を広めます。

2023年12月22日で署名の受付は終了しました。おおぜいのみなさまのご協力ありがとうございました。

署名意見

私たち生活クラブ生活協同組合は、人間が人間らしく自然と共生して持続的に生きていくために「食料」「エネルギー」「ケア」の自給ネットワークづくりをめざし、エネルギー政策においては「脱原発」「エネルギー自治」「CO削減」を基本に事業をすすめています。2012年には秋田県にかほ市に「生活クラブ風車夢風」を建設し、その後も再生可能エネルギー発電所を自ら開発し広げています。また、2016年には新電力「㈱生活クラブエナジー」を立ち上げ、再生可能エネルギーを中心とした「生活クラブでんき」の共同購入をスタートし、現在2万人近い組合員が参加しています。

2023年3月 IPCC 第6次評価報告書(統合報告書)では、「2035年までに世界全体で60%の温室効果ガスの削減、二酸化炭素でいうと65%の削減が必要」という更なる削減を求めています。先進諸国は、2035年までに電力部門の再生可能エネルギー導入目標を70~80%とし、再生可能エネルギーへのエネルギー転換を加速しています。一方、日本政府は5月にGX脱炭素電源法案を可決し、東京電力㈱福島第一原子力発電所事故以来、原発への依存度を下げるとしてきた方針を撤回し、原発推進に舵を切りました。事故の終息も未だ見えず、巨大なリスクを抱える原子力発電は即刻廃止すべきです。また、⼤⼿電⼒会社によるカルテル、新電⼒の顧客情報の漏洩・不正閲覧、経済産業省の再生可能エネルギー業務管理システムの不正閲覧などは、独占禁⽌法や電気事業法に違反する⾏為であり、公正な競争環境整備とその手段としての発電・送配電の所有権分離は不可欠です。

食とエネルギーの自給は「国民のいのちを守る」安全保障の観点からも大変重要であり、国産のエネルギーは再生可能エネルギーしかありません。私たちは、日本政府のエネルギー政策に対し、再生可能エネルギーへの転換の加速とそのための制度政策の転換を求めます。
                  
要望事項

1.脱原発、脱石炭火力を脱炭素政策の柱として早急に実現することを求めます
2.エネルギー基本計画を早急に改正し、2035年の再生可能エネルギー電力目標80%以上を求めます
3.発電と送配電の所有権分離と再生可能エネルギーの優先接続・優先給電政策を求めます

 
 

署名にご協力お願いします (2023年12月22日締切)

日本のエネルギー政策の対案として、脱原発、脱炭素と再生可能エネルギーへの転換の加速を求める署名にご協力お願いします。

【署名の要望事項】
1.脱原発、脱石炭火力を脱炭素政策の柱として早急に実現することを求めます
2.エネルギー基本計画を早急に改正し、2035年の再生可能エネルギー電力目標80%以上を求めます
3.発電と送配電の所有権分離と再生可能エネルギーの優先接続・優先給電政策を求めます
※署名の受付は2023年12月22日で終了しました。
オンライン署名はこちらから

紙で署名したい場合、署名用紙のダウンロードはこちら

※紙で署名した場合、最寄りの生活クラブ配送センターやデポー(店舗)に提出をお願いします。

◆取り扱い責任団体
生活クラブ連合会・生活クラブエネルギー事業連合 エネルギー政策提案実行委員会
◆署名締切 2023年12月22日(金)

 

 
【2023年9月1日掲載】
 

 

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