生活クラブではたまごの親鶏に、国内で鶏種の生産と改良ができる純国産鶏種の「もみじ」と「さくら」を採用しています。日本の気候・風土にあわせた育種改良が重ねられた鶏種です。
また、太陽光と自然の風が入る「開放型鶏舎」で育てているのも特徴。飼育するケージの数を少なくし飼う密度を減らして鶏のストレスを軽減し、人の目が届きやすくなることで、鶏の状態をこまめにチェックすることができます（※）。

※一部の生産者は、鶏が鶏舎の中を自由に動き回れる平飼いをし、「平飼いたまご」として取り組んでいます。
 

たまごを産む鶏の飼料にも配慮しています。遺伝子組み換えの混入を防ぐため分別したトウモロコシや、大豆かす、なたね油かす、そして国産の飼料用米を配合。鶏を飼育する全期間にわたり、抗菌性物質は使っていません。また、採卵から72時間以内の出荷を基本としています。採卵日も明記しているので、鮮度を確認できるのも特徴です。

生活クラブのたまごは、生鮮品として組合員に届けられるだけでなく、マヨネーズなどの調味料やおかしなど、さまざまな消費材の原料にも使われています。ぜひ、毎日の食卓に取り入れてみてください。

※生活クラブで取組む鶏卵は、生活クラブの自主基準を準拠する規格で生産されています。鶏卵の生産者はエリアによって異なります。
 

生活クラブのカタログに掲載されたレシピや、組合員の投稿レシピなどが満載。消費材の食べ方が広がります！

プレーンオムレツ

★生活クラブ食べるカタログ2024年2月2回号「消費材のひみつ　ビジョンフード鶏卵篇」より転載しました。（2024年2月更新）
 

 

鶏卵はビタミンやミネラルをバランスよく含んだ良質のたんぱく源です。鶏卵に含まれるコレステロールを気にされる方がいますが、いくつかの生活習慣病と鶏卵を食べる量との間に関連は認められなかったと報告されています。しかし、これはいくら食べても良いということではなく、コレステロール制限に関して医師による指示がある場合は従うことが求められます。健康な人がやみくもに鶏卵を問題視することはありません。

参考：厚生労働省『日本人の食事摂取基準（2020年版）』

生活クラブの採卵鶏のアニマルウェルフェアへの考え方

ヨーロッパのアニマルウェルフェアに対応した採卵鶏の飼い方には、ケージ（籠）の中で鶏が動き回れる面積を確保する
方法（エンリッチドケージ）などがあります。生活クラブはこれからも採卵鶏の飼い方を調査研究し、長期的な視点に立ってアニマルウェルフェアへの対応を進めていきます。
鶏卵の提携生産者のひとつ「生活クラブたまご」では、アニマルウェルフェアへの対応のひとつとして2018年から生産方法を変えました。たまごをあまり産まなくなった鶏は、飼料や水を制限すると羽が生え変わるとともに、たまごをよく産むようになります。こうした生産方法をやめました。
＊「株式会社生活クラブたまご」が生産する鶏卵を供給している生協は、生活クラブ東京・神奈川・埼玉・茨城・栃木・群馬・ふくしま・庄内です。「生活クラブ食べるカタログ 平飼いたまご特集」2019年3月3回号より転載しました。（2022年9月更新）

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